劇場公開日 2024年10月4日

「戦場カメラマンの物語」シビル・ウォー アメリカ最後の日 Kaori Krisさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0戦場カメラマンの物語

2024年10月14日
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これは戦争映画ではない。

戦場カメラマンの物語だ。

それが、世界のどこでもない、自分の暮らす国で起きた戦争をファインダーで追ってゆく。

年老いたジャーナリスト
一流の戦場カメラマン
そして憧れだけで戦場カメラマンを目指す若い女性。

主義を声高に叫ぶのではなく
起きているありのままの事実をファインダーに捉える

そこに遺体があり
そこに小さな名もなき花が揺れる
ありのままの光景を。

この理不尽な国の、この慈悲のかけらもない現実に。

そうして、戦場カメラマンが誕生する。

Kaori Kris