「265 撮った写真全部みせてくれ」シビル・ウォー アメリカ最後の日 NWFchamp1973さんの映画レビュー(感想・評価)
265 撮った写真全部みせてくれ
2024年公開
久々に目に入ることをそのまま消化すればよい映画でした。
昨今のメディアはフ3対7で事実を隠し
都合のよい発信をしていると思っているので、
そもそもジャーナリストの大義には懐疑的なんです。
これは日本は特に顕著。
はともかくとして
最初はもう一つ中身がつかめず一体誰が悪いのかわからず
どちらかが一方的にやられているのだけは伝わってきて
シャーロッツビルでようやく★★と星が二つの星条旗が
はためいていたので西部勢力が優勢とわかったんですがね。
にしてもニューヨークからワシントンまで回り道で
1000kmオーバーもするんですね。
この最中どこから敵が襲ってくるかに備え緊張感は高まり
実際ヒャッハー!してる奴は撃ち殺される。
最終目的地ホワイトハウスの立体的な描写は斬新で
カメラマンはリアルな目線。
戦闘機等は立体的に、とメリハリがつく。
ラストで前に前に出ていくケイリーちゃんと
怖じ気づくような仕草になるキルステンダンストでは
どちらかに死亡フラグがつくような流れになる。
勝利の瞬間にあっさりエンディング。
カントリー調バックミュージック多用の意味は?
そもそも私は人間を捕える目線は性悪説なので
どんだけ左巻きの方がへーわ、じんけ~ん、と言い聞かしても
赤いサングラスをかける奴は当然いるでしょうし
結局自らの正義のため(ワタシの暴力はよい暴力)に
略奪者には首吊りにしてしまうし
丸腰の事務官まで問答無用で射殺してしまうと思っています。
権力者を撃ち殺した後も記念撮影ってアリ?など
人間的な本質は結局残酷というところを見せつけ
監督の主旨としては一方的でなかったのが救い。
今の欧米の移民による治安悪化は明日の日本です。
また戦争を止めたいなら武器生産をやめればよいのにね。
物語はめちゃくちゃリアルには思えるが
早急すぎる理想主義者の世界的なあおりと
武器、麻薬の拡大により分断が進んでいると思うのだが
ここまで唱えてくれる映画はやっぱり作るの無理やろな。
80点
鑑賞 2024年10月17日 イオンシネマ草津
配給 ハピネット/A24
パンフ購入¥1000