「…ただ、恐怖」シビル・ウォー アメリカ最後の日 エルフの耳さんの映画レビュー(感想・評価)
…ただ、恐怖
アクション映画で銃撃戦なんて見慣れていると思ったけど、楽しんで観られる類のものはあくまでファンタジーであり(今度からスター・ウォーズや007シリーズは個人的に“ファンタジー”と呼ぼう)、この作品ではもうリアルで…ただただ恐ろしかったです。
ジャーナリストや戦場カメラマンって…どうしてあそこまでできるんでしょうね。私なら内戦が始まったと聞いた時点で怖さのあまり胃潰瘍になりそうです。
戦争という大義名分の元では、人は虫を殺すより簡単に人を殺す。殺す事への恐怖心や罪悪感は完全に麻痺し、もはや息をするように当たり前の行為になる。戦争の話ではよく聞く話ですが、その恐ろしさを垣間見る事ができます。
21世紀にもなって未だあちこちで戦争をしている事も信じがたいけれど、アメリカがこれ以上分断しない事を私ごときでも切に願います。(観た人達から良い方へ変わって、広がっていって欲しい)
…胃腸や体調が優れない時には観ない方が良いかも!??
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