「戦場カメラマンの物語」シビル・ウォー アメリカ最後の日 Kaori Krisさんの映画レビュー(感想・評価)
戦場カメラマンの物語
これは戦争映画ではない。
戦場カメラマンの物語だ。
それが、世界のどこでもない、自分の暮らす国で起きた戦争をファインダーで追ってゆく。
年老いたジャーナリスト
一流の戦場カメラマン
そして憧れだけで戦場カメラマンを目指す若い女性。
主義を声高に叫ぶのではなく
起きているありのままの事実をファインダーに捉える
そこに遺体があり
そこに小さな名もなき花が揺れる
ありのままの光景を。
この理不尽な国の、この慈悲のかけらもない現実に。
そうして、戦場カメラマンが誕生する。
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