「ストレスが溜まり続けた」ナミビアの砂漠 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)
ストレスが溜まり続けた
現在大ブレイク中の河合優実。俺的には推しヒロインランキングにはまだ入れてはいないものの、稀有な空気を持つ女優だと感じており注目はしている。 “あんのこと”でもその存在感を放っていた彼女の主演作ということで、また他とひと味違う何かを見せてくれるのではないかと期待して観賞。
が、しかし・・・
【物語】
カナ(河合優実)はエステ脱毛の施術を仕事とする21歳。特別な生き甲斐も持たずに漫然と過ごす日々。同棲しているホンダ(寛一郎)はカナを大事にしており、特に不満があるわけでもないが、すでに彼との生活も刺激の無いものになっていた。
そんなある日、たまたま繁華街で出会った映像クリエイター、ハヤシ(金子大地)に新たな刺激を求める。 ホンダの留守中に彼と暮らす部屋から自分の家財と共に突然姿を消し、ハヤシと暮らし始める。新生活に心躍らせたのもつかの間、徐々にささいなことが原因の衝突が増えて行く。
【感想】
最初に書いてしまうが、今年観た75作中で一番楽しめなかった。
感受性も、洞察力も凡庸な俺なので、映画観賞本数が増えても作品の理解力あまり磨かれないが、これまでの映画体験で感じることが1つある。「すごく面白い」と思える作品は冒頭の5分で物語や主人公の設定、置かれた状況がスンナリとクリアに頭に入る。中には序盤は謎だらけで後半面白くなる作品も無くはないが、俺が“傑作!”と思う作品は例外なく、スンナリ作品に入れたように思う。
で、この作品だが、全く分からなかった。
まず最初の5分でストレスを感じ、中盤から終盤でストレスが解消することを願いながら、一生懸命観続けたが最後までストレスは増すばかりだった。
残り30分くらいになると「早く終わらないかな」ということばかり思っていた。
主人公の状況や性質はそれでも徐々に分かって来るのだが、共感できるところは皆無と言って良い。ホンダやハヤシが気の毒になるばかりで、カナを応援する気には最後までなれなかった。
ストーリー的にも?
あらすじを書こうとして良く分かった、書くことが無い。
「お前にはこれが分るかな?」と試されている系の作品。
申し訳ありません、私には一切理解できませんでした!
とにかく、俺は観賞を勧めできない。
今年初の☆1