シビル・ウォー アメリカ最後の日のレビュー・感想・評価
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割と普通
現実になってもおかしくないリアリティ
アメリカが内戦により分断され、同国内で同国民が殺し合い、命が簡単に失われていく様を
淡々と映し出されるがゆえ、戦争の恐ろしさがよりクリアに伝わってきた気がします。
加えて、音響による演出がハンパなくエッジが効いていて、
何度も「ビクッ」としました。Dolby Atmosで観たため、より一層“音”による迫力があり
圧倒されましたね。
俳優陣、特に主演?のキルステン・ダンスト(リー)とケイリー・スピーニー(ジェシー)が
光っていましたし、ジェシー・プレモンスの不気味且つクレイジーな演技も
素晴らしかったです。
ジャーナリストの視点から描いた内戦・戦争は、
肉眼では悲惨な状況にうつるのに、カメラを通すとどこか人ごとと言いましょうか、
客観的に見えてしまう、そこがまた恐ろしいと感じました。
その点においては、後半に火の粉が舞うなか車を進める主人公たちが映しだされるのですが、
戦火にも関わらず、どこか幻想的で美しくもあり、そう感じてしまった自分に、
そういう感情になっていいのか?と自問自答をしながら観ていました。
底冷えする恐ろしさを感じた次第です。
ロードムービーになっているため、道中含む行く先々の出来事がいちいち強烈で
ラストまでダレることなく一気に観ることができました。
ラストにおけるリーの死は、ワシントンD.C.での戦いが始まると、
リーになんとなく死亡フラグが立っているように見えていたので、納得ではあるものの
ある意味ジャーナリストとしてプロフェッショナルであったジェシーの冷静さに
違和感がありつつも、どこか納得感もあり、鑑賞後感は悪くありませんでした。
なんというリアリティ、なんという没入感、
私的フェイバリットにはならないと思うものの、すごい作品に出会いました。
音響がすさまじさが際立つ戦闘シーンはもちろん、写真家映画としても優れた一作
現実には絶対党派性が一致しそうにないテキサス州とカリフォルニア州が同盟を結び、アメリカ全土が内戦に突入する、という設定だけ聞くと、トンデモ近未来SFみたいですが、変容したアメリカをジャーナリストと戦争写真家の視点で描いた本作は、戦争映画というよりもむしろ、ロードムービーに近い内容となっています。
「内戦」であるため誰が敵なのかも判然とせず、そもそも内戦の状況はどうなっているのかすら分からない中での首都・ワシントンへの旅は、不穏な雰囲気を全編に漂わせていますが(各所での評価通り、ノンクレジットで出演したジェシー・プレモンス演じる赤いサングラスの男の恐ろしさは、やはり際立っています)、その描写は「漂泊するアメリカ」を描いたケリー・ライカートを想起するような、美しさも併せ持っています。
現実の戦場に肉薄した音響を実現したという戦場の場面はもちろん凄まじい迫力で、身がすくむような恐怖すら感じるほどですが、同時に主人公、リー(キルステン・ダンスト)ら戦場写真家が収める写真の美しさが心に焼き付きます。写真という表現媒体の持つ力強さを実感する場面であると同時に、武器も持たず戦場に身を投じ、死にゆく人々を写し取ることへの葛藤と陶酔という、写真家の心理にも迫っていて、戦場写真家の映画としても鋭い作品となっていました。
報道雑誌を連想させるようなパンフレットは、シビル・ウォーの背景を理解するうえで役立つマップや、要所要所で非常に効果的に用いられている楽曲解説など、資料としても非常に優れているので、劇場で販売していたら、購入をお勧めします(品薄とのこと)。
また、本作を通じて戦場写真家について興味が湧いた人には、伝説的な写真家ジェームズ・ナクトウェイの、文字通り彼自身の視点に近接して描いたドキュメンタリー、『戦場のフォトグラファー ジェームズ・ナクトウェイの世界』(2001)をおすすめ!
最後まで
根底にある恐怖
日本での公開は一年遅れという記事をみた。アメリカ大統領選を間近に控えた今、公開としてはちょうど良いタイミングだったのかもしれない。余談やけど、日本公開に尽力した関係者の方には毎度感謝しかない。
特に内乱が起きた経緯とかは描かれずいきなりスタート。銃撃の音が足元にも振動として伝わってきて、こちらまで戦地にいるような気持ちになる。ただ、普通ではないのがアメリカの中で起きているということ。あんな光景を間近で見続ける記者もまた気持ちを押し殺して、自分の使命をまっとうするために闘っているんやろう。
人間は自分とは異種のものに恐怖を感じると何かで読んだことがある。その恐怖はやがて嫌悪となり憎しみの元になると。アメリカの歴史もまた差別との戦いであったり、他国と戦争をしたり、根底には恐怖という存在が常にあるのかもしれない。自由の国といいながら、自由を維持するためにルールが多いのもまた然り。
次々と死んでいく人たちを横目に記者たちがみる最後の光景は?それはぜひ劇場で!これは映画館で観るべき映画です🎬
ジャーナリストの成長物語
カリフォルニアなどがUSAから独立することを、ジャーナリストをストーリーテラーとして展開していく映画だと思っていました。
しかしそうではなくて、アメリカ内戦を取材する若手ジャーナリストの成長を描くものでした。
最初のうちは凄惨な現場に嘔吐していたのが、後の方では死を前にしても平然とできるようになりました。
映像は生々しくて戦いの悲惨さを訴えていましたが、どことなくジャーナリストの「偽善」のようなものを感じてしまいました。
ベテランの女性ジャーナリストが終始無表情でしたが、もしも一回でもフンとでも笑ったらそれはある有名な(猛暑日を伝えたディレクターにレポートを続行するよう促した)女性アナウンサーになるのでは?と思ってしまいました。
最後にはベテランの後を継ぐジャーナリストの成長で終わりました。
未見の方は若手ジャーナリストの成長に目を据えて観ることをおすすめします。
迫力は満点以上で、ビーストとハマーの激突はすごかったです。
残るのは瓦礫と死体の山と勝敗だけ
危険と隣り合わせな戦時下の戦場カメラマンの危機にハラハラした。
内戦中なので治安が悪いというか、政府側なのか、分離独立派なのかも分からないようなヤツらが、戦闘状態じゃないところに銃を持ってウロウロしている。他国と戦っているのとはまた違った恐怖感である。
ワシントンDCへの道中、通りがかりに立ち寄ったガソリンスタンドでさえ銃を持って武装していて、相手の勘違いかなにかで誤解を与えてしまっても、撃たれて命を落としかねない緊張感がある。
(追記)この時、米ドルでなくカナダドルで払うという下りもニヤっとさせられる。
僕はこれ以降、覚悟を決めて、リーも含めて、もういつ誰が殺されてしまってもおかしくないなとハラをくくった。
映画観賞してるだけの僕がハラくくっても意味がないのだが(^^)、そんくらいリアリティがあって緊張したということだ。
建物にこもって狙撃してくるヤツがどっち側か分からないみたいな会話も、戦時下だとあるかもしれないと思えてくる。
特にダンプから死体を穴に落としてる赤サングラスなんか、よく分かんないヤツはとにかく殺すのがデフォルトで、あと30秒遅かったら多分みんな死んでた。
僕は、リーも23歳駆け出し戦場カメラマンも、最後には撃たれるか爆発で死んでしまうと諦めていたが、意外に23才女子がしぶとく生き残った。最後のホワイトハウス近辺での行動は見ていてずっとハラハラしどうしだった。生き残れば勇猛果敢だが、死んだら無謀である。
最後に自分をかばって撃たれたリーをそのままにして、撮影を続けるとこなんか、カメラマン魂を超えて、興奮から来る狂気に見えた。
政府軍が勝つと思ってたら、分離独立派が勝ったので、アララと思ったが、まあそれはどうでもイイ事である。
あと、予告やポスターの文言から、アメリカの分断を正面からとらえて問題提起するみたいな物語だと思って期待していたが、内戦下の戦場カメラマンの物語という感じだったので少し肩透かしを食った。
しかし、観賞後に映画.comの解説見たら、ちゃんとそう書いてあった。
しかし&しかし、緊迫感あふれる展開で映画にはドップリ浸かって面白かった。
分離独立派の国旗の☆2ヶがナイス。
惜しい、ツメが甘いな
現代アメリカの内戦が舞台である必然性がないです
一言で言うと、若い戦場カメラマンが、悲惨な戦場の光景や仲間の死を乗り越えて、一人前のカメラマンへと成長する物語です。
現代アメリカの内戦が舞台である必然性はありません。他国の戦争が舞台でも構わない。まあ、政府軍か反政府軍かもわからず、ただ銃を打ちまくっている人とか、どっちにも属さない町が出て来たり、バラバラなところがアメリカらしいのかも知れませんが・・・
でも、カリフォルニア州とテキサス州が一致団結して、ワシントンを襲撃するとか無理ですよね。ママさんバレーの大会なら、州の代表チーム同士で対決とかあるかも知れませんが、同じ州に住んでるからって、政府側か、反政府側のどっちかに、住民全員の意思を統一出来るわけなく、それだけで住民選挙になったり、デモが起こったり、大騒ぎになると思います。
それと、ホワイトハウス襲撃って、いくら混乱の中とはいえ、最後は、数名の兵士だけで突入ってことないでしょう。残りの兵士はどこへ行った? しかも、銃撃戦ですか? 今の時代、大統領の居場所を突き詰めて、ミサイル一発撃って終わりじゃないですかね? 米軍が中立で、州の軍隊だけで戦っているなら、そんな高度な武器はないのかもしれませんが、戦闘機も飛び回っていたはず・・・
そういうところが、気になるので、舞台は、架空でもいいので、どこか小さな国の内戦とかのほうが、戦場カメラマンの成長物語には向いている気がしました。
ジェシー・プレモンス
彼の出演シーンは怖くてドキドキしました。
しかし、戦争の最前線の先頭にジャーナリストがいて、足を引っ張りまくってるのはいかがなものかと。
昼食直後の鑑賞でも寝なかったので採点甘めです。
寝なかったのは、ケイリー・スピーニーがタイプだからかもしれませんが…
【”お前はどの種類のアメリカ人だ?”今作は、現代アメリカの政治的分断による起こり得る危機を激烈な戦闘シーンで描きつつ、本質的には、戦争カメラマン、ジャーナリストの在り方について描いた作品である。】
■アメリカ合衆国から、西部の諸州(WF)が独立し、内戦状態になったアメリカが舞台である。
だが、今作では何故内戦が歿発したかについては、政治的配慮もあるのだろうが詳しくは描かれない。
イキナリ、WFがハンヴィーや戦車に乗り、大統領のいる首都、ワシントンDCに向かう光景と、それに付いていくベテラン戦場カメラマンのリー(キルスティン・ダンスト)と記者のジョエル(ワグネル・モウラ)達は、大統領の単独取材を計画する。
そして、ベテラン記者サミー(スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン)やリーに憧れる新人カメラマンのジェシー(ケイリー・スピーニー)も同行する。
◆感想
・四人が、途中で遭遇する民兵グループ、レイシストの武装集団との遭遇シーンの緊迫感が恐ろしい。
特にレイシストの武装集団との遭遇シーンである。
多数の黒人たちを殺戮したと思われる死体を荷台に積んだダンプ。
そして、サミーが制止する中、リーとジョエルとジェシーらは彼らに接触しに行くが、赤いサングラスをかけた男(ジェシー・プレモンス:ご存じの様にキルスティン・ダンストの旦那さん。注目株の俳優である。)が銃を構えながら、”お前はどの種類のアメリカ人だ?”と聞きながら、一人一人の出身地を訪ね、運転手の男が”香港”と告げた途端に容赦なく撃ち殺すシーンや、多数の黒人たちを重機で掘った穴に埋めるシーンは、正に現在のアウシュビッツである。
・サミーの機転で危機を脱するが、この頃から新人カメラマンのジェシーの、危険を恐れない死の瞬間を捉えるスクープを撮る事に執念を抱いて行く姿に変貌していく様が恐ろしい。
日本人戦争カメラマン、沢田教一氏が撮影したべトナム戦争時に川を子供を抱えて渡る姿を撮った写真が、世界に強烈なメッセージを発信したのは反戦思想を伝えるためである。
だが、この作品では、そのジャーナリストとしての気概を持ったリーとパパラッチの如きジェシーとの対比が見事に描かれている。
・WFは、ホワイトハウスを包囲し、激烈な戦闘を繰り広げる。そしてホワイトハウス内に突入したWFの兵士たちは、職員を次々に問答無用で殺していく。
彼らについて、邸内に入るリーとジェシーとジョエル。だが、リーは無謀なジェシーのスクープ写真を撮ろうとする行動の盾となり、斃れる。
そして、WFの兵士たちは、最後には命乞いする大統領をも撃ち殺すのである。
その写真を撮るジェシーのレンズの中には、得意満面のジョエルもいるのである。そこには、戦争カメラマンやジャーナリストとしての使命感は感じられないのである。
<この映画は、現代アメリカの政治的分断による起こり得る危機を激烈な戦闘シーンで描きつつ、本質的には、戦争カメラマンの在り方について描いた作品である。
変質していく、戦争カメラマンジェシーの姿は、秩序が崩壊した時代に適応した象徴なのだろうか。
この映画には、希望は無い。只、絶望のみが残る作品である、と私は思う。>
歴史的傑作であり渾身の警告
かなり期待してたんだが、その期待をも上回る歴史的傑作来た!
現代に蔓延る分断の行き着く先にあるのがどんな地獄なのか、我々にとっても近しいアメリカを舞台に見せる地獄巡り。我々にとっての「神曲 地獄編」であり「地獄の黙示録」だが、戦場を巡りきっているベテラン3人に同行する観客は若きカメラマン ジェシーに感情移入出来る親切設計でもある。
そして、我々が訪れたことがあったり、ニュースや映画、ドラマなどで慣れ親しんだアメリカの光景のなかで行われる内戦…
マンハッタンの街中で星条旗を掲げて行われる自爆テロ、普通の大学らしき建物での銃撃戦、普通の農場に埋められる無数の死体、カレッジフットボール場の難民キャンプ、見知らぬ国で行われていた内戦とはこういうことだったのだな、と気付かされ震えてくる…
そしてワシントンD.C.包囲戦の迫力たるや…
ドラマで見慣れたホワイトハウスを高く囲うバリケードとそれを撃つ戦車、突入する軍隊、xxと写真を撮る兵士たち。いつかどこかで見た内戦の光景…
こんな世界にしてはならない、というアレックス・ガーランドの叫びが聞こえてくるよう。特に、アレの最後の台詞が出色。
音響が特に素晴らしかった。銃声のショッキングさ、無音、ポップミュージック、最大限の効果であり得べき世界を「体験」させられた。
今度の大統領選でトランプが選ばれても、選ばれなくてもこの未来に辿り着きかねないことが本当に恐ろしい。
演者も皆素晴らしい。初めてキルステン・ダンストを良い役者だと思った。また、特に素晴らしかったのはジェシーを演じたケイリー・スピーニーの段々と変わってゆく顔付きと、普通のアメリカ人をやらせたら右に出るもののないジェシー・プレモンスの『What kind of American, are you ?』。
どんな国だって分断が進めばああなる可能性があるんだ、という渾身の警告。
命の躍動を感じる
新人ジャーナリストのエピソードは不要としか思えない
冒頭から、既にアメリカが内戦状態に陥っていて、どうしてそんなことになってしまったのかについては、ほとんど説明がない。
確かに、現在のアメリカは、共和党(特にトランプ)の支持者と民主党の支持者との分断が深刻なのだろうが、だからと言って、カリフォルニアやテキサスやフロリダ等の州が独立に動くとも思えない。
映画の狙いが、「内戦が勃発したアメリカ」をシミュレートすることであるならば、下手に理屈を並べてその理由を説明すると、逆に現実味がなくなってしまうので、こうした、「原因はともかく内戦が起こっています」という描き方も「有り」なのではないかと思った。
実際、アメリカの街並みがウクライナやガザのようになっている光景はショッキングだし、水不足やら停電やらドルの下落やらによって市民生活が困窮している様子も生々しい。
何よりも、隣人同士が殺し合うという状況には戦慄を覚えるし、一行が住民の大量虐殺(の死体処理)の現場に出くわす場面では、「戦争の狂気」と「命の軽さ」が感じられて、肌感覚の恐怖を味わえた。
ラストのワシントンD.C.での激戦は、「戦争映画」としての本気度が伺えて見応えがあるものの、劣勢の大統領側が降伏もせずに最後まで戦い続けたり、大統領を問答無用で射殺してしまうところには、やはり違和感を覚えてしまった。
3期目を迎えているということなので、おそらく大統領は「独裁者」になっていて、それにふさわしい末路だったのだろうが、せっかくのチャンスだったのに、そもそもの目的だったインタビューがろくにできなかったことには、どこか釈然としないものを感じてしまう。
また、劇中、ベテランの女性ジャーナリストが、新人の女性ジャーナリストを教え導くような場面が度々出てくるのだが、それによって、戦場ドラマとしてのテンポや緊張感が途切れてしまい、間延びした感じになってしまったのは残念でならない。
それでなくても、新人ジャーナリストの勝手な行動とヘタレぶりにはイライラさせられたのだが、ラストでは、自分のせいで先輩が撃たれたのに、その様子を撮影するだけで、彼女を放置したまま、平然とその場を後にする姿には、あまりの非常識さに唖然としてしまった。
もしかしたら、戦場カメラマンとしての彼女の成長を描きたかったのかもしれないが、人命を軽視することがプロ意識であるかのような描写は、それこそ、ピントがズレているとしか思えない。
それから、報道クルーの全員がスチールカメラしか携行しておらず、映像や動画を撮影していないことにも、疑問を感じざるを得なかった。
どこかで観たぞと思ったら「宇宙戦争」!
戦争が悪とか、悲惨とか、 そんな価値観を壊してくれる。
戦場カメラマンを通じて描く、
最後は 大統領が ころされ
殺した兵士たちは 笑顔で
記念写真。
戦争が悪とか、悲惨とか、
反戦とかでも無く、右翼でも左翼でも無く。。
感じ方 善し悪し 意味は
観る者が 決めろ。。
凄いものを観た…と感じた。音響の良い映画館で観るのが最もオススメで...
無駄を省いた109分の素晴らしさ
合衆国の分断は有り得なくは無い。その原因は描かれていないが、映画として問題は無く、観ていて何の支障もなく物語に入りこめた。
「ふたつのもの」
⚫︎分断と意識と二つ星の旗。
⚫︎新旧報道カメラマンの視点
扱うカメラの違い
意味と意識の違い。
「蘇るもの」
⚫︎ベテランの見てきた戦場。
⚫︎タイムトンネルを抜け
トワイライトゾーンで現れた
失った記憶と知っていた記憶
それもアメリカ合衆国。
「経済・カナダドル・嗅覚」
⚫︎何故そうなのか予想する楽しさ。
⚫︎危機を切り抜ける経験と転勤。
最初に書いた通り内戦の説明は無いが、薄らとでも歴史を知っておくべきで、過去と同じじゃ無いと思うが、結局は利益に関するものかと想像する。終盤になって報道カメラマン志望の若手女性の動きと顔つきが変わる。その時のフィルムカメラを達人並みに操作し写す事に違和感は残るが、彼女の向かった「結果と未来」は意味があると感じた。同時にここだけ「感動的に作った」とも感じた。
この映画から …
冒頭に登場した自信無さげな大統領、
決して一枚岩でない自由の国、
狭い世界に生きる人間の姿、
隣人も憎しみの対象になる、
叫びたくなる絶望感、
勝者の達成感、
そんなものが見えた。
音楽と効果も秀逸だった。
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