「身近に迫る竜巻の迫力がヤバすぎ。竜巻へのアプローチの仕方はレトロ 。」ツイスターズ マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
身近に迫る竜巻の迫力がヤバすぎ。竜巻へのアプローチの仕方はレトロ 。
本編始まる前のワーナーのロゴ辺りから既に不穏な雰囲気で始まる。
画面が風に揺れる葉に代わり、Nikonのカメラとともに主人公ケイト登場。雲が垂れこめる草原が表れ、ここを竜巻が襲うんだなと思う。草原で逃げ場がなさそうで、竜巻が来たらヤバそうだ。
ケイトの最初の竜巻研究チーム、なんか竜巻舐めきった軽い感じで、オイオイ、コイツら竜巻相手に危機感無さすぎで大丈夫かよ、と思ってたら案の定5人のうち竜巻接近組の4人はケイト残して3人竜巻の餌食になる。
やっぱお前ら竜巻舐めすぎだったぞ、と思っても後の祭り。最初、この5人で竜巻に挑む映画かと思ってたら、パニック映画の最初の犠牲者用員だった。なるほど。
おかげで初っぱなから竜巻の恐ろしさを存分に味わった。実は1番前の席で見てたから竜巻を遮るものがなく、この時、僕も竜巻に巻き込まれて死んだ。
この後ワシは何度も竜巻に吹き飛ばされ、グルッグル巻き込まれてもみくちゃにされる。
とにかく間近で見る竜巻の恐ろしさは想像を絶するレベルで、ビュンビュン吹く風の凄まじさはハンパなかった。
最新の気象学の知見に基づく専門家の説明や、Aiを使った竜巻予測、それに伴う避難指示なんてのが有るかな、と期待したが、それはなかった。少し残念。
きっとアメリカ版の気象庁、気象予報士は関わってないと思う。
それどころか、民間チームだからか竜巻に対するアプローチや対策はレトロで、20世紀、或いは昭和のテイスト。あちこちに観測機器を張り巡らして、データ分析は安全な場所でなんてことじゃなく、経験と勘と天賦の才で竜巻に直接近付く。まったく危険極まりない。お陰ですごくハラハラ、ドキドキした。
ちなみに、1番前の席で見るのは、吹き替えか邦楽(もしくはネイティブレベルに聞き取れる言語)にしたほうが良い。字幕だと読みずらい。あとIMAXは1番前の席を1度やって失敗だと思った。
(IMAXは後方の席もIMAXの没入感の良さが生かせないと思った)