「小橋川さんを「あるあるあるある♪」と思えるか」かなさんどー くりくりぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
小橋川さんを「あるあるあるある♪」と思えるか
感動作品ではあるが、併せて沖縄検定を受けているつもりで観ると良いでしょう。
脇役登場人物の「小橋川さん(こばしがわ)」と主人公の一人の松田るか演じる「美花(みか)」との距離感をスッと受け入れられるならこの映画を楽しく感動して観れるでしょう。この二人、沖縄県人なら「あるあるあるある♪笑える」と思う関係性ですが、他県の人には「???」と違和感強いかもしれません。
これ以外にも従業員が上司の奥さんの誕生日を祝うとかって、たぶん他県の人には「ないない」と感じるエピソードですが、沖縄なら「そいうこともある/ありえる」のレベル感ですw
過剰に沖縄感を押し付けてきませんが、全編に渡り沖縄エッセンスが満載です。この辺が、楽しめるかどうかの分かれ目になる作品です。
作品の大きな軸は「母の大きな幸せ」を娘が知っていくというもの。
設定は違うが、古いところでメリルストリープの「母の眠り」に近い世界観だと思いました。私の中で「母の眠り」は、メリルストリープって凄いと思い知らされた思い出深いものにて、これと比べるのは大変申し訳ないが・・・。それでも基準は「母の眠り」となってしまい少々辛め評価。
映像 ★★★ もっと沖縄の綺麗な映像を挟んでほしかった
音 ★★ 歌は良かったが心揺さぶるレベルまではいかず惜しい
物語 ★★★ 良
役者 ★★★ 良
編集 ★★ 悪くは無いが、もっともっと仕上げられたはず
粗さ ★★★ ここは沖縄♪みんなの沖縄♪にて気にしないで
総合 3.0 (「母の眠り」と比較で3.0は高評価かも)
恐らく低予算且つ限られた時間で作られた映画だとは思う。
それを踏まえれば良くできたと評価してあげたいところもあるが・・・、ここは厳しく評価3.0になる。とは言え86分と短い尺としては、なかなか頑張ったとおもう。
まとまりないレビューとなってしまった。