「それで充分だ」シビル・ウォー アメリカ最後の日 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
それで充分だ
内戦状態となっているアメリカにて、ベテランジャーナリスト達と戦場カメラマンを目指す若い女性の成長(?)を描いた作品。
アクションスリラーと謳われていますが、終盤を除きちょくちょくジャンプスケア的緊張感はあるものの、どちらかというとジャーナリストのドラマ作品ですね。
画的なものを言えば終末感が漂っているのだが、謎に気の抜けたBGM達がその雰囲気を台無しにしているような…向こうではこういうのがウケるんですかね?
そんなこんなで内戦の恐ろしさや哀しさ、主人公達の厳しい旅路の描写がちょっと冗長かな〜と思ったが、市街戦になってからは手に汗握る緊張感!!ゾクゾクしますね。
敵勢力に目前まで迫られて…死ぬに決まった運命をどういう思いでそれでも抗うのだろうか。。
また、リーの立場からすればプロとしてある意味人の心を失くさないといけない側面もあるのだろうが…前半と後半で逆転する彼女らの姿も印象的だった…が、あれだけの事があって結局おまいさんが美味しい所を…ちょっと釈然とせんなw
全体を通し、アクションにしてもドラマにしても面白いがどちらにも振り切れていない感はちょっと否めなかったが、終盤の高揚感と悲壮感は兎に角良かった。
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