「これぞ映画!」サブスタンス 映子さんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ映画!
この映画を「ホラー」「グロテスク」などで完結してしまうのは違うし、それを理由に観ないのは勿体ない。
「グロテスク」にならざるを得ない、人間の欲望が真正面から描かれ、
「グロテスク」になればなるほど、主人公の苦しみ・悲しみ・絶望が体感として伝わってくる。
観終わったあと、鏡に映る自分を観てホッとした人も多いのでは?
今の自分を大事にしていこうと思ったのでは?
周りの価値観に流されてはいけないと強く思ったのでは?
後半、失笑する男性の笑い声が劇場に響いた。
この衝撃をもってエリザベスを笑う人は、作品に出てくるあのプロデューサーと同類だと思った。血しぶきを浴びせてやりたい。
そして、デミ・ムーアには女優賞を贈りたい。
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