「【ネタバレ注意です】戦争してる国の指導者に観てもらいたい映画でした。」シビル・ウォー アメリカ最後の日 onisuke3sさんの映画レビュー(感想・評価)
【ネタバレ注意です】戦争してる国の指導者に観てもらいたい映画でした。
トーホーシネマズにて、TCXスクリーンDolby-ATMOS字幕版で、10月5日11:55〜13:55の回で視聴しました。
幕間の予告編からも気になっていた作品であり、期待度高めに劇場へと足を運びました。
前半は、後半の為の時間という感じだったので、退屈な時間が多かったです。予告編の雰囲気が微塵にもなかったので、騙された…?と思ってしまいましたね。笑
中盤にかけては、戦争による治安悪化や政府軍VS西部勢力(と思われる)の武装民間人の戦闘、唐突に政府軍VS西部軍の戦闘に巻き込まれたり、戦争を楽しむ系のキチ西部軍に会ったりと、戦争をリアルに描いており『映画を作ったというより、実際の戦争をドキュメンタリー』したかのような感じでした。死亡シーンもリアルできつめなので注意が必要です。
後半〜クライマックスにかけては、映画を終わらせにいっており、中途半端で不完全燃焼ということもなく、とてもよく考えられていました。戦闘車、戦車、ヘリコプターもカッコよくて良かったです。海外なら旧式兵器を買い取れるはずなので、実際のものなんでしょうかね?
ただ一つ残念なことがありましたね。なるだろうなとは思ってましたが、リー・スミス(役:キルステン・ダンスト)を殺す必要ありました?ジェシー・カレン(役:ケイリー・スピーニー)が最後に成長して、リーからジェシーへと時代が変わったというのを描きたかったのは分かります。ただ、身近な人が自分のせいで死んだのに平気でいるのを見ると、急に現実に引き戻されてしまいました。映画だな…と。
ドキュメンタリーは好みではない自分が良かったといえるような作品でした。星5を言い渡せます。見てない人は一回でいいから見てほしいな。色々と考えさせられましたよ。
戦争してる国の指導者に観てもらいたい映画でした。
共感ありがとうございます。
恩人の遺体に向ける無感情な一瞥、あまりにも無神経なラストショット。これがこの映画の大きな見せ場と思いました。サミーたちの死からジェシーがどう変わっていったのか?