「感想メモ」ANORA アノーラ ヒラめさんの映画レビュー(感想・評価)
感想メモ
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ストリップクラブで働くアノーラ、客として来店したロシア人の御曹司イヴァンといい感じになり、契約彼女として1週間過ごした後、ラスベガスで勢いのまま結婚!
結婚した直後、広場?商店街?みたいなところではしゃいでいるシーンは凄くキラキラしていて好き
屋根に花火が映し出されている、偽物の花火が今後の2人を暗示していたようにも思う
そして始まる後半のストーリー
娼婦と結婚なんて認めない!という両親の部下が家に来て結婚を無効化させようとする、イヴァンはあえなく逃亡、アノーラは部下たちと共にイヴァンを探す旅に
あっさりと置いて行かれたアノーラが可哀想なのは勿論のこと、金持ちの家庭問題に振り回される部下たちも可哀想、車の中の4人は権力や金に振り回される人たちとして一種の諦観、虚しさを共有していたように思う
ラストシーン、結婚を無効にして自分の家に帰るアノーラをイゴールが送る
イゴールは権力に唾を吐くアノーラの事を尊敬しているように見える、また一連の騒動に巻き込まれた彼女に同情しているようにも見える
上司に内緒で結婚指輪をくすねてきてアノーラに渡すイゴール
アノーラは無償の優しさを知らない?信じていない?彼の行いに身体でお礼をしようとするが、イゴールのキスを振り払った時、彼女は自身に付き纏っていた買う買われるといった一種のヒエラルキーを脱し、真実の涙を流すのだった
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