劇場公開日 2024年5月25日

「国は大規模再開後のメンタルヘルスシステムを構築すべき」生きて、生きて、生きろ。 komomo_chataさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0国は大規模再開後のメンタルヘルスシステムを構築すべき

2024年8月15日
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シニア世代の密着。
あの夫を亡くした女性も、医療が助けてくれたと言うより“夢”で助かったわけで。息子を亡くしたアルコール中毒のお父さんはこれからが大変だと思う。今後アルコールは一滴たりとも飲めないわけだから…。

みな原発のせいにしているが、産業誘致で潤っていたのは市民という部分もある。沖縄然り。

看護士はクセ強め。声がうるさく感じた。

何か表面的な事はわかったが、もっと若年層、それこそ、学生や子供たち、家族、現役世代の父親、母親らからも話しを聞きたかった。
結局、次の世代がこの街を担っていく。その人達の生活ぶりや症状なんかも聞きたかった。医師の話だと2018年が子供の自殺が日本で一番多かったらしいが、その後の年の推移を追跡して、現在どうなっているのか?も知りたいところ。若い世代はやはり福島を離れてるのか、それともポツリポツリだけど戻っては来ているのか、なんかも知りたいところだ。

また医師の引退後、引き継ぐ若い医師はいるんだろうか?
大規模な災害によるPTSDは、今のところ対症療法しかない。劇中でも触れていたが、災害後に辛い体験を気軽に話す・聞くシステムを確立すべきではないだろうか?能登大地震にも福島の教訓は生かされておらず、ライフライン復旧、寝床、食事、トイレ問題などかなり後手後手で、お正月にニュースを見て正直驚いた。少なくとも日本は地震列島なわけだから、平時に非常時対策に力を入れておくべき。今だと全て個人頼み。政府・民間力を合わせ、災害対策とともに災害が実際起きた時にすぐ機能するメンタルヘルスシステムも構築すべきと思う。

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komomo_chata