「記者の目から見た内戦」シビル・ウォー アメリカ最後の日 iroiromanさんの映画レビュー(感想・評価)
記者の目から見た内戦
クリックして本文を読む
戦時下の火の粉を浴びながらの報道。
真実を伝えることで世の中へ警鐘を鳴らしたい。
一方で極限状態で麻痺していく感覚。
ファインダー越しの現実はあくまで他人事。
画面越しの殺戮は陽気なBGMで映される。
命が奪われる瞬間を収めた写真を見て「いい写真」。
結局本物の恐怖・現実はカメラでは捉えられない。
すぐ近くで起こる悲劇に対しても人は無関心になれる。
ありとあらゆることを画面越しで手軽に見れる現代においては、自国の内戦すら他人事なのかも。
自身に銃口が向けられて初めて自分ごとになる。
その時はすでに遅い。
コメントする