劇場公開日 2025年5月16日

「狭い世界に囚われた哀しい人」サブスタンス 南雲さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5狭い世界に囚われた哀しい人

2025年5月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

ドキドキ

見ながら思い出していた作品。
「エイリアン4」「ザ・フライ2」「遊星からの物体X」「キャリー」「スキャナーズ」「永遠に美しく」「メトロポリス」「世にも奇妙な物語」
他の方の感想を見ると似たような作品が上がっており、やっぱりね!という感じ。

デミムーアは今のままでも十二分に美しいじゃん、というのは誰しもが感じる事だと思うのだが、薄っぺらい感想だったと劇中で思い知らされる。
フェミニズム的な観点から見るとここまでの虚栄心を植え付けられたのは芸能の世界のせいだし、世の中の男性たちが意識的にしろ無意識的にしろ女性に強要している事だが、そういう事を言うと「お前が好きで入った世界だろ」と感じる男(女)も沢山居るのが現実だろう。

個人的には若返った(生まれ変わった)エリザベスが向かう先がまったく同じ世界というのが、なんか哀しかった。

グロテスクなシーンがてんこ盛りだけど、一番不快なのは無神経な"男たち"なんだよね。

社会問題とかフェミニズムとかどう考えて良いのかわからなくなる程ハイテンションで面白いのは間違いない。上記した作品や7〜80年代のスプラッタホラーが好きな人は間違いなく気にいると思う。

南雲
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