劇場公開日 2024年9月20日

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「子供の希望で観に行きましたが…」トランスフォーマー ONE romiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5子供の希望で観に行きましたが…

2024年9月23日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

え…何これ…面白いじゃん…!と大分序盤から目を見開きつつ鑑賞しました。
6歳息子が映画館でポスターを見て「これ観たい!」と言うので観ることに。なのでもちろん予備知識ゼロで、「トランスフォーマーね、なんかタイトル聞いたことがある気がするな…?ポスターとタイトルから察するに、変形ロボのドンパチかな?」くらいの薄い期待でシアターに入ったのですが、冒頭から緻密に練られた世界観とCGの素晴らしさとキャラクター設定の妙にしっかり引き込まれ、夢中で観ておりました。主人公の周りのキャラがしっかり立っていて、気の置けない大親友、気が強く優秀な女上司、偶然知り合った滅法明るいおしゃべり男、お決まりですが楽しい。
また、搾取する側と搾取される側、贅沢三昧の支配階級とブラックな環境を強いられる労働階級という社会風刺もあり。まさか生まれながらの格差という世知辛い問題がロボットだけの世界でまで起こるなんて、なんとも切ない気持ちにも。

ちなみに息子にはそんなストーリーや出てくる単語も少し難しかったのか、途中で「あと何時間かな?もうすぐ終わるかな?」なんてじゃっかん退屈そうに言ってましたが、後半の戦闘シーンは迫力があり、固唾をのんで見入っていました。終ってすぐ「おもしろかったー!」と。よかったよかった。

観たら分かりましたが、他作(原作?)の前日譚的な位置づけの作品なのでしょうね。無鉄砲な主人公に振り回され呆れながらも信頼して行動を共にしていた親友が、徐々に様子がおかしくなっていき…そのあたりから特に引き込まれました。強い絆で結ばれていた親友同士が袂を分かち、ヒーローとヴィランという宿命の敵同士になるまで…王道といえば王道のストーリーですが、やっぱり面白いですよね、うんうん好きですよそういうの。という感じで大満足で劇場を出ました。
さて、おそらくあると思われる後日談というか本編を、さっそく探してみます。

romi