「鑑賞動機:「かわいいが暴走して阿鼻叫喚」10割」サブスタンス なおさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞動機:「かわいいが暴走して阿鼻叫喚」10割
ここ数年で一番グッとくるキャッチコピーかも。
アカデミー賞授賞式冒頭のギャグが今わかる(いや、そうだろうとは思ってたけど)。
阿鼻叫喚が凄まじかった。そしてオファー出す方もだけど、これを受けてやり切るデミ・ムーアを見直した。オスカー(主演女優賞)とって欲しかったけど。逆にスーのkawaiiメイク/エリザベスの…特殊メイク/エリザベスーの阿鼻叫喚造形釣瓶打ちを観ると、メイクアップ&ヘアスタイリング部門獲ったのはまあ納得。ヘアアイロンの場面はちょっと哀しい。
そう、「ホラー」とか一言ラベル貼って済むような話じゃないのだよね。グチャドロらしいと聞いて、モツはあるのかしらとワクワクしてはいたけど。確かに、はちゃめちゃグロングロンなところもあるのだけれど、コメディっぽいところもあるし、どこか物哀しさを覚えるところもある。
何よりもこの結末に至ること、まあそうなるよねと、思ってしまう自分の思考の恐ろしさにも、ちょっと身慄いした。
あと、撮り方と音楽にこだわりを感じる。ファーストカットの卵とか端的に画で見せてて上手いなぁ。分裂直後は一人称視点にしたり、オッサンを接写したりとか、うっすら意図が見えるのが良い。そして目に刺さる色づかいとか。
あのブザーみたいなのとか、鼓動なのかBGMなのかよくわからない音とか。あっ、「ツァラストラ…」かかったところは、吹いた。ここで2001年ぶっ込んでくるのかい。
そしてウォーク・オブ・フェイムに戻ってくる演出。もうなんなんでしょう。
あ、でも、ヌードはボディ・ダブルなのかも(クレジットにあったような…)。
えげつないのは誰も彼もなのか。
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