「終わった後でいろいろ考えちゃう映画」サブスタンス ぱちさんの映画レビュー(感想・評価)
終わった後でいろいろ考えちゃう映画
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映画館で見逃したのがAmazonプライムビデオで配信になったので楽しみに見ました。
先に観た知人(50代男性)に感想を聞いたところ
「十分に美しい女性が悩んでいるところとか、まったく共感できなかった」と言っていたので
男性と女性、見た人の年代によっても大きく受け止め方が変わるのかな?と。
あそこまで露骨に言うデリカシーの無い馬鹿男は周りにはいないけど
50代後半の私自身は、主人公の焦りや痛み、鏡を見た時に「こんなじゃなかったはずなのに」とがっかりする気持ちは共感できる。
実際周りにも美容医療に手を出している人もいるし
差異はあっても皆だれしも、こういう気持ちはちょっとわかるのでは。
自分がどうやって、老いや変化と折り合いをつけているか、映画を観た後で自分自身をふりかえってずっと考えてしまいました。
デミムーアの若い頃を知ってると
スーに対して、おまえなんか到底太刀打ちできない純粋な可愛らしさと美しさがあったんだからね!と完全にエリザベスの味方になってしまう自分に笑う。
細胞分裂して作られたのにしては、スーはエリザベスに全く似てないタイプの顔で
記憶の共有も無いわけだから、そりゃあ自分自身と思えって言われても無理でしょー
せめて若い頃の自分にそっくりならなあ~と思ったのだけど。
スーがルールを破って、新たな再生を試みるところから
ラストまでの展開は面白かったんだけど(ちょっと長かったけど)
あそこまで怪物だと逆にリアリティが無くて、もうすこし人間らしく不細工なレイアウトの化身ぐらいでもよかったのかも・・・
とはいえ、最後までドキドキしながら見れました。
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