ジガルタンダ・ダブルXのレビュー・感想・評価
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まさかの反骨エンタメに変貌
前作の『ジガルタンダ』を未見のまま鑑賞。あらすじを読むだけだとちょっと前作がどんなテイストだったのか想像できないのだが、単体の作品として楽しませてもらった。
インド映画はいくつものジャンルが絡み合い、ストーリーも二転三転していくことが多く、これも例に漏れず、後半になってまったく違う映画であるかのごとき変身っぷりを見せる。だったら前半の悪党っぷりと整合性取れるのかとか、あの8ミリカメラで音とかどうやって録ってんの?とか、まあ細かいことはいろいろあるけれど、怒涛のエモーションとメッセージで持っていかれて感動すらしてしまう力技は、隙はあってもいい映画の証拠だなと思うと同時に、このアプローチを流用すればプロパガンダ的に感情の操作もできてしまいそうな怖さもある。まあ、映画とは本来怖いものだと折に触れて思い出させてくれることはありがたいが。
とはいえ『シビル・ウォー アメリカ最後の日』ともスピリット的なものが共通していて、ルックは古いが、今日にも通じるメッセージが胸に刺さる。娯楽の根幹に反骨であることに好感を持たずにはいられない。「純度の低い正論は響きません」というセリフが朝ドラ「虎に翼」に出てきたけれど、(多少雑でも)純度の高い正論をぶつけてくる映画だと思う。
『ジガルタンダ』の前日譚
『ジガルタンダ』の続編って事ですが、時間軸はコッチの方が先で、
『ジガルタンダ・ダブルX』→『ジガルタンダ』の順です。
『ジガルタンダ』の続きと思い、最初の30~40分ぐらいは、前作こんな人いた?いなかったよな?と、つながりを悩みに悩み、集中できなかった(笑)
これから観る方は、前日譚と思って観てもらえば混乱せずに楽しめます。
『ジガルタンダ』を観てなくても特に困らないけど、観ておいた方が最後なるほど!と熱くなれます。
観てないと気付かずに終わっちゃいます。
この映画を観て、また『ジガルタンダ』が観たくなりました。
僕は、コッチの方が好きです。
かなりアツイ話だったけど、少し話が分かりずらかったかな…
でも、良かったです♪
圧巻のエネルギー量!今年ベスト級!
新宿ピカデリーで鑑賞。
平日午後の時間だが、8割以上席が埋まってて驚いた。
とにかくラーガバー・ローレンス演じるシーザーの魅力が圧倒的。
序盤、夕陽のガンマンのコスプレでスクリーン?から登場するシーザーで爆笑!
ただのコメディ映画なのか?と思いきや、どのアクションシーンも圧倒的な熱量で撮られて、ダンス、アクション(殺し)に、次第に引き込まれた。
後半、シーザー帰郷後に村人が一眼となって奴を倒すシーンは七人の侍的な展開で胸熱。
シーザーの子供が生まれた時、(これ絶対フラグやん!)ああここで終わってくれーと内心思わずにいられなかった。
その後の展開、、、、どう感想をもっていいやらまだ整理出来ないが、映画館でこんなに感情を揺さぶられたのも久しぶり(いや、初めて!?)
とにかく凄いものを観てしまった。
上映館が少ないのが非常に勿体ないので、是非拡大上映してほしい!
映画に出たい極悪ジャイアン、思わぬ方向へ
町を牛耳る凶暴極悪なジャイアン的主人公が、リサイタルならぬ映画に出たいと監督募集ってどんなストーリーかと思いきや、インターバル後は全く予期せぬ方向に。グイグイ引き込まれる作品でした。
映画のもう一つの大切な機能
冒頭からは、「ああ、またぶっ殺し・血しぶきのインド映画か」と気持ちがやや萎えかけたのですが、物語は意外な方向へ爆走を始めます。悪逆非道な土地のギャングの親分の暗殺を命じられた刑事が彼に接近したところ、その親分の映画好きに思わず巻き込まれて行くお話です。
インドの片田舎でクリント・イーストウッドを崇拝した映画館があるなんて、それだけで魅力的で是非行ってみたくなるではないですか。そして、「いや、それでいいの」とツッコミを入れようとすると、そんなのドンドン無視してぶっ飛ばして行くスピード感に翻弄されます。
また、「映画を撮る映画」という形式から想像される「映画」とは「ストーリー映画」ですが、本作では、「現実を記録し世界に後世に広く伝える」という映画のもう一つの大切な機能に収斂していくのも素敵です。
映画好きの気持ちを色々詰め込んでギュッと五目おにぎりにした様な作品でした。
インド映画ってこんなに面白いのかと改めてたまげた!(笑)
過去にも何本かインド映画を観ましたが、確かにインド映画ってめちゃくちゃ熱量が高くて、感動しまくりのものが多かったです。ただしその割には、ストーリーは結構さっぱりと忘れています(笑)。つまり盛り上がりすぎて、忘れてしまうという弊害?があるのかもしれません。この作品は、シリーズ2作目だということですが、ラストに3作目の予告のようなシーンがあったのでぜひまた観てみたいと思いました。作品は冒頭からはかなりハイペースでダイジェスト版を観ているようでした。ですので理解できないところもありました。それが最後には全部回収されますから、その醍醐味をぜひ味わって欲しいと思います。ギャングのボスと意気地なしの主人公(映画を制作すると言ってそのギャングに近づいた)が、どんどん成長していく姿は秀逸です。柱となるのは権力者たちが、部族や象たちを殲滅するという構図です。その権力者たちの悪を白日の下に晒していくという痛快ものと言えるかもしれません。キャッチフレーズにあるように、映画という芸術を通して権力悪を痛烈に叩きのめすのです。インドは植民地であった時代から常に権力に脅かされてきたという歴史があるがゆえ、爆発的な正義の反抗心があります(ガンジーの抵抗運動を彷彿とさせる展開もあります)。それから本当のラスボスがわかった時のドンでん返しにはビックリ!結局そのラスボスは自らの地位の獲得のために森と部族と象を殺したのです。映画のクレジットでは動物を殺してはいないとはいえ、可愛い象が殺されるシーンは残酷でとても悲しかったです。
追記 釈迦の生まれた国だからこそ、インドに対する親しみは半端ない私でした。
1作目の『ジガルタンダ』観てない上での感想ですが、最初はイースウッ...
1作目の『ジガルタンダ』観てない上での感想ですが、最初はイースウッドミーツインド映画というボンクラ寄なのかなと思ったら、あんな風に展開して着地するとは。全映画ファン必見の作品ですよ。
映画の力で巨悪を倒せ! 熱い映画愛を信じているのが素晴らしい。
1970年代のインド南部タミル地方。
新人警察官が、ギャングのボスを暗殺するために映画監督になりすます。
映画の力で巨悪を倒せ!
熱い映画愛を信じているのが素晴らしい。
マカロニウエスタン!
クリント・イーストウッド!
意外な展開に驚き!
これは掘り出し物でした!
映画監督になるのではない、映画を作った者が映画監督なのだ
面白かった。インド映画は基本3時間でお得!(関西人のサガか…)。通常の物語りに加えてダンスミュージカルパートが入るのが尺が伸びる所以だとは思うが今作の主役シーザーを演じたラーガバー・ローレンスはそもそもがダンス振付師だったそうでパパイヤ鈴木にもよく似ていてギャングの親分なのだがそのキレッキレのダンスと圧倒的な腕力、戦闘能力の高さで「俺様の映画を撮れ!」というストーリーを違和感なく受け入れてしまう。RRRを彷彿とさせる政府権力と原住民の対立構造がベースなのだが時代は70年代で日本でもまさに「私にも写せる」家庭用8㎜が大流行した頃のインド南部のタミル地方を舞台にクリント・イーストウッドのマカロニウエスタンオマージュと映画愛が絶妙にからむ私ら世代の映画なのだ。「ペンは剣よりも強し」のペンを8mmカメラに持ち替え音も何故かちゃんと録れている「シュート」アクションが絶妙。日本で公開されるインド映画に間違いはないことを改めて実感した。
映画愛!!が、てんこ盛り!!
月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好き。
なので専門的過ぎないライトな紹介を書いてます。
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気が弱いながら正義感は強いキルバイはひょんなことから
殺人犯に仕立て上げられ、無罪になりたければ
町の極悪人シーザーを暗殺せよ!と
これまた結構な極悪人の警察署長に言い渡される。
シーザーは映画が好きで、
特にクリント・イーストウッドのマカロニウエスタンが好きで、
そのワンシーンを模して気に入らない相手を処刑すると言う
とんでも無い男だった。
キルバイはインドで高明な映画監督の弟子だと偽って
シーザーに近付くのだが〜〜〜
全体の三分の二まではインド映画らしく荒唐無稽、傍若無人
よくもそこまでやるか!!みたいな場面が続くのだけど
最後の三分の一は、あ〜〜〜〜〜〜
インド映画がすごい事は先年の「RRR」を引き合いに出すまでもなく、
超娯楽作品の中に社会問題、それも特大の社会問題を
これでもかとぶち込んでくる。
派手で、楽しいだけじゃないインド映画の底力と志の高さ!
さらには映画大国らしく映画愛に溢れた今作のメッセージを
ぜひ味わって欲しいワ〜〜〜〜
映画は世界を変えられる!!(号泣)
絶対劇場で!!
「肉体一つで」
今年228本目。
インド映画楽しそうで見に行った作品。
ちょっと調べたいなあとアプリで「ジガルタンダ」の2作目。インド映画は肉体一つで敵を倒すと共に非武装、その場にある武器だけで倒す所も好き。「映画」がテーマ。そこは見てのお楽しみ。
人が映画に選ばれるとき ヤーヤーヤーと音がする
映画作りをテーマにした映画として傑出した作りである。
イーストウッド専用劇場を作ってしまうほど映画好きのマフィア、シーザーのもとに新人警察官キルバイが映画監督の「レイ先生」を名乗って潜り込み、シーザーの暗殺を狙う。
シーザー達「ジガルタンダ極悪連合」陣営は、州首相選挙をめぐって悪徳警察署長の陣営と対立しており、キルバイは冤罪からの釈放を条件にこの暗殺を請け負うのである。
しかしシーザーは強い。マンモス強い。また裏切りものに容赦しない。前半はシーザーに正体がバレるかバレないか、逃げれば獄中に逆戻りのサスペンスとなっている。
そこで、キルバイ(レイ先生)は勝負に出て、お前もゴッドファーザーのように弱者を助けなければならないと、ならずものがはびこる故郷の森に誘い出すのだ。
そこで象の密猟を行う、怪物的ヒールと西部劇ルックのシーザーが戦い、それをキルバイが撮るというフィルムの戦いが描かれる。
これがクライマックスのように思われるが、物語は初期に提示された政治/選挙の腐敗によって、別の方向に導かれてゆく。これまで撮ってきたフィルムが意味を与えられ「映画」の役割が浮上する。
これは映画を撮るという行為によって小心なキルバイが自らの視点を社会に問う映画監督に変身する話である。
ちなみに、キルバイが持つ(映画業界の友人から借りる)カメラはCanonの「Auto Zoom 518 Super 8」。音声同録はなく、1ロールに録画できるのは3分ほどだが、フィクションなので気にしてはいけない。
RRRに劣らぬ傑作。もっと多くの映画館で上映されるべき
fansvoiceのオンライン試写で鑑賞。
南インドのアクションとギャングとイーストウッドへのオマージュを詰め込んだ南インド版ゴッドファーザーかと思いきや、後半からの怒濤の展開が凄いし情緒がガンガン揺さぶられて寝られそうにない。
オンライン試写でも十分面白かったが、やはりこれは映画館で観るべき映画。
冤罪で逮捕された警官キルバイは復職のために地元のギャングの親分シーザーを倒せと警察に命じられ、映画好きのシーザーに映画監督のフリをし近づくが思いもがけない展開に…流血と暴力に塗れたインド版ニュー・シネマ・パラダイスかとおもいやそれだけでは無かった。
インドでは階級が上の人たちは肌の白い人が殆どなのでインド映画のスター俳優も肌の白い人ばかりである。金と力と権力があるギャングの親分シーザーでも、インド映画の主人公になれるわけないと言われるシーンで改めてインドの人種階級社会を痛感する。
階級問題、社会問題、政府の腐敗、すべてが絡み合って圧巻のラストに繋がる。
残念ながら都内での上映映画館が数館なのだが、平日昼間の回でさえ満員に近い客入りが続いているようだ。是非ともRRRのように拡大上映して欲しい。
そしてあのクライマックスは映画館でもう一度観たい。
後半しびれた。
前半は無理やり感が強くて何が何だか、という感じだったけど後半が良かった。シーザーにひかれていく映画監督の感じが良い。ああいうタイプの主人公はインド映画じゃないとなかなかいないだけに楽しめました。
お腹いっぱい。
インド映画って面白いなぁ。
ひとつの作品でいろんな映画いっぱい観た感じ。
こんなだと思ってたら、あんなになって、そんなになるって感心してたら、どんなんだ。
「サユリ」なんてまだまだだな。
お腹いっぱい。
インド映画って面白いなぁ、でもすぐ忘れちゃうんだろうな。なんか最近「タイガー」なんとかって観た記憶があるけど何も覚えてないし、バーフバリとかRRRも観たはずだけど。あんなに感動したのにバンジュラギおじさんもほとんど内容が思い出せない。
インド映画って面白いなぁ。
駒を殺しても仕方ない。30人殺しても100人送ってくる。本当の悪魔は遠くにいる。戦争に勝者はいない。
殺さない。逃げない。
そして無抵抗の抗議。映画の力。
めっちゃ感動したのになんだなんだ、いいのか。
おまえが映画を選ぶんじゃない。映画がおまえを選ぶんだ。 選ばれなかったみたいだな。
でもインド映画って面白いなぁ。
「おもちゃの拳銃」の価値
導入は、ハッキリ言って、ちょっととっ散らかってるし、こちらも誰が誰だか違いも見分けられないので、頭の整理が追いつかなかった。だが、人物たちの関係が明確になってきてから、俄然面白くなってきて、3時間近くがあっと言う間だった。
主要な登場人物たちが、一部を除き、善か悪かのシンプルな二者択一ではないので、その複雑さが物語に深みを与え、後半の展開の面白さや感動につながっていったように感じた。
ラスボスは、まあ読めるといえば読めるのだが、あまり気にならない。それ以上に、イスラエルとパレスチナを思い起こさせるような、または身近でも日常的に見られるような為政者による人権侵害に対して、この作品が訴えるメッセージの迫力が優っているからだろう。
映画の中で、8ミリ映写機を「おもちゃの拳銃」に例える場面が出てくる。そして、拳銃と8ミリカメラを向け合うショットがポスターやパンフレットの見開きでも使われている。その8ミリカメラという武器が持つ価値は、監督が観客を信頼して初めて効力を発揮すると思うし、スッバラージ監督はその力を信じているのであろうことがストレートに伝わってきて、心を動かされる作品だった。
本編中でも、銅像がさりげなく登場するガンディーが訴えた「非暴力不服従」は、これも本編で描かれていたように、圧倒的な武力の前には余りに無力なように見える。だが、様々な人々がガンディーに学んだ非暴力不服従は、世界の至る所で花開き、現状を変えてきた。
例えば、今ならバンクシーの作品群が、社会に投げかける大きな影響力を持っているように、「芸術」という「おもちゃの拳銃」の持つ意味や価値が、そこにつながることを、この映画から改めて感じた。
クリント・イーストウッド愛にも溢れていて、そこも観ていて楽しい。インド映画が好きな方にはおすすめ。
パパイヤ風イーストウッド✖ジョニデ=痛快タミルアクション!
2022年10月に「RRR」、2023年9月に「燃えあがる女性記者たち」、そして今年9月は本作「ジガルタンダ・ダブルX」と、何故か3年連続でこの時期にインド映画を観てますね。まあ観る時期と内容には一切関係ないんですが、どの作品も極めて印象深いものでした。敢えて共通項を探すとすれば、歴史や社会問題、政治、民主主義と言った骨太のテーマを、色んな角度から照らしている作品だったということでしょうか。
そしてドキュメンタリー映画だった「燃えあがる女性記者」は別として、大ヒットした「RRR」も本作も、そうした骨太のテーマを一大エンタメ作品に仕上げていたのは流石と言うしかありません。両作品とも、テンポの良いストーリー運び、息を呑むアクションシーン、複雑な感情を交えた男同士の友情と言ったエンタメ作品に欠かせない万国共通の手法に加えて、インド映画伝統のダンスミュージカルシーンや、動物さんたちの活躍など、インド特有のローカル色も織り交ぜて、本当に面白い作品を堪能することが出来ました。
そして本作独自の特徴と言えば、クリント・イーストウッドの「荒野の用心棒」が物語の鍵になっていること。勿論イーストウッド自身は出演していませんが、彼そっくりに模したキャラクターが登場。最初はB級色全開だなあと思ったものの、これが大詰めになって伏線回収されてビックリ。感動巨編を形成する重要な要素に仕上げていくんだから、御見それしましたとしか言いようがありませんでした。
一方で「RRR」との大きな違いがあるという気も。「RRR」は、イギリスの植民地下でイギリス側の”悪者”と闘う話であり、まさにインド独立を描いた映画でありながら、国父マハトマ・ガンジー的な人物も理念も一切描かれない作品でした。対する本作は、1970年代中盤の話であり、インドが独立して30年近く経過した時代を舞台にしていましたが、”悪者”であるラトナ警視に立ち向かった”ジガルタンダ極悪連合”のボス・シーザーを中心とする部族の人達は、文字通り”無抵抗不服従”を貫いて殺されてしまいます。そういう意味では、まさにハマトマ・ガンジーの化身がシーザーであり、両作品は、本質的な部分というか、哲学の部分で対極にあるんじゃないかと思ったところで、その点非常に興味深かったです。
最後に俳優陣について。初見の俳優陣も非常に面白く、主役のシーザーは、イーストウッドに憧れるという設定でしたが、その風体はイーストウッドではなくパパイヤ鈴木さんそのもの。そんなシーザー役のラーガバー・ローレンスが、なんとダンス振付師出身と言うのだからまさにパパイヤさん!
そして一方の主役であるレイ監督ことキルバイは、キルバイとして登場した時は冴えない感じでしたが、偽の映画監督としてシーザーの前に出てメガネを掛けると、途端にジョニー・デップそっくりになったのでこれまた笑ってしまいました。
両主演とも、ダンスで魅せつつも感情表現豊かな演技も見事で、知らない俳優でしたけど中盤以降グイグイと物語に引き込まれていきました。
そんな訳で、本作の評価は★5とします。
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