「味のしない激辛ラーメン」サブスタンス Aoさんの映画レビュー(感想・評価)
味のしない激辛ラーメン
めちゃくちゃ辛いけど美味しい!見た目もオシャレ!こんなラーメン食べたことない!と巷で話題のラーメンを食べに行ったら全然味がしなくてただ辛いだけで全然美味しくなかったなぁという気分に近い。でもSNSは絶賛の声だらけで自分の味覚がちょっとおかしいのかと少し凹む。
思わせぶりで記号的で都合の良い寓話のようなストーリーに視覚演出。ずっと煩い。オシャレでかっこいいスクリプトや音楽は鼻に付く。中身の薄さを助長させる。
フェミニズムというよりミソジニーに関する話だ。そして特にそれを掘り下げるわけでもない。
ずっと不愉快なだけだ。
最後の展開はもうバカバカしすぎて笑うしかなくてグロホラーというよりコメディに思えてくるが、最後まで都合の良い話だったなぁとしか思えなかった。
グロは疲れたけどそこは論点じゃない。B級感は悪くない。異様にエロいエアロビもどうでもいい。だってこれは寓話だから。
でも現実を生きる私はそういった諦めではないカタルシスが欲しかった。
私の味覚が鈍いのか。きっとこの激辛ラーメンは味がしないわけではない、みんな美味しいと言っている。私の口に合わなかっただけ。そう思うしかない。でも正直に言っておこう。
私にはマズかった。
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