心平、

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心平、

解説

2014年の福島を舞台に、立ち入りを制限された地域に足を踏み入れた青年とその家族の葛藤を描いた人間ドラマ。

福島の小さな村に住む心平は兼業農家の父を手伝いながら暮らしていたが、3年前の原発事故によって農業ができなくなってから職を転々とし、現在は無職だった。父・一平は心平に軽度の知的障害があることに向き合えず、小遣いを与えるだけで心平の将来については諦めていた。心平の妹いちごはそんな父と兄のために家事をする毎日にうんざりしている。ある日、一平といちごは近所の住民から、心平が避難中の家々で空き巣を繰り返していると聞かされる。家を出たまま帰ってこない心平を追ってある場所にたどり着いた一平といちごは、そこで思いがけない光景を目にする。

「SR サイタマノラッパー」シリーズの奥野瑛太が主人公・心平、テレビドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」の芦原優愛が妹・いちご、「なん・なんだ」の下元史朗が父・一平を演じた。監督は「ダラダラ」の山城達郎。

2023年製作/105分/G/日本
配給:インターフィルム
劇場公開日:2024年8月17日

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(C)冒険王/山城達郎

映画レビュー

3.0たくさんの心平

2024年9月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

福島には心平と同じ気持ちの人がたくさんいるんだろうなあ。障害の有無や年齢に限らず、その土地じゃなきゃダメな人が。

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ミカ

3.0心平。なあ、おまえはここに居ればいいんだよ。

2024年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ここで生きていく、なのか。ここでしか生きられない、なのか。
ラストシーンを見るかぎり、ここで生きていこうとする心平の決意は感じるが、はたして彼ひとりで生きていけるのか不安は拭えない。結局誰かの助けは必要で、でもその助ける誰かも誰かの助けは必要で、結局社会は、何人もの人のつながりで成立しているのだろう。人それぞれに性格や能力があるように、人それぞれに社会における役割がある。心平は、心平のできることをやればいい。これは、閉塞した今の日本の過疎で日常的に起こっている問題。障碍者、高齢者、、社会の弱者はいくらでもいる。年老いた父と障碍をもつ兄を持つ妹のいちごだってその一人だ。
日本全国旅をしてもかつての繁栄の面影はいくらでも目にするが、華やかな未来を予感させる風景(それは大都会東京も含めて)はひとつもない。この先、日本はどうなってしまうんだろうという不安しかない。
先日、与党総裁選におけるニュースで、かの若手候補が「年金受給は80歳を越えてからでもいいのでは」と言ったそうだ。日本の男性の平均寿命は81歳なんだぞ?40年近く(もしかしたらそれも延ばすのか?)払ってきて、たった一年しか年金がもらえないってことか?
また、東大の授業料も来年から2割増し(54万5800円→64万2960円)だそうだ。国立最高学府はまったく縁はないが、それでも気の毒に思えてしまう。タダ同然でさえいいと思うのに。
国は、なにか方向性を誤っているよな。なあ、心平。

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栗太郎

3.0金魚鉢の中で

2024年8月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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uz