「日常だけど独特な世界観にズルズルと引き込まれていく」ナミビアの砂漠 ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
日常だけど独特な世界観にズルズルと引き込まれていく
河合優実好きとして、着目していた作品、ジャパンプレミアで鑑賞。
予告や、取っている賞からも、独特な世界感なんだろうな、とおもっていたが、想像の上を行く独特性。
そこに河合優実の名演が混ざり、終始ニヤニヤしながら観ていた。
決してわかりにくい映画ではなく、個性的なキャラクターの意外な行動に、理解できる、できないと考えながら観るのが楽しい。
2時間あまり、正直長いと感じていた。ただ、退屈なわけでも、すごい夢中になるというわけでもないが、目が離せなかった。
身近にありそうでないような世界に触れたとき、いつのまにかズルズルと引き込まれていく感覚。
新しい体験をさせてもらった。
俳優陣はみなとてもよかった。
河合優実は、喋っても喋らなくても、カナそのものになっていて、生態を理解するために全ての行動に目がいった。
彼氏役、林の金子大地は…理解できない。笑 けど逆に気になるような演技であった。
そして、もう一人好きな、唐田えりか。ミステリアスな役柄がピッタリで少しの時間ながら印象的な役柄でさらに好きになった。
独特な世界観の象徴がカメラ。手持ちでの撮影がとても味が出ている。スタンダードサイズの作品はいい作品が多いね。
大画面で見るのもよいが、公開されたら、ミニシアターとかで、しっぽりまた観てみたい。
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