「まだまだ、ハリウッド映画は伊達じゃない」サブスタンス misin18さんの映画レビュー(感想・評価)
まだまだ、ハリウッド映画は伊達じゃない
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最近のハリウッドはリメイク、続編、実写化ばかりの印象が強くて、洋画離れが進むのも理解できなくないけど、デミ・ムーアを主演にこんなクレイジーな作品が制作できるなんて!ハリウッドの地力をみた感じ。というか、ハリウッドじゃないと作れないんじゃない?
オープニングで、エリザベスの歩みをウォーク・オブ・フェイムを使って描いたシーンの秀逸さに引き込まれたと思ったら、ラストシーンで回収するなんて素敵すぎる。
白黒を基調としたバスルームとポップなスタジオの対照的な色彩、サブスタンス社の製品デザインのシンプルさなど、スタイリッシュな映像に心を掴まれる。
何よりもラスト30分くらいからのぶっ壊し具合が最高。キャリーなどのB級ホラーを彷彿とさせる救いようのない破滅の中にある、シェイクスピアで言うところのfool。見事に男たちが作る下品で薄っぺらな番組と、若さと美を求めるショービズの世界を滑稽なものにしたのは痛快の一言。
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