「内戦って、寧ろ酷くなる??」シビル・ウォー アメリカ最後の日 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
内戦って、寧ろ酷くなる??
内戦状態になったアメリカを、ジャーナリストの目を通して描く物語。
トランプ政権誕生で顕在化したアメリカの分裂を、シビアに映した秀作です。
物語はロードムービーテイスト。ワシントンを目指すジャーナリスト達が、その道すがら目の当たりにする残虐な光景を活写します。
市民の分断、人間の残虐性、身近な死、そして恐怖・・・ユーゴ内戦を想起させるようなシーンの連続に肌が粟立つ思いです。
ベテランと記者志望の若者を組ませたのも秀逸でした。特に、想像を絶する光景に立ちすくむ若者の姿は、鑑賞している私の代弁者でした。
クライマックスは迫力十分。でも、中盤迄のリアルを失わない程度に抑えられていて好感が持てました。
私的評価は4.5にしました。
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