シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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リーおばさん千キロの旅?
1.おばさん主人公はきつい
2.それを緩和するために、あの若い子加えた?
3.あの太ったお爺さんも連れて行くのはどう?
4.4人の危険な旅行記だった
5.その旅行で、若い娘が覚醒する?
6.大統領の側近の黒人カッコつけて殺されていた
7.最後の方の若い娘のゲロ、リアルだった
8.でも、ゲロ自分で片付けてなかった
9.ホワイトハウスって広いんだなぁ
10.市街戦、作りものっぽかった
11.カメラマン、あんなに最前線行ける?
12.若くて可愛い娘は最強だ
13.最後残った2人、きっとくっついた。
【本文にネタバレ無し】もうHPの段階で事前に考察できる パンフレット買えばなおさらだ❗️でも話と画面がつまらない【個人的な意見です 人による】
イャぁ 結論から言うと 『プライベート・ライアン』『地獄の黙示録』『戦場にかける橋』
知ってる人間からすると
画面がオモロ無い なんか局地戦で 戦争感が中途半端 でちっとも面白くない。
スピード感も俺としてはイマイチなかった。
そう、この映画は基本ロードムービーかも
ケイリー・スピーニー の実質的な主役感も ゲロ もハンパない
本当の主人公のダンストさんと言うより
実生活での夫
オスカー俳優ジェシー・プレモンスさんの『どこのアメリカ人だ❗️❓』的なセリフが全てかも 【予告編動画にあり】ネット時点でホームページHP時点で 枠組みはほぼほぼ書かれてます。
有料🈶パンフ にはコラムがいくつかあるが 1つはホームページにも重複掲載 つまり事前周知❗️
もう 反 🃏 反🃏 でウンザリ←コレもHPでほぼほぼわかるが 映画の内容と関係なし❗️
過去の事件なんて知らんがな
あっ ほぼ99%の人は予習してないから
画面だけなら 単なる内戦映画です。内容自体は映画館でご確認を❗️いろいろあります❗️是非スクリーンで❗️
ただ 局地戦すぎて 画面が超つまらなかったし
この動画の時代に 戦場カメラマンもなんだが
邪魔になるから 戦場カメラマンは 超しらけた😒
過去の戦場カメラマンもそうじゃがな せいぜい『最前線の最後列』ダヨ❗️嘘くさい【コレは全て 単なる粗い個人的感想】
でも 最後の結末❓❓と ケイリー・スピーニーのゲロ は感じ入った❗️是非劇場映画館で❗️
ほんとに制作背景知りたいなら 少なくとも ホームページは全読破して❗️
余裕にある人は 有料🈶パンフも 良いですよ❗️
皮肉なことに 有料パンフ🈶は 高得点
A24は こう言う作品は初心者🔰カモ🦆と感じた個人的に
予想に反して満員🈵
惹きつける力があるのだろう 俺はわからなかった こじんまり感だけ感じた
どうでもイイけど アメリカ音楽 にこだわった ようだけど
最後の 延々と嫌がらせのように続く エンドロール 歌も🎤『もっさり感』が半端なく これは字幕だけになったら脱出おすすめ
最後のエンドロールだけは何も得るものは無い 虚しく感じた
なんか 旧日本軍の太平洋戦争WW2以前の日中戦争中国侵攻みたいな 線ではなく 点を感じた スモール&少しショッキング
人によりますので 是非 ご覧ください。 俺が合わなかっただけです。
1379km
内線が勃発したアメリカで、戦場カメラマン志望の若者の成長と、彼女を支えるベテラン記者たちをみせるお話。
14ヶ月もの間表に顔を出さない大統領にインタビューする為、NYからホワイトハウスに乗り込もうと企てるベテラン記者たちに、23歳の若者が同行を申し入れ巻き起こっていくストーリー。
人の醜さや残酷さをみたり、それを淡々と取材する先輩記者をみたり、体験したりしてというところで成長していくお話しで、立場や設定は違うけれど、何だか超マイルドな地獄の黙示録という感じ。
なかなか面白い話しだったけれど、ラストのパイセンとの行は、それを撮ってる姿に何を感じさせたいのか…そこからの流れをみるとなんか違和感というか、作り手と個人的な印象にズレがありそうな感じになった。
それにしても大統領ポンコツ過ぎね?
アメリカ人が見る映画
アメリカで大ヒットしたということですが、なるほどアメリカ人が見れば面白いのかも。
日本人の私が見ても、つまらないとは言わないけど面白いとも思えない。
内戦が起きた理由も分からなければ、内戦が終わったのかどうかもよくわからない。
どうしてジャーナリストの目線で内戦を描いたのかもよくわからないし、ジャーナリストの内面につっこんだ描き方にもなっていない。
アメリカ人には何かピンとくるものがあるのかな?
なんだかこの映画をけなしているような書き方になりましたが、よくできた映画だとは思います。
でも、日本人が見ても「う~ん」という感じ。
新しい戦争映画
正確には戦争映画ではないかもしれない
戦争映画にありがちな開戦理由やどちらかの正義を問われる事がなく
主人公達は一発の銃弾も撃つことがない、何が正しいのかは全く分からず
首都ワシントンD.C.を目指す下手なホラーより怖い地獄めぐりみたいな
ロードムービー的映画
正義も無くなり無関心だったり逸脱したものも出てくる混沌
オチといいまさにアメリカというものの最後でありこの先はもう分からない
最近はスッキリ勧善懲悪のドッカン映画が多かった洋画の横っ面をひっぱたく様な
映画でとてもいい映画だと思います。
(逆に言えば戦う映画やら爽快感を期待してる層は回避を奨励かも)
なるべくいい音響施設の映画館での鑑賞をお勧めします
小娘
が死ねばいいのにと思った。
こういうコメントは良くないのだろうか。
だが、若い女性とジャーナリストの嫌なところを集約したような小娘だった。
私はジャーナリストと称する人種は大嫌いだし、
若い女性とも可能であれば仕事はしたくない人間だ。
それはこういうことが起こりうるから。
女性であることを利用してあほな男に取り入り、
先輩女性に尊敬してますぅなどど甘言を弄して取り入り、
最終的にはそれらを踏み台にしてのし上がろうとする。
まさにそれを体現した女だった。
ラストで額を打ち抜かれるのが彼女だったらどれだけ小気味良かったことだろう。
だが、死んだ先輩女性もそうしてのし上がったのかも?
ストーリーも酷かった。
なぜ内戦が始まったのか全く分からず、
まるで中東のそれのようでプリミティブで民主国家の欠片もない。
いくら何でもアメリカでこれはない。
観ていてずっとどことは言わないが中国の悪意を感じざるを得なかった。
中国資本の映画?
昨今の世界情勢を見るに付けアメリカがこうなったら、
世界少なくとも日本は終わる。
それを切望する勢力のプロパガンダ映画としか思えない。
今日こそポジティブなレビューを書けると思って足を運んだのに、
期待を裏切られすぎた。
あなたも内戦の最前線に立つことになる
なんの前情報も入れずに観に行ったら、いきなり撃たれてしまった。
心構えが無くなんとなく風刺戦争映画っぽいんだろうな、などと思っていたが、現代の本物の内戦に、いきなり自分ごと立たされてしまう。
戦場カメラマン志望の23歳の女の子も、実のところは全然分かってなかったんだろう。
IMAXで見たおかげで、本当に内戦の最前線に立たされたような臨場感。恐怖と怒りと悲しみと、世界で繰り広げられている戦争もリンクして、こんな世界にしたのは誰だ?と、こみ上げてくるものがある。
彼女とともに、心構えのないまま最前線にいたつもりなのに、彼女はいつの間にか私たちを置いて行く。
覚悟がないなら観るな。覚悟がないなら戦うな。覚悟がないなら…
覚悟を持って世界の指導者が観るべき、そういう映画でした。
制作意図は高く評価していい作品
感想
2024年11月5日にアメリカ大統領選挙が実施される。核となる二大政党、現政権の民主党。パワーオブバランスの原則論からいくと次期政権は共和党という概念は21世紀の今日、日々、刻々と変わっていく世界の政治状況を見る限り全く通用しないものとなっているのは明らかである。現に今回の大統領選挙の二大政党の支持率を見るとその差は僅差であり、ここだけを見るとアメリカの世論が二分されているように感じる。
大統領候補者の資質の判断やアメリカ本国内における人口増加によるダイバーシティの深化が進み多元的思想に基づく経済行政運営などは合衆国と言うだけのことはあり、法律、政治、経済、文化思想における分野に於いてまで50州分の考え方が明確に別れてきているのも最近の傾向である。
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それにしてもこのような映画がいつかは出来るのではないかという予想はしていたが、やはり創ったな。という実感で制作が米映画界のダイバーシティ深化の代表とも言える問題作連発のA24。今年の春、全米でたった2館で公開されながらも2週間全米興行収入1位を記録したというニュースを見て絶対に観ておかなければいけないと感じ、映画館に足を運んだ。
世論分断どころか、現政権に対して21世紀のシビル・ウォーを起こしたカリフォルニアとテキサスの西部連合(WF)。そして連邦から離脱したフロリダを中心にした他州連合の第三勢力までもが絡み全米を巻き込む、WFよる現政権に対しての戦闘が展開されている状況。戦線はWF優勢で末期状態。ニューヨークから内陸部を経由して無法地帯となっているアメリカ東海岸地区を南下、陥落寸前のD.Cを目指して大統領に直接インタビューを試みようとするロイター(ユダヤ系創業者。現実の非米国報道会社名が映画内で使われていたのもショック!)通信の雇われ報道記者の主人公達の視点を中心に世界中の紛争戦争におけるジャーナリズムの意義とは何かを考えさせるのかと話の途中まで考えていた。
しかし結論はそこにジャーナリズムの意義などを感じさせる余裕さえもない、怒りと暴力の応酬による権力装置の奪還の瞬間しか描かれていなかった。まさに硬直化し、泥沼化した人間の姿を冷淡に克明に記録する記者と使命(大統領殺害)を全うするのみに執着する兵士の姿しかなかった。最後に大統領のコメントが聞けそうになる落ち着いた展開があるのかと思わせる雰囲気はあるのだが、弁解の余地無くあっと言う間に生命が奪われてしまう。人間性の俗悪な低次元な部類の振る舞いで歴史が形創られてしまう恐怖が語られる。人間性を優先して行動する本人自身が抹殺されてしまうという理不尽な世界を描いていたのだ。現実的で極めて冷徹な恐怖である。後味が必ず悪いのがA24制作全作品の特徴である。
製作・脚本・演出・映像
政治的な圧力もかかったと思われるテーマを臆する事なく勇気を持って創り上げた心意気は◎。
設定的に統治機構の重責を担う連邦警察の廃止やカリフォルニアとテキサス、民主党の牙城州と共和党の保守本流の中心州の連合と武力闘争など現実的に考えられない設定であり、話はあくまでもリアルなようで原則論としての政治的視点からはズレる大担な状況設定であった。脚本のみの出来は深く突っ込めない事情もあったのだろう。⭐️3程度の出来と感じる。
実際のところ2024年10月現在ではテキサス州の民主共和双方の支持率は極僅差で共和党優勢であり共和党絶対優位ではなく民主の想定外大逆転もありうると空想された原因となっているのかも知れない。
演出的には厭世観とジャーナリズムの真迫観が感じられる描写でありドキュメントを観ている様であった。軽率に描かれていたアジア系ジャーナリストがホワイトプアそのものの考え方を持つヤバい白人(ジェシー・プレモンス)に射殺されるシーンもショックで目を見張る。製作者であるA24の勢いの強さを感じる。
映像はVFXの進歩により現実に想定される映像として遜色のない出来映えとなっている。◎
配役
報道記者達の出身と出自がアメリカそのものを反映しており興味深い。全うな人間性を併せ持つ報道記者であるリーをキルステン・ダンストが今までにない役どころとして淡々と地味に演じている。新進ジャーナリスト、ジェシー役のケイリー・スピーニーも人間的に一皮剥ける過渡期の役を上手くこなしており印象的であった。また気がおかしくなるのを必死に抑え、大統領に最後のインタビューを試みた南米系のジョエル役ワグネル・モウラも印象的で記憶に残る。更に老練で常識的な人間性でほぼ現在の政治的主流意見を持ち合わせている黒人のサミー役の名優スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンも素晴らしい演技で良い味を出していた。
現実としてのアメリカの統治機構は大統領統率の形は取られているが、司法、行政的に見ても三権の分立は厳しく守られていて、簡単に分離独立を一つの州が唱え実現するのは難しいだろう。しかし映画の中で描かれる個人主義に基づく極端な保守白人優位思想などは多民族国家の中でこれから問題が大きくなる可能性があり注視していく点として描かれているところは評価できる。
作品として流動的な政治状況と様々な現体制の意見に臆する事なくひとつの主義主張を映像化した事と俳優陣の素晴らしい演技に敬意を払って2024年現在の評価としては⭐️4とした。
IMAX鑑賞
結構良かったです。
国家が何故分断されたのか?とか大統領がストーリーと関係しない所で投降してたりと説明が無い部分が多かったが一般人視点から見たこんな感じなのかな?とも思った。皆んなよくわからないまま短期間で内戦まで事が進んだ感じなのかな?と思う。
結構迫力あって面白かったが空白の部分は想像に任せる的な内容みたいだ。
シビル ウォー アメリカ最後の日
この映画は観る人によって色々な意見と云うか評価が出ると思う。ジャーナリストのを題材にした面もあるし,とにかく人間の残酷さが描かれている作品でもあるね。死が他人事になる過程は残酷だよ!映画の中盤で「どこのアメリカンだ?」って。考えてしまう重要なセリフ。
監督さんがどの様な意図で作品に想いを込めたかは分からないけど内戦理由は差ほど関係無いのでしょう。また,戦争にうとい日本人には理解出来ないところもあるかもしれません。
キルスダンストンさんは上手く演じていましたよ!
ゾンビを内戦に置き換えたヤツ
見に行ってみたが、思ってたのと違った。
⚫︎思ってたもの:分断の現実に警鐘を鳴らし、人間同士の憎悪を鋭くとらえた問題作。
⚫︎見たもの:ゾンビで崩壊した世界を放浪する的なヤツの、「ゾンビ」を「内戦」に置き換えた感じ。終末紀行+無謀ジャーナリスト物語。
どちら側のアメリカ人か
予告を初めて観た時から楽しみにしていました
でも予告から想像していたのとは全然違っていました
悪い人達によるアメリカの内戦を良い人達が解決するヒーローもの、よくあるハリウッド作品かと思っていました
でも全然そうじゃなくて、戦場カメラマンの4人組を中心にアメリカの内戦が描かれています
戦場カメラマンの視点なので、なぜ内戦が起こったか、どっちが悪いか、そういうのはストーリー外です
「PRESS」と書かれた防弾ベストを着ていても撃たれないわけじゃないのに、激しい銃撃戦の中にも入って行くカメラマン、そこまでの使命感ってなぜなのでしょうか
撃たれた人を助けるより先に写真を撮るカメラマン
それがカメラマンのやるべき事だけど、写真を撮るより助ける方が優先するべき事と思ってしまう私はそこが受け入れ難く、だからあのラストの2人の行動に「何で」とずっと心に引っかかったままです
そんな戦場カメラマン、敵かわからないのに「相手が撃ってくるから撃つ」という兵士、それが戦争というものなんでしょう
終始セリフがあまりなくとても臨場感がありました
悲惨なシーンも多く、そんなシーンなのに軽快な音楽が流れたりして、そういう違和感が効果的だったと思います
何よりも心に残ったのが「What kind of American are you?」と、何事もなくごく普通の日常を過ごしている服屋の店員さん
私はあの店員さんだと思いました
これは警告映画
人を殺したくもないし殺されたくもない。
戦争になったらこの内容どころてはない。
もっと人間は無関心ではなく、政治や世界情勢に賢くならないと平和に暮らしていけない時代になった気がした。
誰が味方か敵は誰なのか?紛争や戦争はそういうもの。終始機関銃や爆弾の音で映画は終わった。感動も何もない。だから人類に対する警告映画。
A24の最高傑作
パニックウォー映画ではない。絶対に映画館で、ドルビーシネマで観るべき映画。
ストーリー、演出、カメラワークどれをとっても凄い。面白く、哲学的でこれぞ映画。
人間の欲求には四番目があるのか?「戦闘欲」。愚かな人間の考え方がありありと映し出されて魂が抜けるような。
それは兵士達や主人公達、街の人々にも、全ての人に言える。
戦争との距離感
架空のアメリカ内戦を、戦争カメラマンの目を通して描く、戦争映画ならぬ「戦争体感映画」。
なぜこのアメリカ内戦が起こったか?などといった細かい設定は説明せず、いきなり「内戦状態」から始まる。そしてそれも終戦間際。戦場カメラマンを主人公にすることでどちらの立場も取らせず、ただ戦争のリアルを描いてく。
ニューヨークからワシントンD.Cを目指すことになる主人公たちが遭遇するのは、今までさんざん語られてきた戦争の悲惨さや怖さだけではなく、国民の「無関心」。自身に火の粉が降りかからない人たちにとっては、ネットで見る何処かの戦争と大して変わらない。それが自分の国のことであってもだ。
この映画のすごいところは、戦争への「無関心」「距離感」の描き方である。
今まさに世界中で起こっている戦争に関して、ほとんどの人がネットで知っている。が、情報として知っているだけである。そのことを再確認させられる。
あえてアメリカ内戦を舞台にし、戦場カメラマンの視点を使うことで、戦争への距離感を0にするという試みが見事に成功している。
映画館から家に帰る途中、町の風景を見ながら「戦争がおこったら、どんな風景になってしまうんだろう」と想像した。話の通じなさそうな大人が銃を持って立っているのを想像して、心から平和を願った。
もしかしたら
140本目。
もしトラ、ほんトラなら、内戦が起きるとか、起きないとかの都市伝説があるとか、ないとか。
まあそれは置いといて、リアル近い映像、ホワイトハウスでとなると、近未来を観てる様な錯覚に陥る。
そして、報道ジャーナリストとして変わっていく姿、刺激に刺激を求める姿に、ちょっとした恐さを覚えたりもする。
キルステン・ダンスト
先週観た憐れみの3章に出てた旦那さんも芝居がうまいが彼女もうまいね〜。映画ファンならこの夫婦からしばらく目が離せません?映画は戦闘シーンが迫力たっぷりなので好きな映画です!ただしエグい描写が結構あるのでR-15にすべき。
音響が秀逸
ベテラン戦場カメラマンに、強引に弟子入りする少女(?)の、波乱に富んだ戦場体験の"健気さ""哀しさ"が今ひとつ迫って来ないが、
21年の米合衆国議会議事堂襲撃事件に象徴される、国内の分断をきっかけに、南北戦争ならぬ東西戦争のモシタラ危機を描いた物だろうが、戦争映画としては緻密で、緊迫感にあふれた退屈させない映画に仕上がっている。
特に、耳をつんざく爆発と、鼓膜が破れた様な静寂の音響効果が新鮮だ。
近年最高の悪夢体験!珠玉のバーチャル絶望エンターテイメントを貴方も!
現代アメリカ内戦をカネかけてリアルに描くって!?ワォ!
というのが初報の感想。
ジャーナリストの視点で描くと聞いて、「ンーーーまぁた左巻き巻きの映画かなぁ〜?」と若干心配したけど、そんな事はなかったですね。
ジャーナリストってやつも大概やなって感じで描かれるし、人種差別的な人も出てはくるけど、こんなのぶっちゃけどの陣営にもいるっしょって感じ。
いかにもトランプっぽいグレートアメリカアゲインな大統領(DCを抑えている)にインタビューしたいジャーナリスト達のロードムービー。
この4人の主要人物の地獄巡りを通じて各々のキャラクター性をコンパクトに刷り込んで来る。この中の誰が死んでも(酷い目に遭っても)ダメージ喰らうだろうな、というところまで持っていく手際が見事。
このテでやられると、それ以降全てに不穏さを感じるし、ずっとビクビクするしかなくなる。上手い。
金掛けてるだけあって説得力ある情景と出演陣の演技とキャラクター配置で常に緊張を強いられる。最近寝不足で、エイリアンとかもちょいちょい意識失いましたけど、この映画ではそんな暇はありませんでした。
特に最前線であるシャーロッツビルに構築された西部連合の集結地の描写は圧巻でしたね。うわ、軍事大国の内戦ってこんな事になるんだっていう迫力が豪華な画面からヒシヒシと伝わって来ました。
最後まで戦場の緊張感と共に、誰がどんな目に遭うか分からない展開は見事でした。
映画ならではの楽しい悪夢が見られる機会を見逃すな!
どうやって内戦に至ったかとかは心底どうでもイイんですよ。むしろフォーカスした主要人物達を通じて断片的な情報を見せていく手法は映画として大正解じゃないかと思いますね。やたらに経緯を描いてたら、それこそ思想強めで見てられないものになったんじゃないかと。ロメロのゾンビ映画と同じで「どうしてそうなったか」より「そこでどう生きるか」を主眼に据えているんだと思います。
で、こんなにフレッシュな体験ができる映画そうそうないのに、劇場はガラガラ。
(音が凄いってんで、席数の多いDolbyAtmos環境で観たんで余計に際立ちました)
本当に洋画暗黒時代を感じますね...。
こっちではむしろ本物の絶望を味わう羽目になりましたとさ。
違和感
カメラのファインダーを通して、戦闘や人の死に対する恐れを失っていく女性。戦争の現実がどこか他人事となっていく。それは人間性を失うことなのか、それとも人間性の一面なのか? 私はこの映画に没入できなかったので、星2つ。
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