「欲張りはダメダメ」エミリア・ペレス hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)
欲張りはダメダメ
前情報なしだったので、ミュージカルというのも知らず、
おっ、いきなり歌い出したっ!と、びっくりしながらも最初から惹き込まれました。
女性としての新たな人生を送りたいメキシコの麻薬王マニタスと、
その極秘の依頼を受けた弁護士のリタの友情なのか同士なのか、
妻のジェシーも含めると、ただただマニタスに振り回されただけなのか⋯。
エミリアになったマニスタの人生は前に進んでいくけども、簡単にはいかないわけで⋯
過去と現在、罪と救済、愛と憎しみが交錯する中、運命は思わぬ方向へと大きく動き出してしまう。
いやぁ⋯マニタス、女性になる前は、
「愛されなくても愛さなくても良い〜♪」みたいなこと歌ってたじゃーん。
ちょっと欲張りすぎたのでは?
という、ラストの結果を踏まえての感想です。
リタとジェシーが、女として正反対のタイプに感じるんだけど、
共通しているのは強くて芯が通っているところで、そこの対比はとても興味深い。
フランス映画なんですね、これ。
だから、当国メキシコでは、あり得ないだろう脚本が出来上がるのかなぁ⋯。
総じて面白かったです。
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