劇場公開日 2025年2月28日

ANORA アノーラのレビュー・感想・評価

全473件中、281~300件目を表示

4.0美人じゃないのに段々彼女の魅力にハマってしまう

2025年3月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

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mac-in

4.0前半はラリってて、後半はしんみり。

2025年3月5日
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鑑賞方法:映画館

前半の金持ちの享楽三昧は麻薬でも飲まされたように場面展開もカットも目が回るが、自分では経験できないのでいいもの見せてもらったなと思うが、後半のダメ人間たちがぶつかり合う群像劇は、その中でも何かピュアなところを持っているアノーラとイゴールが愛おしくなる。

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Boncompagno da Tacaoca

3.5観る前にハードル上げすぎたかな・・・。

2025年3月5日
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興奮

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TSアラヨット

4.0久々納得のアカデミー賞

2025年3月5日
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はい、受賞決定後の鑑賞です。
だからバイアスかかりまくりレビューですみません。
何より主演女優賞おめでとう‼️マイキー・マディソン‼️
貴女なくして作品賞も監督賞もなかっただろう。じゃじゃ馬で愛らしいアノーラを120%演じ切った。もう神宿るじゃじゃ馬。イヴァンが逃げた後の豪邸での大立ち回り、毒義母への胸すく啖呵、ラストの長回しの瞬きを忘れるシーン。この1カットを撮り終えたスタッフは全員、チョモランマを極めた気分だったのではないか。

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くーにー62

4.0以外とコメディ。

2025年3月5日
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鑑賞方法:映画館

金と酒と若さがおバカな2人を勢いつかせたか。後先何も考えて無かったな。そりゃイヴァンの両親怒るよ。
殺し屋っぽい3人が以外と紳士的、大人の余裕ってやつか。さてこの騒動で2人は何を学んだか?

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あらじん

3.5前半、後半でガラリと異なる展開。ラストは意味深

2025年3月5日
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ヤマッチ

4.5なるほどそう来たか

2025年3月5日
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楽しい

興奮

幸せ

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あくび

2.5独断ですが、

2025年3月5日
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mos-a

3.5ラブラブ映画と思いきや全編ぶっ飛び映画

2025年3月5日
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R18映画は苦手で観に行くの嫌でしたが

オスカー5部門取れば観に行くしかないでしょう

観た感じ前半はまぁ過激なシーンあったけど
全体的違和感なかった

ストーリーも脚本良かったので分かりやすく
観れました

出演者皆ぶっ飛び演技で主演女優賞取った
女優さんの体当たり演技良かった

映画の中で落ち着いていたボディーガードの
男性良かったのに賞取れなかったのに断念
ですね

最後の終わり方から無音のエンドロール
大好きです

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マツサキ

3.0アカデミー賞とは?

2025年3月5日
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鑑賞方法:映画館

賞を取るとか考えずになんだか気になっていたので見に行ったのだけど、正直さほど心に響かなかったかなぁ。
ロシアのパリピバカ息子と、なんとか毎日生活してるセックスワーカー?とのジェットコースターラブコメ?
セックスシーンがセンセーショナルではあったけど、そういう映像がなかったら、まぁありきたりなストーリーで注目されることはなかったのではないかな。
ギリギリまでバカ息子を信じたアノーラは、本当の最後まで涙を見せず、イゴールとのカーセックスの時に号泣して、私もついつられてほろりときた。
イゴールの優しさは情なのか、それを受け取って余計に辛くなったのか…。

アカデミー賞ってこういう作品が取るものなのか…という印象だった。

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ゆの

3.5イゴールいい奴

2025年3月5日
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鑑賞方法:映画館

貧富関係なく精神的下衆のオンパレードだが、こういう奴らがいたっていいんじゃないの?という描き方に妙に納得してしまい、ラストシーンでやられた!
「母が嫌いだから母の嫌いそうな相手を選んだ」という指摘にゲラゲラ笑い出すお父さんがいい味出してた。

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ひろちゃんのカレシ

4.5シンデレラストーリーの夢と残酷な現実

2025年3月5日
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悲しい

興奮

めちゃくちゃ面白かったです!
アカデミー賞作品賞受賞ということで身構えていましたが、そんなことはお構いなしと言う位突き抜けて面白く、それでいて泣かせられると、そういう人間ドラマでした。

男女の出会い、突き抜けて明るくエロいラブロマンス、から抱腹絶倒のブラックコメディ、そしてあの展開からのエンディング。

ジョブ
ラブ
セックス
コメディ
シリアス
社会批判
全部入ってました。

こんなにオープンにエロくて、思いっきりブラックコメディーな作品が、アカデミー作品賞を受賞する。
近年アカデミー賞の方向性が大きく変わったのかというのをまざまざと思い知らされました。
そして、ショーン、ベイカー監督ならではの、男女の出会いと引きこもごも、そしてもつれてのその先。
その独特の映画の描き方、着地点。
どれも、一級品と言って間違いないでしょう。

全作レッドロケットと構造は似ています。
男女逆転してるだけと言えばそうなんですが。賛否解釈割れそうなラストのビターさ、社会批評的側面はアカデミー受賞に一役買ったのではないかと思います。

いろいろ述べましたが、とにかく1本の映画としてめちゃくちゃ面白いので、ぜひぜひ多くの人に見に行ってほしいと、そう思いました。

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ジョイ☮ JOY86式。

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年3月5日
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ナイン・わんわん

4.0人間の醜さと差別にまみれた世の中の汚さ

2025年3月5日
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現代版『プリティウーマン』的な美しいシンデレラストーリーではなかった。
描くテーマの一つに「セックスワーカー(性産業)の女性の生き方」があったので、本番アリのストリッパー・アローラを主人公に据え、前半は露骨な性交シーン&様々なR18+描写が続く。
大富豪の息子は本当にクソガキで、アローラの気持ちをもてあそぶ。
前半はそいつがバカやってるシーンがずっと続き、単調で眠気を誘発するシーンもあった。
クソガキとその両親、トロスたち監視役の男たちは、アローラを人間として見ていない。
セックスワーカーという職業差別を筆頭に、人種差別、性差別の限りを尽くして、お上品な階級とは思えない下品な振る舞いと命令口調で彼女を追い詰めていく。

しかし、登場人物の中で唯一まともなことを言っているのはアローラだけ。
教育を受けてないから語彙が少なく、使う言葉(セリフ)はスラング&侮蔑語ばかりながら、思いは純粋。
金や身分ではなく、本当の愛を求めていて、お目付け役たちに拘束された当初は、手に入れた愛を守るために動いているのがわかる。
しかし、その愛が幻で、男が真のクズでガキと知ってからは、アローラは自らの尊厳を守るために動いていく。
訪れるのは悲劇。
そして見張りの男が示した好意に、アノーラが示す感謝の仕方がまた切ない。

観客としては、安易な共感はできないものの、どんどんアローラへ好感を抱いていく。
とはいえその好感の正体が、「同情とか上から目線なものではないのか」と逡巡せざるをえないので、観ている人間の心根が試される踏み絵のような存在と気づく。

終わってみれば人間賛歌ではなく、人間の醜さと差別にまみれた世の中の汚さを徹底的に見せつけるという内容でした。
これにアカデミー賞を与えるとは、アメリカが病んでるのではないかと心配になりました。

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コージィ日本犬

3.0娼婦は相手とキスをしない

2025年3月5日
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鑑賞方法:映画館

アカデミー賞受賞した直後の平日昼間に鑑賞したら、中高年が多く来てた
しょっぱなから性描写の数々に、とても驚いただろう。
しかしながら酒、セックス、ドラッグはニューヨークのみならず、バンコクでも、フランクフルトでも、マカオでも世界中の歓楽街なら同じ、脚色でもなんでもなくリアルなこと
リアルすぎて銃描写さえ出てこないのが、逆にスゴイ映画だった
良いところを見つけるにはその程度だった
一昨年のエブエブ同様、別にこれが作品賞を取らなくても良いと思う、ボブ・ディランで良いと思うし、あっちの方が出来が良かったよ。
リアルついでに言うと、ラストシーンは題名通りで、これまたリアルなんだよね

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おっちょ

4.0上方落語の味わいが江戸落語の湿っぽさに取って代わられる瞬間

2025年3月5日
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鑑賞方法:試写会、映画館

本年度アカデミー賞で作品賞、監督賞など5冠に輝いた『ANORA アノーラ』。ここで過去のショーン・ベイカー監督作を振り返っておくと、大抵セックスワーカーが主人公として登場する。多くの場合、彼/彼女たちはうだつが上がらず、社会の底辺で貧困にあえぎながら場当たり的に暮らしている。そしてかなり自己チューで口約束は平気で破ったりする一方、ロクデナシに入れ込み関係を断てないでいる。ときにはケチな悪事に手を染めたり、深く考えもせずヤバい橋を渡ったりもする。

自分の周囲にこんな人たちがいたら相当迷惑だろう(笑)。だが「善とか悪とか単純に割り切れない、それこそが人間なんだ」といわんばかりに生きざまの多様性を認め、そのいい加減さも含めて丸ごと「人間味」として肯定するのが、ベイカー監督の一貫した姿勢であり、こちらの心に深く刺さってくる点でもある。
最新作でもその根っこの部分は変わらない。さらにテクニカルな面でも、直近2作と同じく個性的な手ブレ描写も交えたフィルム撮影を敢行して、アート系インディペンデント映画の肌触りを保っている。

そのかたわら、過去作とはちょっと様子が異なるのが、人物設定とラストのオチだ。話の大筋自体はこれまでの変奏曲ともいえるのだが、今回いくつかの「新たな試み」が取り入れられているように思える。
それは、まず第一に主人公を若いながらもプロのセックスワーカーとしてそこそこ稼げている設定にしたこと。第二に、結婚相手のロクデナシ男を何一つ不自由ない御曹司という設定にしたこと。第三に、ラストでほろりとさせるような二段オチを設けて余情たっぷりに描いてみせたこと。この3つだ。
これらの狙いは、うがった見方をすれば、マイナー映画を脱してより広範な大衆性を獲得すること、とも言えそうだ。事実、本作は日本でも若い女性から圧倒的支持を得ているようにみえる。

この3つの「新たな試み」についてもう少し詳しくみていきたい。まず一つ目の「ある程度稼ぎのある主人公という設定にしたこと」について、本作は主人公のアノーラを「賢くて抜け目なく、したたかに生きるプロフェッショナル」として描いている。その様をオープニングから一気に見せつけられ、ストリップには高度なテクニックやスキルに加えて適性と忍耐力が必須なんだと否応なしに納得させられる。

このアノーラに扮したマイキー・マディソンは、小松菜奈を崩したような顔立ちというか、一度見たら忘れがたいファニーフェイスだ。その宮本信子みたいな容貌に妙に惹きつけられる。これがエマ・ストーンだったら美形すぎてダメだろう(…と引合いに出したが、実はエマ・ストーンもじっくり眺めると「典型的な美形」というわけでもない)。

そのマディソンが体現する「自立した女性の生きざま」には清々しさや小気味好さすら覚えるほどだが、一方でこれは諸刃の剣でもある。自らのカラダを武器に稼ぎまくるアノーラは「客とは恋愛しない、お金にならない恋など願い下げ」といわんばかりのタフな人間だからだ。そんな彼女が、ベイカー監督の過去作の女性キャラと同様、ロクデナシに夢中になるとは思えない。キモチの半分は財産目当てだとしても、アルメニア人のボンボンにまんまと騙されるだろうか。

ここでの監督の演出は一つの見どころとなる。本作で「新たな試み」の二つ目として挙げた「大金持ちの御曹司が結婚相手という設定にしたこと」にもつながるのだが、カネこそ全てと信じるバカ息子を、一歩間違えれば庶民感覚を逆なでしかねない「王子様/クソキャラ」として描かず、いつもの監督作に出てくるような「人間味溢れる憎めないキャラ」として描いてみせたのだ。

バカ息子は、極端な過保護のせいでこんな聞き分けのないお子ちゃまみたいな成人に育ってしまったのだろう。それでもツルツルに磨かれた大理石の床を無邪気に滑ったり、でんぐり返しでベッドイン(!)する仕草などはハッとするほどチャーミング。アノーラの心を武装解除させるのも無理ないと思えるほどだ(※この「無心のでんぐり返し」は、ロベール・ブレッソン監督の『白夜』で主人公が突然でんぐり返しをするシーンに迫る秀逸さだと思う)。

ただし……このあほぼんと主人公がママゴトみたいに体を重ねた末に結婚に至るまでの前半は少々長すぎて、さすがにダレてしまった。も少しチャッチャと要領よく描けなかったものか。

ここで、あほぼんから周囲の登場人物に目をやると、表向きアルメニア正教会司祭だが実は地元の“世話役”も、その手下で一見コワモテな二人組も、ひいては新興財閥オリガルヒのバカ親たちでさえも、各人愛すべきキャラとして分け隔てなく、監督の温かい視線が注がれていることが分かる。カネはあってもどこかトンチキな連中全員が、アノーラ一人にきりきり舞いさせられる様子は、観ていて思わずにやにやしてしまう。

では、本作における「新たな試み」の三つ目に挙げた「ラストシーンの思わずほろりとさせるような二段オチ」についてはうまくいっているか。ここで言う「二段オチ」とは、イゴールが差し出す“アレ”とそれに対するアノーラの一連の“リアクション”のことを指すが、ここは人によって感じ方が分かれるのではないか。個人的には最初のオチのところで止めておいた方が良かったように思う。

ライムスター宇多丸さんは本作について、ショーン・ベイカーが落語の「長屋もの」みたいな話を撮る名手であり、今回は「芝浜」のような人情系落語になっている、とコメントしている(※「アフター6ジャンクション2『ANORA アノーラ』コラボ試写会トークショー」での発言より)。ナルホドと得心しつつ、この宇多丸さんの見立てをもう一歩押し進めると、一番最後のアノーラの“リアクション”によって、それまでの「上方落語のからりとした味わい」が流れてしまい「江戸落語の湿っぽい人情噺」に取って代わった、と言えないだろうか。
江戸落語と違って、上方落語には「三枚起請」「らくだ」「算段の平兵衛」のように、善悪抜きで人間の小狡さや欲深さ、愚かさ、したたかさなどを乾いた笑いとともに味わう噺が幾つもある。その意味で本作全体はまさしく「上方落語」的なのだが、したたかに再起せんとするアノーラの予兆で話を終わらせず、彼女が脆さ弱さを覗かせるという「情」で落としたあたりがきわめて「江戸落語」的なのだ。

「おしつけがましい情てなもん、わてらの最もかなわんもんでっさかい」と言ったのは、たしか故・桂枝雀だったか。胸アツになる、湿っぽくなるのは観客に任せて、作品自体は最後の最後までクールに突っ張り抜いてほしかったな、と思ったのだった。

以上、宇多丸さんほか登壇「アフター6ジャンクション2」トークショー付きコラボ試写会にて鑑賞。

追記その1:
下世話な話で大変申し訳ないが、ショーン・ベイカー監督作品お約束の(?)ゲロッパ・シーンが今回も登場する。『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『レッド・ロケット』…と回を重ねるごとに量も増し増し(不適切発言ごめんなさい)。ここまできたら、ゲロッパ映画(?)の最高峰『スタンド・バイ・ミー』(ブルーベリーパイが…いや、重ねての不適切発言ごめん)に追いつけ追い越せ、と人知れず応援する今日この頃デス(ホントごめん!)。

追記その2:
この映画と似通った落語をあえて選ぶなら、上方落語の「たちぎれ線香」が挙げられるだろう。大金持ちの若旦那と芸者の悲恋もので、上方落語が限りなく江戸の人情噺に近づいた一席だが、それでも最後のオチは金銭がらみでキッチリ落とす。「あらゆる落語の中で屈指の大ネタ」と称される名作だ。

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いたりきたり

5.0いいラスト・・・って、いやいやいや

2025年3月5日
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市丸よん

3.0オスカー受賞が邪魔に思える、オスカーぽくない良作

2025年3月5日
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泣ける

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もちろん個人的な見解だか、アカデミー作品賞は完成度が高い作品が選ばれるイメージだが、本作は決して完成度が高いとは思えず、完成度より別の部分に力点を置いた作品と思うので、今回の受賞には少し違和感を感じてしまった。
だがしかしショーン・ベイカーおめでとう。

中盤からのドタバタ劇から、あのラストシーンで締める、この鮮やかさが肝であり、前半のまったく退屈な描写は大いなるフリにもなっているが、あまりにも凡庸で残念だ。
もう少しシンデレラストーリー感を強調して、お馬鹿純愛感を出しての落差感でもよかったのではと思う。

このように完成度より、やりたいことやる作品は実にカンヌっぽい。

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ケージ

4.0性欲と金銭欲の果てにあるものは

2025年3月5日
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雪が降るなか、とことこ歩いて映画館へ。アカデミー賞取ったんだから観とかないとね。そして感想文です。
アノーラの富への欲望とイヴァンの性欲が見事に一致し、それが恋愛に発展した。それはそれで偽りではない。そしてイヴァンがアメリカの市民権を欲することと相俟って結婚へと急展開。
若い2人は欲望のままに激しいSEXを繰り返す。そしてらんちきparty。もちろんこんな経験はないけど、心象風景として若い頃を思い出す。
しかしそんな愛情も長続きをするわけもなく、イヴァンの両親であるロシアの大富豪の登場でThe End。当たり前すぎる結末を迎える。恋愛というのは波がある。その二人の波長がばっちり合えば二人にとってその恋愛は映画(小説)のようなロマンチックな状況にもなる。しかし掛け違いが起こると苦しみや喧嘩、そして坂道を転げ落ちるような結末を迎えることもある。その繰り返しだ。そんなもんだ。
性に溺れるバカ息子イヴァンも性風俗で働く尻軽なアノーラも、批判する気には到底なれない。そしてあの嫌みったらしいロシアの大富豪も彼らからすれば当たり前の行動だ。あの程度の横槍で止めてしまえる恋愛なんて長続きをするわけないからね。
そして見事なラストシーン。最後のアノーラの心の痛みはよく分かる。あれは本当に切ない。がんばれアノーラです。
全部わかってしまう、そして認めてしまえる僕は年をとりすぎたのかな。いや、映画監督の手腕というやつだろう。だってこの映画に出てくる人達、誰も憎めないんだから。

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ゆみあり

3.0面白くなかったわけではないが……

2025年3月5日
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む
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