「これが内戦なのか!」シビル・ウォー アメリカ最後の日 ランタイガさんの映画レビュー(感想・評価)
これが内戦なのか!
映画の構成は良かったです。好きなタイプです。
ロードムービーはアメリカ映画の定番でもある。弱々しかった主人公が道中様々な出来事を経験して成長し大人になっていく姿を描くのも定番。
観ているこちらがストーリーにちょっと置いて行かれそうになるけどなんとか追い付いていく。
それにしても緊張しまくりだわ。
命の保証は無い。
捕虜を吊るし生殺与奪は俺にあると言う無慈悲。
前線の狙撃者には内戦の大義は無く向こうが撃つから撃つ。相手の事情は知らない。
福田村事件を思い起こさせるシーンが有ってどんよりした気分になる。
戦争に正義など無い本質を突き、戦争によって人の心が失われる恐ろしさが伝わってくる。
キャンプに着いた時にスクープに間に合わなかった事を悔いるシーンがあるがこれもPRESSがこの戦いを肯定しているからこそだろう。
後半、D.C.に到着後は理屈は無い、ただただ攻撃する、撃つ、撃つ、撃ちまくる。
特に大統領府に突入後のシーンは問答無用。
これが内戦、Civil Warなのか。
エンドロールの際には、映画を一本観終わった時の爽快感や高揚感はありませんでした。
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