「前作ツイスターでは牛が飛んでいたが」ツイスターズ taketakekiさんの映画レビュー(感想・評価)
前作ツイスターでは牛が飛んでいたが
続編のこの映画では「人」が飛ぶ飛ぶ、情け容赦なく飛びまくる。
前作同様、映画を面白くさせる為ならば大量虐殺をも厭わない事で有名なスピルバーグが制作総指揮なので( おい) 冒頭に出てくる可愛い眼鏡っ子なんて他の映画だったら助かったのに、あっさりと竜巻に飲み込まれて死ぬ。他のメンバーも死ぬが計何人かは忘れた。
ようやく、橋の下に逃げ込んだ男女が助かるかと思いきやスピルバーグが
「この男は殺した方が話しが盛り上がる!」と監督にアドバイスしたので( 想像です ) 不思議な力が作用して男だけ竜巻に吸い込まれて死ぬ。
そして、五年後。生き残った二人が「 竜巻突撃系YouTuber 」 と共に巨大竜巻に突撃するという話し。
竜巻を止める為にオムツに含まれる「 高分子なんとか体」を竜巻に投げ入れて、竜巻の水分と結合する事により竜巻を止める。という主人公のトンデモ科学に振り回されて死んだ同級生達が哀れでならない。
オムツは密閉されているんだから水分を吸収するんであって、大気中に高分子をばら撒いても、その殆どが拡散されてしまうんだから竜巻を止める事が出来ないと科学に疎い自分でも分かるんですけど、どうなんでしょうか?
終盤に向けての映画館に逃げ込んだ人々を襲う竜巻がまるで「 映画 ザ・フォッグ 」のように恐ろしい。この竜巻自分の意思持ってるんじゃないの?
どこに逃げても助からないのに、あえて竜巻に突撃するところは格好良かったなぁ。ラストの締めかたも良く、この映画を見てつまらないって言う人はいないと思う、万人にお勧めできる娯楽映画です。