劇場公開日 2024年9月6日

「タイトルが秀逸です」ナミビアの砂漠 邦画好きさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0タイトルが秀逸です

2024年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

単純

萌える

 今をときめく河合優実主演の「日常」の映画です。137分にわたって、彼女の恋愛や生活を捉えお話自体はまさに令和の現在の女の子の話なのですが、だんだん壊れていくヒロインに対して嫌悪感しかいだけません。しかし、一時も目が離せないんです(笑)
 確かにあくまでも自然な感じで豊満な胸も拝めます(爆)男優とのエロいシーンではないですし、サービスカットとしか思えません。しかし、その胸も含めて立ち居振る舞いがめちゃ魅力的なんですね。今の御時世に逆らうように喫煙シーンも10回くらいは出てきます。ひょっとしたら彼と二人でキャンプ地で楽しんでいたのは◯麻だったかもしれません(汗)
 監督の山中瑶子はまだ27歳で、この「ナミビアの砂漠」が初めての長編作品ですが、この作品の演出はとても斬新で、面白いカットも理由のわからないシーンもたくさん出てきますが、一番面白かったのは激しい喧嘩を繰り返すヒロインたちの隣に住む唐田えりかとの「キャンプだホイ」でした。あのシーンでヒロインは少しづつ平常心を取り戻したのだと思います。 途中で何度も切れかけた金子大地もなかなかいい感じで、ハッピーエンドを予感させてくれます。
 タイトルの「ナミビアの砂漠」はヒロインがスマホでナビブ砂漠の人工オアシスの定点観測のシーンを2度ほど観ていることと、エンドロールに、その画面が映りますが、彼女の心が砂漠化していくことに対しての彼の優しさがオアシスなのかな?とも思います。

邦画好き