ANORA アノーラのレビュー・感想・評価
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R18指定だがそれほどイヤらしさは感じなかった
R18指定だがそれほどイヤらしさは感じなかった。日本映画ではできない映画なのかなと感じた。主演のマイキーマディソンはインタビューの中でインディマシーコーディネーターを起用しなかったと明かしておられます。監督との信頼関係で安全に撮影が進められたそうです。去年日本映画で監督がほぼ同じことを言って大炎上したのは記憶に新しいところで正直言って羨ましいと思いました。
ショーン・ベイカーに間違いなし
2023年の外国映画ベストテン4位に置いた傑作「レッド・ロケット」に続くショーン・ベイカー監督作。
まずは㊗️パルムドール、そしてアカデミー賞5冠。何よりベイカー自身が4つのオスカーを手にしたのが嬉しかった。授賞式はチンチンになった。
ということで期待値MAXで臨んだアノーラ‼︎
これはニューヨークでストリップダンサーをしながら暮らすロシア系アメリカ人のアノーラ(通称アニー)の成長記。ロシア🇷🇺の大富豪の御曹司イヴァンとの結婚を機に自身の愚かさと本当に大切なものを知る。
序盤のアメリカンな風俗店Headquartersの雰囲気も可愛くてセクシーなアニーも大好物だった。この辺りをきっちり描くところがベイカーの真骨頂。アニーとイヴァンのセックスを含め安心して見ていられる。
アニーを演じたマイキー・マディソンが好きだった。メチャ美人でもゴージャスなボディでもないけど無敵だった。最高に輝いていた。ベイカーとの出会いが奇跡を生んだ。
自分的には終盤のイヴァンと母親がクソ過ぎて評点を下げることに。嫌いな人間が出てくるとストレスを感じる悪い癖が。
まあ素敵なラストにじんわり感動し溜飲を下げたのだけど。
思えば「レッド・ロケット」は登場人物すべてがチープでクズだったけど皆愛しくて仕方なかった。自分はそんな作品が好きなんだと思う。
何はともあれインディーズ映画よ永遠なれ。
世界中のセックスワーカーに幸あれ。
変幻自在のマイキー・マディソン
監督も主演も、たぶん初見。
プロットだけを見るといわゆるアンチシンデレラなのかな?アメリカの社会事情やマイノリティなどなどの話も記事を見るとあるようですが、一旦それはおいといて。
①スピード感のある放蕩息子のバカ騒ぎ→結婚
②突然、小劇場の舞台演劇みたいになる、両親の手先たちとの丁々発止
③ロードムービー「イヴァンを探して」
④ベガスから帰宅、ラストシーンへ
流れは大まかに四分割されており、おそらく明確に演出意図が組み変わっていて、見ていて飽きなかった。
アノーラを演じるマイキー・マディソン。艶かしくて飛び切りかわいい①、フ⚪︎ックフ⚪︎ックうるせぇ笑②、いい加減ウンザリしながらイヤイヤイヴァンを探す③、最後の最後に思いの丈をぶちまけて、放心状態になる④。
ラブロマンスからコメディ、ヒューマンドラマまでを演じ分け、各パートでは顔そのものも違って見える。まずは彼女のこの表情を楽しむだけでも、この映画は楽しい。
そして構造的に、②③のパートのアノーラは散々叫んで疲れ切っているはずなのに、何か重さを感じさせない。似たような話の映画でメチャメチャ重い空気になる女性役をよく見る印象ですが、この映画に関してはかけらもない。むしろ映画館では笑いが起きていたくらい。これが面白くて、斬新。さらに、最後の最後の1シーン、2時間ある映画のほんの2-3分程度のシーンで、それをさらに裏切って、短くまとまった「重さ」を表現するシーンも素晴らしいと思いました。
エンドロールもまたいいですよね。ワイパーの音だけが鳴り響いて、やがて無音。その辺の、真剣と滑稽のメリハリ感覚が優れた映画と感じましたし、そこに応えるマイキーがとてもいいと思いました。
どんなに深刻なテーマが内在していても、人生なんだか笑っちゃう時は笑っちゃうし、滑稽な時は滑稽。全般的にかっこよく描き過ぎてないところにとても好印象を抱きます。単純に見やすいですし、はっちゃけた映画なのにアカデミー取ってるのも納得。バリバリR18なので複数での鑑賞は注意ですが笑、一見の価値ありじゃないでしょうか。
令和Z世代によるプリティウーマン👩❤️👨
アカデミー賞で話題になってるし観に行こうよ〜って家族や初デートで観ると「姉さんそれは間違っているよ☝️🐟️」ってカツオになるので要注意作品です。アカデミー賞最優秀主演女優賞獲得しただけあって主演女優の体当たり演技を見せつけられました。でも最優秀作品賞がコレか〜!?ポスターにもなってる超幸せそうな2人から最後こうなったか〜こういう展開か〜って感じです。アノーラの相手役をロシア人の設定にしてるのって今の世界情勢に対する当てつけみたいなのがあるのかなって思ってしまいました。色々面白い映画だったので観て損はないです。そしてイゴールが超良い男で誰か私にイゴールを紹介してくれ!!あんな男を選ばないといけないね。最後の終わり方が本当切なかった。
演出を観る映画
おもしろくて悲しい物語
世の中銭、だけじゃ無いか
アカデミー賞には気を付けましょう
当初、本作は観る予定ではなかったものの、アカデミー賞において5部門受賞とのことでダメ元で鑑賞しましたがやはりダメでした。アカデミー賞は製作者側から見た評価なので本作のような作品が高く評価されるのかも知れませんが、観客側から見たら、金持ちの家に生まれたパリピーなバカ息子とバカな大人しか出てこない作品をわざわざ貴重な時間とお金を使って見たいと思う人は希だと思います。何でこのような作品を撮りたいと思うのか不思議でなりません。あのラストシーンだけを撮りたかったのでしょうか…?と、散々酷評しましたが、あれだけバカに見える演技は凄いと思います。
追記>
私の誤解かも知れませんが、昨年の「哀れなるものたち」のエマ・ストーンや本作のように、女優が裸になると体当たり演技とか言って評価が上がるのは何か間違っているような気がします。
また、私は男性ですが映画鑑賞中に女性の裸や性描写が出てきたからといって嬉しくはありません。むしろそういう描写は必要最低限にしてもらいたいです。
現代社会の縮図
シンデレラストーリーのその後に、、、
無慈悲なコメディー
登場人物の殆どが(アノーラ自身も)他人に本心からのリスペクトなどなく損得勘定の付き合いをしている地獄みてぇな状況。
唯一、用心棒のイゴールだけがアノーラに人間としての気づかいを見せていて、「嗚呼、イゴールは良い人だなぁ」と思ったけど、そのイゴールにしても命令されたら金属バットでキャンディ屋のショーケースを即破壊という暴力装置の人なので作中お近づきになりたい人が1人も出て来ない。
それでも底辺から成り上がりたいアノーラの気持ちは理解出来るし、ボスにおべっかを使い部下をこき使う中間管理職は腹立たしくも情けなくてバカみたいだし、こき使われケガをしても心配一つして貰えない部下は哀しいし、親の金で散財すること以外は何もしないドラ息子はカラッポの極致だし、金を持ってりゃ偉いって態度のクソ富豪両親は心底ムカつく。
そうゆう、どうしようもないけど絶対に何らかの感情を掻き立てられる人達が一同に会すれば(無慈悲な)コメディーになるのは当然。人によっては笑えないのも当然。
個人的にはエロ描写が無駄に長くて濃厚なのはスケベ心で嬉しい反面「歳を取ると油っ濃い肉は胃が受けつけなくてねぇ…、すみませんお茶を下さい」みたいな気持ちにもなりました笑
どうしようもない人達のどうしようもない無慈悲なコメディーですが、それだけに最後のアノーラの慟哭にはグッとくる。
罵り合いに疲れた・・・
18禁が作品賞という事で、大統領が代わるとポリコレ基準もそうなるのかっ!と期待して観ましたが、結果として期待外れは否めないかなと思います。
動物的で品のない18禁シーン。終始、唾が飛んできそうな罵り合い。アカデミー賞に「ドライブ・マイ・カー」や「イングリッシュ・ペイシェント」のような正統派作品の復活を望みます。
面白い
金を払う人を受け取る人の差は、人間か人間じゃないの差なのかという問い
ショーン・ベイカー監督の「フロリダ・プロジェクト」が大好きなので、アカデミー賞関係なく楽しみにしていた。
フロリダ・・・での映画史に残る「〇ァックユー!!」を、本作では数で凌駕する主人公の悪態はちょっとノレないレベルまでいっていた。
セクシーダンサー(セックスワーカーと呼んでいいのか?)と金持ち坊やが仲良くなっていく様は、さきざき悲惨な結果しか見えないって観客の全員が思っているのに、なんの疑いもためらいも不安もないアニーにはちょっと同情できない。
そして、アニーを筆頭にして、金持ち坊やの乱痴気騒ぎの後の清掃をする女性や、ラスベガスで彼にたちの悪いドッキリを仕掛けられるホテルマンや、朝一で裁判所にアポをねじ込むはめになる弁護士まで、「金をもらう側」はここまで非人間的な扱いにがまんしなきゃならないこの世界にうんざりする。
そして「この世界はそういううんざりするところだけど、それでいいの?」っていうのがベイカー監督の真骨頂なんでしょう。
今作は期待ほど・・・って感じだったけど、何本ものオスカー像のおかげで、次作は大きく予算がつくでしょうから、今からとても楽しみです。
アニーのこと
社会の隅に追いやられて生きる人々を描いてきたショーンベイカー「ANORA アノーラ」中盤のアノーラ&ロシア(アルメニア)三人組の悲惨なドタバタ追跡劇等、映画としては良くできていたし、批判もあるようだけど、アニーの痛みを唯一理解していた人物とアニーのあのシーンは個人的には刺さりました。
ただ、この映画がSWへのエールとして成立しているかどうかは疑問も。そして、プリティウーマンみたいな映画と勘違いされる、例のポスターはやっぱりだめだよね。
ショーン・ベイカーは登場人物を美化することはなく、どうしようもない人たちばかりで、そこはジム・ジャームッシュと同じなんだけど、ショーン・ベイカーの場合は本当にどうしようもなさすぎて、レッドロケットの主人公はさすがにダメだった。
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