劇場公開日 2024年10月4日

「不思議の合衆国のアリスたち」シビル・ウォー アメリカ最後の日 bando-8さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0不思議の合衆国のアリスたち

2024年10月14日
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思えばアメリカはずっと国外で戦争しつづけてきた。それは映画でもそうだった。
たまにアメリカで戦争があったと思ったら、敵はだいたい宇宙人かゾンビだった。
そんなアメリカが作った本土決戦としての戦争映画!と言いたいところだが、その実主人公が後身を育てる中に人生が〜。みたいな映画。
とにかく、映像がすごい。
わざとらしすぎないくらいの荒廃と、そこにドラマを与える人間のわざとらしくないくらいのヤサグレ感。
アメリカを移動する中で、魔法の国に迷い込んだようなのに、なぜかわざとらしくない地獄が次から次へと主人公たちを足止めする。
シン・ゴジラが俺たちの見たかったゴジラを描いてくれたけど、ゴジラというより日本を描いていたように、アメリカ人がみたかった戦争ってこれなのではないか、とさえ思った。

bando-8
bando-8さんのコメント
2024年10月16日

それでも斃れた半数の魂はあの若い彼女に継承されたのです。きっとそうやって主人公も一人前になったのでは、と思うと感慨深いですね。

bando-8
トミーさんのコメント
2024年10月14日

レビュアーの方にオズの魔法使を引用された方がいらっしゃって成程と思いました。現在のオズの旅は半数は斃れるんですね・・。

トミー