「年齢通過儀礼か、誰もが通る道か。美しさに拘る故の苦しみか。」サブスタンス ドラゴンさんの映画レビュー(感想・評価)
年齢通過儀礼か、誰もが通る道か。美しさに拘る故の苦しみか。
「かわいいが暴走して、阿鼻叫喚」もの凄い作品でした。
デミ・ムーアさんの洗練された完璧な美しさ、鬼気迫る迫力の演技。
マーガレット・クアリーさんの完璧なスーの表現。
そして幅広い縦横無尽な演技に圧倒されました。
デニス・クエイドさんの いぶし銀の凄まじい演技も見事でした。
人は皆、自分の過ぎ去った過去の美しさや功績に輝きや価値を感じる。
経験を積んだり、年齢を重ねながら身に付けた「内面からにじみ出るような魅力、存在感」の価値を忘れて。
どうしても過去を振り返り、失われたものに魅力を感じてしまうんですよね。
後半は凄く怖いシーンも有りましたが、主人公が最後に心の安らぎを得られたのなら、 せめてもの救いでしょうか。
作品を観ながら、色々な思いや自分なりの気付きを得る事が出来ました。
素晴らしい作品との出会いに感謝しています。
それにしても デミ・ムーアさんやマーガレット・クアリーさん、デニス・クエイドさん達 役者さんのスタイル(プロポーション)は見事です。
美しさやスタイルの格好良さって、地道な努力の積み重ねでしか手に入れられないし、維持出来ないんですよね。
だから価値がある。
その時々、各年齢での洗練された美しさ、格好良さを目指し、大切にして行きたいですね。
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