サブスタンスのレビュー・感想・評価
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デミムーアさんの美しさとマーガレットちゃんの可愛さに脱帽
まず驚いたのは、62歳のデミ・ムーアの美しさ。レオタード姿だけでなくオールヌードでも見事なナイスバディは凄いのひとことに尽きる。
対する30歳のマーガレット・クアリーの可愛さ。エクササイズでお色気ムンムン(古いw)で踊る彼女の完璧で若々しいボディと蠱惑的な表情は見るものを虜にする。
そして、あの「エイリアン」の誕生シーンを彷彿させるように、背中が割れて“何か”が出てくるシーンはあまりにグロテスクであり、しかもそれをあの麻袋でも縫うような雑な縫い方で割れ目を閉じる過程は「我々は何を見せられているのだろう」と、半ば呆然として見ていた。
暴走が行き着いた先の大晦日の生放送での惨劇は、「キャリー」のごとく血しぶきをステージからあたり一面に撒き散らして、それこそ観客やスタッフを血の海に沈める狂気のラストは圧巻のひとこと。
でも、とても哀しい物語だったなぁ。そもそもの原因となったのはスーのワガママな行動からだけど、それを否定する気持ちにはなれない。それもエリザベス本人の望んだことなのだろうから。You are the one.
PS この映画でいちばん気持ち悪かったのは、ラストの異形の姿になってしまった彼女(たち?)ではなく、最初のレストランの食事シーンでエビにむしゃぶりつくプロデューサーの口元だった。ま、そういうことなんだな。
怪作!しっかりホラーなので要注意!
何で女は男の10倍も美しさと若さを意識させられるんだよ、おかしいだろ、バカヤローという主張。
僕はホラーは絶対見ないのだけど、たまたま聞いたラジオで(4/29㈫のTBSラジオ)で、町山智宏さんが「サブスタンス」を紹介してて、この映画に込められた監督のメッセージも含めた解説を聞き、面白そうだと思って見ることにした。
監督はこの映画で、外見至上主義が今もまかり通ってることを非難する。この映画の中心テーマである。
エリザベス・スパークル(デミー・ムーア)が、若さと美しさに固執し破滅する姿を描くことによって、美しさ、若さを、最上のものとして女性に強いるのって変だろということだ。
逆に、エリザベスを若くないからと言って降板させた男性TVディレクターとその取り巻きオヤジ連中は、女性には若さと美しさを要求し、エリザベスが若さと美しさが無くなったと言って登用しなくなるのに、自分たちは年を取っても、美しくなくてもそのまま居続ける。
鑑賞前に監督のインタビュー記事(ギズモード·ジャパンとVogue Japan)をネットで読んでおいたので、監督がこの映画で描きたかった社会問題がよく分かった。
ここから監督インタビュー記事の受け売りをグダグダ書こうと思ったけど、めんどくさいのでヤメタ (^^)。
そういうわけで、1番グッと来たところを書く。
指が1本老化したエリザベスが、先日,町で久しぶりに会った幼なじみの男性に会いに行こうとする場面が心に沁みた。
なんか本筋とは余り関係ない部分だ。
この男性は、以前エリザベスと町で会ったとき、彼女のことを今も昔と変わらず美しいと言った人物である。 彼もエリザベスの外見を重視している事に変わりはないのだが、とにかく今のエリザベスを肯定してくれる。
心がちょっと弱くなったときに、1人でも自分を認め理解してくれる人がいると勇気をもらえるというパターンである。
この場面は、無くても物語の展開に支障ないし、外見至上主義を批判したい気持ちも伝わる。ただ、わしゃあ、このパターンに弱いので、グッと来て印象に残っただけである。
しかし、エリザベスは、化粧をし、身なりを整えたのに、彼に会うのをやめてしまう。 今の自分を認めてくれた彼に会うにも関わらず、より若く、美しく見せようとする外見至上主義の自分に嫌気が差したのかもしれない。
結局、このあとエリザベスは、破滅の道を歩んでしまう。何てこったい ( ´△`)
ほいから、アカデミー主演女優賞を26才のマイキー ・マディソンが取り、62歳のデミー・ムーアが逃してる。
皮肉を込めて、「さすがハリウッド、ハンパねえ」 (^^)。
デミー・ムーアに取ってほしかったな。
狭い世界に囚われた哀しい人
見ながら思い出していた作品。
「エイリアン4」「ザ・フライ2」「遊星からの物体X」「キャリー」「スキャナーズ」「永遠に美しく」「メトロポリス」「世にも奇妙な物語」
他の方の感想を見ると似たような作品が上がっており、やっぱりね!という感じ。
デミムーアは今のままでも十二分に美しいじゃん、というのは誰しもが感じる事だと思うのだが、薄っぺらい感想だったと劇中で思い知らされる。
フェミニズム的な観点から見るとここまでの虚栄心を植え付けられたのは芸能の世界のせいだし、世の中の男性たちが意識的にしろ無意識的にしろ女性に強要している事だが、そういう事を言うと「お前が好きで入った世界だろ」と感じる男(女)も沢山居るのが現実だろう。
個人的には若返った(生まれ変わった)エリザベスが向かう先がまったく同じ世界というのが、なんか哀しかった。
グロテスクなシーンがてんこ盛りだけど、一番不快なのは無神経な"男たち"なんだよね。
社会問題とかフェミニズムとかどう考えて良いのかわからなくなる程ハイテンションで面白いのは間違いない。上記した作品や7〜80年代のスプラッタホラーが好きな人は間違いなく気にいると思う。
劇薬!まさかのスプラッタホラーの傑作
老いる恐怖に取り憑かれた全盛期を過ぎたスターをデミちゃんが演じる、というだけで、何処までやるのだろう、という興味と期待で鑑賞。
想像を超えるレベルのドギツさ、さすがデミちゃん、意気込みのレベルが違います。老いとスターの座からの陥落の恐怖に取り憑かれた様子が、自らの分身にエゴとして反映される醜さ。そして劇薬の作用はまさにホラー。こんな恐ろしい作品だとは想像していなかったが、意外にも近頃には珍しいスプラッタムービーの傑作です。
やってくれたわ。 美容、老い、嫉妬 この系統、分野ではもう頂点に近...
サスペンスかと思ったらSFホラーとは
先行上映を観るほどデミ・ムーアのファンではないけれど
予告でラスト30分が◯◯◯!っコピーにそそられ鑑賞。
劇中では実年齢より10歳以上若い50歳設定だけど
外国人は老けて見えるしまあそれなり。
ストーリー上仕方ないけど62歳のおばさんの裸は見たくねー。
50歳の誕生日で業界から干された元トップスターが
若返りドーピングで返り咲いたまでは良かったが
欲を出したために副作用でえらいことになる話なんだけど
これがまた凄い設定とビジュアル。
身体は1つでもう1つの人格ができるのかと思ったら
ドーピングしたら背中が割れてグニューっともう1人爆誕!
エログロ描写が【MEN 同じ顔の男たち】と同レベルにエグい。
ホラーの免疫ない人にはキツイかも。
若い方は欲望の赴くままに暴走しオリジナルの方は
なんか栄養分みたいなのを吸い取られてもうほぼ人外に変身。
精神面では同一人物ではないの?
その後のイベント会場で阿鼻叫喚のスプラッタ騒ぎを起こすが
これはちょっと行動原理が不自然だし蛇足な気がする。
制作側がこのシーン撮りたかっただけかも。
ただチャイニーズシアターの石板みたいなところで
決着付けるのは上手い。
若さへの追求と承認欲求が暴走して阿鼻叫喚
薬は用法容量を守って正しく使いましょう
自分なのになぁ…嫉妬や敵視がつらかった。「サイコ」「エレファントマン」「キャリー」「シャイニング」色々映画へのオマージュシーンかな?!って【画】が映画好きは気づくよね。監督さんもそれらの映画観てきたんですね、きっと。過去作の「リベンジ」偶然、鑑賞済でした、あれもグロめでした。次の長編に期待します。
衝撃!まさかスプラッタームービーとは!ホラー苦手な人は見ないほうがいいかも!?
デミ・ムーア主演の話題作ということであまり予備知識も入れずに鑑賞。
結果、あまりのグロさ、特にラスト20分くらいは何を見せられてるのかもはやわからなくなるほどの怪作に仕上がっており、見る人を選ぶ映画であると思いました。
私はホラーは苦手で、特に血しぶきの飛ぶような映画は見たくないのですが、この映画のチラシからはまさかこんなにグロいシーンが多いとは予想もつかず、見る羽目になってしまいました~(苦笑)
前半はいいのですが、エリザベス(デミ・ムーア)が怪しげな薬を注射し、背中から若く美しい自分の分身リー(マーガレット・クアリー)が出てくるあたりから、少しづつグロいシーンが始まり徐々に加速していきます。
「ヴィデオドローム」「ザ・フライ」などの鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督の作品を想起しました。
エリザベスも年相応に魅力的だと思うのですが、自分の仕事を奪われ容姿の衰えを気にして若さと美に対する執着から、怪しげな薬に手を出し摩訶不思議な世界が幕を開ける…
どちらも自分なのに別人格というのが大きなポイントですね。
別人格ならエリザベスにとってそりゃあ面白くないでしょう。
というか別人格ならそもそもこの薬使う意味あるの?と思いました。
しかもリーがきちんとルールを守らないせいでエリザベスの老化がどんどん進行するし、、、
女性にとって美は何歳になっても意識するものだということが、男性との食事に行く前のエリザベスのメイクやり直し→結局満足できずイライラが爆発、場面に如実に表現されていました。
最後の二人の争う場面以降、とくに禁断の2回目の注射以降はもはやホラーコメディみたいになってて、やりすぎ感がありました。なんかお腹いっぱいになりました。
惜しいです、この結末。設定はよくできてるのでもう少し内面に踏み込んで、血しぶきやエイリアンみたいな場面を抑えたほうがよかったのでは、と思いました。
そして見終わってからコラリー・ファルジャという女性監督がこの作品を撮ったことを知り驚きました。
斬新な映画ではあると思います、が見る人を選ぶ映画ですね。
デミ・ムーアもマーガレット・クアリーも美しかったです。
ドロドロなのに清々しい
結局「女」が痛みを伴う男社会のグロさ。
久々に、ぶっ飛んだの観た。
過去にぶっ飛んだ記憶のある作品の、いろんなモチーフがふんだんに散りばめられているので、なにかと気忙しい。
コメディにしては真面目な部分(ここ結構大事!)もあるし、ホラーにしてはポップでドタバタで。なんだろうな〜、女子プロレスのメインマッチを観ているような感覚。チカラが入るし、目を背けたくなるし、笑けててくる。
こうなると肝心なのが終わり方。決して言えないけど、正直一番笑えたかも。あまりの音響で周囲の反応は耳に入ってこなかったけど(自らの耳があるのを確かめる)、んなわけあるか!と、座席でツッコミを入れてたのは私です。
ラストは地獄絵図!
私は好きじゃないです
途中までは良かったんですが、なんで最後B級モンスタースプラッター映画にしてしまったんでしょう?私は◯が飛び散る系の映画が嫌いなんです!知ってれば見なかったです。最後の5分ぐらいはずっと目が開けられなかったです。好きな人にはこういう映像好きなんでしょうけど。最後の方の映像で私にとっては全て台無しになってしまいました!デミームーアが好きな私にとってはあんなめちゃくちゃになってしまう彼女が可哀想で見てられなかったです。すごく残念です!
いや、☆0かもしれない
ビースト ニュースターの幻
男達のキモい理想
美を称賛されたスター。
家には輝かしい時の特大パネルが
飾られている。
エリザベスは愛されたい、認められたい
褒められたい承認欲求の塊。
50歳の適齢期になりありのままの自分を
受け入れられない。そして自分の価値も分からない。
そこで再生治療に手を出してしまう。
もう一人のクローンは若くてとても綺麗。
そして野心家で頂点まで登りつめていく。
だが、本来の自分は肉体と精神はぼろぼろに
枯れていく。皮肉な姿と話だ。
本来の自分を受け入れていたら、別な歩み方
も出来たかもしれない。
大切な自分の価値を、あんなくだらなく
キモい男達の理想に振り回された
人生は最悪だ。
それよりもほぼ全身をいじっている
デム・ムーア出てる事が皮肉だが
興味深い。
自分らしく生きるって其々だよね。
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