ANORA アノーラのレビュー・感想・評価
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おしゃべりなセックスワーカー
これはまたカンヌもアカデミー賞も制覇したとは思えない位、過激度が強い
話しのネタで観てみましたが、前半のノリと、後半のコメディチックなやり取りが米露の今のドタバタをあぶり出して秀逸
後半かなり笑いましたが、やがて哀しきエンディングかなと思いきや、アノーラはタダでは済ませなかったというオチ
ご自分の目で確認下さい
ココロに響くかはあなた次第。
アカデミー賞
A285 予告編のこの声の方は変な方向に想像をもって行く
2025年公開
全然シンデレラストーリーでない。
私の立ち位置は風俗嬢としてそんな甘いものではない。
日々戦っているんだよ!というポリシーが垣間見れる。
普通ならあーそうだよね、風俗嬢と大富豪となら
釣り合いとれないよね。両親が怒るのも無理ないわ。
と諦め気味になるところを
やかましいわー
契約優先やろうが!
徹底的に抗ってやるぞ!と常に対決姿勢。
客に惚れられるのも行き過ぎはどやろか?と躊躇しながら
あーやっぱコイツはマザコンのヘタレやな
最後はプロとしての意地見せて落とし前つけたるわ、感が
凄い。
けどそれでも悔しいんだよ、悲しいんだよの
ラストシーンは胸打つ。
テンポは速いものの端折ることなく、時系列をグダグダにせず
丁寧な演出もイイ。
エロシーンも多いもののF文字の連発がR18さもありなん。
凄く正統派の現代ドタバタ劇。
なんですがオスカー獲るほどかな、とも思うのだが。
75点
鑑賞 2025年3月9日 イオンシネマ草津
配給 ビターズエンド/ユニバーサル
見事だが、120分にまとめなきゃ。
ついに観ました。アノーラ。
ストーリー、脚本はショーン・ベイカー監督の構想が見事。アカデミー賞監督賞も納得。
アメリカの性風俗業界のスタッフに光を当てるのは見事。作品全般は見事。
ただ、減点は時間と主演の2人。
主演のアノーラとイヴァン役の俳優の演技が軽い印象を受けた。
もう一点は時間。時間は長すぎる。120分にまとめられた作品。
マイナス材料は多いが、良かったのはラスト。アノーラの涙と用心棒役のユーリー・ポリゾフの優しさは素晴らしいラストだった。後は我々観客がどうラストを解釈するかだろう。この作品は用心棒役のユーリー・ポリゾフが素晴らしかったのでおまけの4点。
ロードムービーとロシアと
底辺層の人々へのエール
アカデミー作品賞を取った映画だからと身構えて観るとたかが外れる。風俗嬢と富豪のバカ息子のから騒ぎを描いたおバカコメディですから。
風俗嬢だけど実は過去に××〇があって身を粉にして働いているとか、バカ息子に見えて実は小説家とか役者になりたい夢があるとか、そんなのは一切なし。
風俗嬢はよくある家庭環境の問題からなっただけで教養もしつけない女性。バカ息子はただ遊びたいだけの本物のバカ。だからこの映画のカップルはまさにバカップル。
お金とセックスのために生きてるだけ。
だけどだけど、これがこの映画の要で良いんですね。
彼らは偽りのない本音の生き方。
もしお金とセックスが不自由なく手に入れられたら、毎日朝から晩までベッドの上でセックスして疲れたら寝て、セックスに飽きたらテレビゲームする。
そんな裏のない生き様を長々と描くから、観る人によっては冗長と感じてしまうだろう。
でもそんな人生甘くないのが後半のテーマとなる。必死に抗うアローラの人間性が爆発しまくり、それが何とも言えないチャーミングさを感じさせてしまう。これが映画マジックだろう。
監督のショーン・ベイカーは60〜70年代の東映映画のエロ・グロ・ナンセンス映画が大好きらしいが、アノーラにはその影響が強く出てますね。それはかつて日本映画が得意としていた底辺層への人間讃歌でもあり、この映画が愛される理由だと思う。
世間からゴミ扱いされる人間だって一生懸命生きてるんだ!
日本の予告編が随分とミスリードに感じたThe Japanese trailer felt quite misleading
そういう世界を全く知らないので、
全編に亘って共感する部分は皆無だった。
予告編のキッチフレーズにもあった
「シンデレラストーリーのその後・・」
のつもりで見に行った身としては、
ずっと「?」だったので、
一体何を見せられているんだろう?
という疑問が頭から離れなかった。
映画としては、
面白かったのかもしれないけれど、
自分には全く合わなかった。
知り合いに、
主人公のような仕事をしている人がいれは
もう少し見方が変わったのかもしれない。
その意味では、
まだ知らない世界がかなりあるんだろうな
とも考えてしまった。
Since I have no knowledge of that kind of world, there was not a single part throughout the entire film that I could relate to.
I went to see it expecting “What happens after the Cinderella story…” as suggested by the trailer’s catchphrase, but I kept feeling puzzled the whole time. I couldn’t shake off the question, “What am I even watching?”
As a movie, it might have been interesting, but it just didn’t resonate with me at all.
If I had a friend who worked in a job similar to the protagonist’s, maybe my perspective would have been different.
In that sense, it made me realize that there are still so many worlds I know nothing about.
アルメニアに帰りたい
イヴァンの捜索中、疲れ果てたガーニックがつぶやく。故郷から遠く離れた悲哀は、作品全体を通底するテーマだと言える。
ヒロインのアノーラやイゴールも含めた皆が、祖父母世代の選択や社会の要請によってたどり着いた自由の国と故郷の巨大資本のわがままに振り回され、心と体を疲弊させていく様がゆっくりと、丁寧に描かれていく。
この作品の白眉たる点は、やはりそれらを悲惨に描きすぎることをせず、「みんなそれぞれ大変だよね。」くらいのメッセージに止まらせ得るコメディ性と、イヴァン君も世界に振り回される、満たされない1人の男の子だということを、キャラクターを通して描き切っていること。
アカデミー作品賞を取ったことで色眼鏡を通して鑑賞されるようになるでしょうが、アメリカ社会のあり方を丁寧に写した名作です。
アカデミー賞につられて
アニーよ銃?をとれ
ユダヤ人を主人公にした『ブルータリスト』や『名もなき者』、そして多様性を前面に押し出した『エミリア・ペレス』をさし置いて、本作『アノーラ』がアカデミー賞主要5部門を独占した。リベラルの巣窟といわれるアカデミー会員ならびにハリウッド内部も、トランプ大統領就任によってかなりの影響を受けたという証だろう。
共和党の🟥と民主党の🟦をモチーフに、ポリティカルなメッセージをストーリーに忍ばせた『リアル・ペイン』や『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』と同様に、本作にもその🟥と🟦の原色が印象的にちりばめられている。前作『レッド・ロケット(発情した犬のペニスのスラング)』を撮ったショーン・ベイカーが、新星マイキー・マディソンにセックス・ワーカーのヒロインを演じさせている。
ロシアン・マフィアのバカぼっちゃまイヴァンの資産に目が眩み、2つ返事で結婚のオファーにOKを出すアニーことアノーラ。ところが、イヴァンの両親がそれを認めるはずもなく、あわれイヴァンはロシアに連れ戻され、アニーは結婚無効のサインを強制されてしまう....おそれをなしてアニーを残して雲隠れしたイヴァン捜索のシークエンスが、実は本作のメインであったことを観客は知らされるのである。
どうも放蕩息子イヴァンは男色の気もあるバイセクシャリスト、この度トランプと公開大喧嘩したゼレンスキー🇺🇦と同じだ。プーチンにクリソツの用心棒イゴールにしても確信犯的キャスティングといえるだろう。隠れトランピストだと私は確信している監督ショーン・ベイカーが、(家父長制との対決を隠れ蓑に)🟥と🟦をモチーフにアメリカ🇺🇸とロシア🇷🇺の和解をストーリーに練り込んだ、ポリティカルラブコメディこそ本作の正体だと思うのである。
1万5千ドルという大金で1週間のエスコート嬢貸し切り“ディール”を取り交わすイヴァンとアニーは、劇中ズッコンバッコンやりっ放し。その度、イヴァンの萎え(🇺🇦の消耗)具合を横目でチラ見するアニーの冷たい視線にドキッとさせられる。つまり、イヴァン=ウクライナ🇺🇦もアニー=(バイデン時代の)アメリカ🇺🇸も金だけの関係で、おそらくそこに本当の愛はなかったのであろう。
あまりにも冷たいイヴァンを含むザハロフ家の仕打ちに対し、思わずイゴールが「アニーに謝るべきだ」と勇気ある提言をする。このあたりから、アニーの気持ちが徐々にイゴールへ傾斜していくのである。イヴァン捜索中、夕暮れ時寒さに震えるアニーへ手渡した赤いスカーフがとても印象的だ。そして、もしかしたら映画史に残るかもしれないラストの雪中カーSEXシーン...
バカじゃないの。これは◯◯を返してくれたお礼なの、あくまでもディールなのよ。ここであんたと◯◯したら、本気だってことがバレバレじゃない。あんたみたいに真っ直ぐな男、こっちから願い下げよ....唯一信じていた“金”に裏切られ、今まで否定し続けてきた“愛”に救われた時、胸の中で泣き崩れるアニーをひしと抱き締めるイゴール。無音のエンドロールから雪がしんしんと降りつもる音が聞こえてきそうな名シーンだ。🟦も🟥もない⬜だけの世界。2人は気づくのだ、不毛な争いの勝者などいなかったことに....
裏プリティウーマン
アカデミー賞作品としての評価は理解できなかった
私にも、そこそこ映画を見る力はついてきたと思いたかったが、本作をアカデミー賞級の作品として理解し評価することは私にはできなかった。
まだまだ、未熟者であると思いつつ、まだまだ映画を楽しむ伸びしろがあるのかと思うところ。まぁ、そう難しく構えて映画見るのも何ですが。
さて。
本作の画づくりは好きであり高評価ですが、音・役者などなど普通に感じました。主演女優賞というのも・・・。
作品賞も何故になのか分からなかった。言語をロシアに設定したことや金持ちをアルメニア人としたあたりに、強烈な風刺が効いているとかなのだろうか?分からない。
映像 ★★★★ なんか良い
音 ★★★ 悪くないが特に印象にも残らない
物語 ★★ うーん、ちょっと
役者 ★★★ 悪くはないが、これがアカデミー級なのって感じ?
編集 ★★★ 変な物語ながら飽きずに観れたのは編集の力か
粗さ ★★★ 粗々だと思うが何故か気にならないという不思議
総合 3.2
画は色彩も含め良く、見飽きず、全体としてつまらなかった訳でもない。
しかし、私的には2018年の「シェイプ・オブ・ウォター」をアカデミーが評価したのに続き、ちょっと分からない作品でした。
納まらない
カップル爆誕→爆散 映画NO1
長さは半分でいい
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