傲慢と善良のレビュー・感想・評価
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とにかく奈緒がいい
原作は未読で鑑賞。
タイトルから想像してたのとは違っていた。
最初,男の傲慢と女性の善良を題材にしてるのかと思いながら観ていたけれど、もっと深い意味があった。
婚活アプリで知り合った2人,結婚を意識して会っているが踏み込めない。そして事件が起き彼女が消えてしまう。
最初に登場する奈緒の可愛らしさ、結婚に焦るあまりついてしまったウソに苦しみ、不器用ながら毒親から独り立ちしていく。そして再会するまでの彼女の変化にのめり込んでしまった。
どちらも傲慢であり善良なのかもしれない。今時の婚活について語る前田美波里の婚活を成功させるのは,自分に必要な物をわかってる子だという言葉が妙に心に残った。
う〜ん
友達は選びましょう…かな。
つかあんなん、さすがにおらんやろ。
裏で言うやつはいるだろうけど、架にも真実にも本人前にして(笑)
あと最後に本音を言いあった?
あの…駆けずり回ってる、自分に社長の器なのか?みたいなのが弱音を吐いたカッコ悪い自分ってこと?
いや〜ないわ〜っと思ったかな。
正直予告とか見てゴーン・ガールみたいなの想像してしまってた自分が悪かった。
つうかスワローズ帽の青年かわいそうやな。
東京でどんな失敗したんやろ?原作には書いてあるんかな?
恋愛ドラマとか好きな人にはええんかな。
自分は正直イマイチでした。
結婚できない人間を血みどろにしてくる
前田美波里がすっごい刺してくる…
もうやめて……もう…
的確すぎる正論は人を傷つけます………
親とか先生からの評価は「良い子」で、躾がなっていて上品で最低限のマナーが身に付いていて、そういう子が実は…、という部分はさほど意外性もなく「あーいるいるそんな子~何なら私~~」程度なので、あらすじで読んだ時に期待してた実は殺人鬼的なサスペンスはありませんでした。私の期待の仕方がおかしいだけではある。
割と最後の方のヒロインの言い分勝手すぎるだろという思いはありますが、今まで周りの大人の期待に応えて成長しちゃった子供が、初めて自分勝手になった・一人の女性として男性に向き合ったという風に考えればそんなもんかなと思います。
ほんでお前ら超お似合いだよ。おめでとうな。
余談ですが、
女友達がクソすぎる。何であんなのと友達してんだよ💢
という方が多いと思うのですが、ほら、ヒーローがね、無邪気で世間知らずでお人好しって言われてて、実際最後までそうだったでしょ?
すごい性格悪い人はね、一般的なちょっと性格悪い人から敬遠されてしまうからね、すっごい良い人しか友達してくれないんですよ。
だから彼女たちには同じくらい性格悪いお互いみたいな友達か、主人公みたいなコイツら性格悪いって気付けないお人好しみたいな友達しかいないんです。そして後者の幸せをぶっ潰していくのね。
私にはリアルに感じました。
切りなね、その友達。何なら刺しても良いよ世間のために。
大変面白く観ました!
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
結論から言うと大変面白く観ました!
今作の映画『傲慢と善良』は、映画の中盤で示された、小野里(前田美波里さん)による、今の婚活の人達は「自己評価が低い一方で、自己愛の方はとても強い」「傲慢と善良」です、という言葉が、観客に突き刺さったと思われます。
この小野里による、「傲慢と善良」という映画のタイトルにもなっている言葉によって、西澤架(藤ヶ谷太輔さん)の婚約者であった坂庭真実(奈緒さん)がなぜ失踪したのかの理由以上に、観客は「傲慢と善良」の意味を考え続けたと思われます。
結論としては、美奈子(桜庭ななみさん)らに、真実がストーカーの被害を受けていたことは嘘だと暴かれ、その上で(本当は結婚したい気持ちが70%であって、真実の点数を言ったわけではないのですが)架は真実を「70点の評価」だと伝えられ、その事がショックで真実は架の前から失踪したのだと明らかになります。
ところが、真実に対して美奈子らが言い放った「ストーカーの嘘」の暴きや「70点の評価」の言葉は、真実の失踪のトリガーに過ぎず、真実の架からの失踪の理由は、真実の母・坂庭陽子(宮崎美子さん)の毒親の言動による抑圧が要因だったと、映画を通して分かることになります。
(西澤架と婚約した)坂庭真実は、毒親である母・坂庭陽子から自身の本音やエゴを抑圧され、「善良」な振る舞いをずっと強いられて来ました。
すると、(真実が、過去に婚活で知り合った男性と遊園地に行った時に再開した)同級生や、美奈子らは、真実の「善良」さを嫌悪することになります。
なぜなら、母から強いられた真実の「善良」さは、同級生や美奈子らのエゴ(「傲慢」さ)を否定する作用を働かせることになるからです。
そして美奈子らに、真実の偽りのストーカー被害は、(「善良」の抑圧で歪んだ)真実の「傲慢」さ(エゴ)の現われだと、暴き立てられるのです。
ここで美奈子らは、一見、真実の「傲慢」さ(エゴ)を批判しているようですが、実は、美奈子らが真実に言いたいことは逆で、「傲慢」さ(エゴ)を「善良」で隠している、その「善良」の方の問題を批判しているのです。
つまり美奈子らが言いたい本心は、真実は初めから自分たちと同じように(「善良」さをある程度辞め)「傲慢」さをきちんと日頃から表現し、それで傷つく時は傷つく必要がある、だったと思われるのです。
ところが、真実は美奈子らの「善良」の問題の指摘をこの時、受け入れることは出来ません。
なぜなら、真実が自身の「善良」さを辞めて、「傲慢」さ(エゴ)を表に出すことは、母・坂庭陽子から幼少の時から禁じられて来たからです。
真実はこうして、自身の「傲慢」さ(エゴ)を母に否定されまま、身につけた「善良」さも美奈子らに否定され、助けを求めるはずの架には「70点」と評価され母に否定され続けたために本心(「傲慢」さ)の問い掛けも架に出来ないままで、心の行き場を無くして、婚約者・架の前から失踪せざるを得なくなります。
そして真実が向かった先は「善良」さが深く肯定される、高橋耕太郎(倉悠貴さん)や、よしの(西田尚美さん)らがいる、東北のボランティアの現場でした。
映画はその後のラストで、真実と架との再会で、真実と架が互いに必要な存在であったことを再認識し、再び一緒になることを選択して物語は閉じられます。
私はこの映画のラストが、本当に美しい着地だったと思われました。
なぜなら、このラストは、真実が母に持たされてしまった「善良」さも、母に抑圧されている「傲慢」さも、どちらも持っていて良いのだと肯定していると感じられたからです。
架もまた、元恋人の三井亜優子(森カンナさん)を引きずり「傲慢」的に多くの婚約アプリで知り合った相手を軽視しながら、しかし全体としては他者に対して丁寧で「善良」な人物であったと思われます。
そして、映画ラストの架と真実との再びの関係のスタートが美しく思われたのは、架を演じた藤ヶ谷太輔さんも、真実を演じた奈緒さんも、「善良」と「傲慢」との双方に広く深く複雑に触れながら演じ続けていたからだとも思われました。
この映画は、毒親によって「傲慢」さを抑圧され作られた「善良」さの正体を明らかにしようとしています。
そして、この「善良」さは、毒親による抑圧だけでなく、日本社会全体の抑圧によるものだとも示唆され、日本人の多くも持ち合わせている「善良」さだとも思われました。
私個人が(真実を責め立てる)美奈子らに対して嫌悪感を持ったのも、この日本社会の抑圧で強いられている「善良」さが、良くも悪くも影響しているように感じました。
しかし一方で、一見嫌な存在でしかないと思われる、美奈子らや遊園地での真実の同級生が、私には一方的な嫌な存在とまでは思われませんでした。
なぜなら、美奈子を演じた桜庭ななみさんらもまた、こちらの嫌悪感を超えて深さある演じ方をしていたと思われるからです。
これらの俳優陣のそれぞれ深みある演技の素晴らしさは、優れた俳優の皆さんの力もあると思われながら、萩原健太郎 監督の手腕もあるのではないかと想像します。
ただ惜しむらくは、もっと美奈子らの心情が深く真実と対峙されて描かれる脚本構造になっていれば、もっと多くの人にこの作品の伝えたい中心が伝わったのではないかとも一方で思われました。
なので、「傲慢と善良」の言葉の意味は?と、観客側が映画を通じて積極的に考え続けなければ、美奈子らの本心も、対峙する真実の心の深層も、理解しないまま映画を鑑賞し終わった観客も少なくなかったのではと、推察します。
(真実に対峙する)美奈子らの心情はもう少し深く描く構成に出来たのではないかと、僭越ながら今回の点数になりました。
しかしながら今作の映画『傲慢と善良』は、「傲慢」と「善良」とをそれぞれ共に広く最後には肯定した作品になっていると感じられ、やはり優れた美しい映画の1本だなと、僭越ながら思われました。
30代以降でマッチングアプリを現役でやってる方には刺さる
奈緒さんが好きで予告編で見て気になったので見てみました。と、その前にその予告がだいぶ前から劇場で流れていたのでこの作品を先に公開されていた同じく奈緒さん主演の「先生の白い嘘」と勘違いしてて、先生の白い嘘を見た際にいつになったら藤ヶ谷くんが出てくるんだろうと思って見てたら、別の作品でした(笑)
そんなこともありましたが、予告の印象から婚約者が急にいなくなりそこから今までわからなかった婚約者の姿が見えてくるって感じがして、実はめちゃくちゃ悪女とかそういう系なのかなと完全に先生の白い嘘の影響ありますが、そんな感じの作品と思っていたら全然違いました。
ジャンル的にはわりとほっこり系なのかな。
自分もマッチングアプリをしているのでマッチングアプリが就職試験のような感じとか自分の好きな話とかしないで相手の話に合わせれば会えるとかすごいわかるーってなりました。
それと作中の藤ヶ谷くん同様に昔めちゃくちゃ好きな彼女と付き合ってて、でも自分はその頃それほど結婚を意識してなかったけど、彼女はちゃんと結婚のことも考えて付き合ってた感じとかめちゃくちゃ自分に当てはまってていろいろ思い出しちゃいました。
なので、それなりに20代で恋愛をしてきて現役でマッチングアプリをやってる30代以降の方なら何かしら刺さるものがあると思います。20代ではまだ結婚をそんな意識しないと思うんでちょっとわからない感覚の部分もあるかなと思います。
とりあえず奈緒さんが災害ボランティアで行った先の田舎の男の子が最終的に何かあるのかなと思いきや、ただただかわいそうなだけでした(笑)
原作とは何なのだろうか?と考えさせられる…
原作を読んだ上で期待に胸を膨らませ本日映画を観て来ました。
基本的に映画に対して批判をすることはほぼほぼ無いのですが…と前置きをして…
割と長めの小説なので、原作どおりに再現するには限界があるのだろうけど…少し酷すぎた…というのが率直な感想ですね…。設定・ストーリー・シチュエーション・登場人物・エンディングへの布石を含め、全く別物のお話になっていて…原作を期待していた自分としてはオープニングから『え?…え??…なんでそうなる??』の連続でした…。
キーパーソンとなる登場人物すら設定が変わっている上に3人くらいの人物が1人になっているキャラクターも何人かいるし…何せストーリーが浅すぎる…。あれでは原作を読んでいない人が観ても何を伝えたい映画なのか?その根幹が伝わらないのではないかと感じました。
自分が辻村深月本人だったら映画化を許可しないレベルだと思います…。
最近あったような痛ましい事件に発展してもおかしくないくらい原作を蔑ろにした別物の作品です…。
原作における当人たちのものすごく細かい心理描写もいともあっさりと描かれすぎていて…この作品の良いところが全て台無しになっていると感じました…。
最後にようやく名前を呼び捨てにするという重要な設定も…初めから呼び捨てになっているし…感動のエンディングもまさかの展開ですしね…
この内容をアレンジし尽くしたような別物のスピンオフ映画にする前に…もう少し原作に近い形で映画化してもらいたかった…。
最後は互いの目線位置なのか。破局しろと思う心と作り笑顔 (;^ω^)
お見合い、マッチングアプリ、知人友人の紹介、会社の同僚、ナンパ・・・
出会い何て幾らでもあるけども お付き合いは出来ても結婚までは別。
昨今、縁談話持ってくるお節介おばさんの目線が上過ぎてて、
何で紹介を断るのよ的な言葉とか、変な人は一人も居ません・・・的な意識高い系の極地が災いを引き起こしているのかも知れない気がします。
この前、 原作:辻村深月さんの「傲慢と善良」を観ましたよ。
・傲慢・・・思い上がって横柄なこと。人を見下して礼を欠くこと。
・善良・・・正直で性質のよいこと。実直で素直なこと。
今作に出て来る 西澤架(役:藤ヶ谷太輔さん)と
坂庭真実(役:奈緒さん)の結婚への馴れ初めの話ですね。
お見合いじゃなくて、マッチングアプリによる出会い。
相手に70点を付ける彼と、スト-カに狙われていると嘘をついて結婚する様に仕向ける彼女。 見ていて
どっちもどっちじゃん~ ( ̄д ̄)
そもそも、奈緒さんと藤ヶ谷さんを スクリ-ンから見てても
お似合いに見えない。
それが 羨ましくも何とも無く、本作の欠点かな。
なんやろ キャスト選び失敗かな。
人として誠実そうには彼は見えるんだけども、
駅のホームで最終 追いかけて来た彼女と抱き合う関係が、
悪いけど コレで解決のハッピ-には思えんかった。
原作は結構面白いんだと思うけど、脚本展開が悪いのだと そう思うわ。
原作女性なんで 女性視点の想いと展開。
だから 男ってそうじゃないんじゃ?って思う節もあると 思うのよ。
小野里 ”結婚相談所”(役:前田美波里さん) のなんか上品気取ってる強気な姿勢がハナについて回る。苦手だわ~こんな人って思えてくる。
大体、清楚で大人しく真面目・・・・それって善良?
そう思わせてるだけで、裏で何してるんだか。
でも 内緒で本音の人を探してるのが 人間らしい。
だから 結婚前に急に家を飛び出した彼女は ソレでいいと思うんだな。
男がシッカリと後を追いかけて来たら 結婚。
電話でしか話せなかったら 結婚は無し・・・で 良いと思うんだよ。
結局、真美は 意識してなかったけど、それを試したんだと思うね。
この手の出会系作品にしては、まぁまぁリアルに表現してた様には
感じましたが、もうちょっと刺激ある展開が絡まってると
楽しめたかなと そう思います。
興味ある方は
劇場へ。
原作既読ですが
実写映画に原作通りを期待するのは無理な話だと理解しているつもりです。
でもこれはさすがに原作通りではなく、参考程度でしかなくないですか????
どうしてこんなに変えちゃったのか、改変した部分でなにを伝えたかったのか本当に理解に苦しんでいます。
色々とここはさあ!!それは違うじゃん!と言いたい部分もありましたが、書く気力もありません。
現代の恋愛市場において、、
原作読了済み。
うまくまとまっていたように思う。
マッチングアプリの成熟により、特に女性側としては売り手市場になる事が多くいいね数の多さで幻想的に自己評価だけ高めていく人も増えた。
女性のほうが勝ちやすいと言えると思うが、ただ女性にとってこれはこれで例えば選ぶに選べないといった悩みなどもでてきている。
また出会いが限定されていたクラシカルな時代と比べると、男性側には比較的あらゆる点でハイレベルが求められるようになり西澤架のようないわゆるハイスペ男子の上位層だけに女性が群がる二極化時代にもなっている。
→ハイスペ男子にとっても手軽な出会いで婚活がルーティン化している。
このような本来の価値が見定めづらくもなった現代の恋愛市場の側面も前提になり物語はキラーワードの傲慢とは?を軸に展開されていく。
一見可愛らしい真実のような子が、厳しい家庭で世の中の正解のみを見て善良に育てられただ恋愛市場では傲慢に自我が出て何が自分の求めているものなのかはっきりしないままなんか違うと何人もの男を切り落としていること、そのような子がたくさんいることを知られるだけでも一見の価値あり。
他にも真実を批判する女性陣らの会話も面白かった。
本作としてはお互いに闇から抜け出して価値を見いだしてハッピーエンドとなる。
いい時代になったのだと思うけれど、謙虚さも忘れずに本来の価値を見誤らないようにしっかりとビジョンも持つようにしたいと思えた作品でした。
PS:
藤ヶ谷くんの演技はいい意味であのレベルだから出る素朴さが上手く物語に合っていた。
ただクライマックスではここだけは垢抜けるべきなのに奈緒さんの演技の良さもあいまって味がなく見えてしまった。とにかくセックスしたいシャバ僧のままだった。
藤ヶ谷さんの起用はおそらく味無く見せるためでもあったと思うがクライマックスのためにももう少し演技派よりを起用してほしかった。
→また原作読者はおそらく藤ヶ谷くん起用で「この原作でジャニ起用かよ」と見ないようにしたかたも結構いらっしゃると思うので。
現在の婚活事情。
今の疑心暗鬼な時代において初対面の人との普通の会話でも緊張するのにマッチングアプリで出会い交際し結婚に到るなんて私自身には到底無理な話ですが、会社内でもそういう出会いで結婚した人をちらほら見るようになりました。
ひと昔前のお見合いなら、父母の信頼出来る親戚や友人等からの紹介があり、自身の経歴や職業等を記した「釣書」をお互いに交わすので相手方の素性はある程度担保されていることになります。
しかし、マッチングアプリの場合、相手の素性が担保されていません。はったりな世界な訳です。嘘をついてもOKな訳です。
そもそも、主人公の西澤 架(かける)はクラフトビールの会社の二代目社長でルックスも良いのだからマッチングアプリを使わなくても仕事の関係でいくらでも出会いはあるだろうに…と思ってしまいますが。
冒頭で架がマッチングアプリで女性と出会いを重ねるシーンで相手の女性は必ず架のロレックスの腕時計を見ています。架も黒地に金文字の凄い名刺を女性に差し出したりします。そこで初めて女性は架の素性を確認するって具合です。
西澤 架と坂庭 真実(まみ)はそんなマッチングアプリで出会い交際を始めます。
架と真実は交際1年後に結婚することになります。しかし善良に見えた真実が架の気を引くため嘘を重ねていたことが架の女友達2人にバレて、真実は失踪してしまいます。
架の方も元カノが忘れられなかったり、真実のことを70点と言ってみたり(実際は言ってませんが)、体の関係もあるのに、交際1年経っても態度をはっきりさせなかった傲慢な男です。(天然キャラで悪い男ではなさそうです。)
架は真実を探すなか真実の過去を知ることになります。失踪後の真実はボランティア活動の為佐賀県に居ました。そこで架と再会し、お互いに心を開いて再度やり直すことになります。
しかしまあ、女性は怖い。架の女友達2人は真実を冷静に、かつ冷徹に、観察し真実の嘘を見破ります。見破った事を真実にわざわざ伝えるなんて怖すぎです。恐らく二人とも過去に架に相手にされなかったのでしょうね。その恨みと妬みもあるのでしょうけど。
真実は真実で、失踪しながらもインスタで自らの足跡を残したり、ボランティア先で西澤姓を名乗ったり、何かあざとく感じてしまいます。
傲慢さと善良さは誰しも持ち合わせているもので、傲慢な瞬間だったり、善良な瞬間だったり、傲慢な一日だったり、善良な一日だったりします。男女の関係においてはその傲慢さと善良さとのどこでお互いに折り合いをつけるのかでしょうけど。まあ、当たり前ですけど。
仕事関係であれ、プライベートであれ、日々自然な形で接するなかで恋愛関係に発展するのがやはり適当ではないのかなぁ。やはり、アプリはちょっと…。
架と真実の場合だと結婚後にもまた何か出てくるんじゃないかと思ってしまいます。結婚した(契約した)後ではもう遅いけど…。(ToT)
小説読みました
去年読んだ小説が素晴らしかったので楽しみにしてました。再現度は高いと想います。キャストが奈緒さんなのはぴったり、藤ヶ谷さんもいいと思いました。欲を言えば瑛太。結婚相談所の前田美波里さん、オーラがありました。ばってんとか言ってたので熊本かなぁと思ってたら佐賀(肥前)だったんですね。架君の時計、最初GMTマスターだったのがサブマリーナに変わってましたね。架君の愛車はゲレンデだとセレブ過ぎるのでボルボXC60とかにすれば良かったのでは。
100%
人が好きって言う人はいるかもしれませんが、結婚する人が全員そうだとは言えないですよね。むしろ、70〜80%くらいで充分なのでは。それよりは劇中にあった様にフラットな自分が相手に見せられるかでしょう。
放漫と浅慮
定番の恋人失踪映画。
まず素晴らしかったのが、ホームパーティでの友人女子ふたりの目。
一瞬の値踏みの上での嫉妬や見下しなど複雑な感情が、リアルかつ鮮明に表れていた。
あのワンカットだけで助演女優賞あげたい。
しかも、性格悪いながら洞察が鋭いのがまた…
さて、本題として今作の架と真美の関係はとても自然だったと思う。
“婚活”というスタートからしてカタログスペックが前に出るし、それは自分が手を出せない理由のひとつだ。
問題は、一年経ってもそこから抜け出せなかったこと。
七山での真美や、再会した時の架の表情や口調が全然違ったのことが、当時の不自然さを浮き彫りにする。
(あのあたりの演じ分けは素晴らしかった)
個人的に、「どこが好き?」って質問が嫌い。
その視点って、理想(しかも大抵は曖昧な)に対して合致してる部分にすぎないから。
“人”を好きになるって、“項目”じゃなくて“存在”だと思う。
「いつまでもプロポーズされない」って、まだ一年だろとは思うが、そこは価値観の違い。
結婚はタイミングと言われる所以だろう。
高橋からドライブに誘われた時に後ろで蕾を映してたから、ラストは少々意外。
でも、多少なり本音を出せて前進ではあるのかな。
このあと何事もなく上手くいくとは思わないけど、まぁ気持ちがそう言ったなら仕方ない。
しかし吉岡睦雄のキャラ、『Chime』の松岡だろ、怖いわ。
フラレた高橋に寄り添いにいくヤギが癒し。
失踪。。
が、続きますね。安心出来ないな。
「四月に〜」の弥生(まさみ!)
「スオミのはなし〜」のスオミ
(まさみ〜!!)
本作の真実(奈緒ちゃん)
何だろ?失踪モノ、個人的にいまいちコナイなぁ〜('◉⌓◉’)
どれも失踪の背景が見えずらい共感しずらい。
もっとちゃんと"失踪"させて。
あ、でもそもそもその選択をする人の心って解らないのか??
まぁ、それは置いておいて。。
今月は観たい作品が多過ぎて、お小遣いオーバーだし、時間もしんどいし、辻村原作だけれど見送ろうかと思っていた本作。。
だがしかし!
アイラブ倉君が出ている!ぐぅぅ。。
コーポ・ア・コーポも観たかったのに近場での上映なしで行けず( ; ; )
市子は観たけど、その後の骨子は、、
へへへ( ̄∇ ̄)
って思って行ってない。
これじゃ、好きと言いづらいじゃないか!と悩み、、
。。。行ったれ!!行ってきました!
おかず減るけど仕方なし٩( ᐛ )و
笑っとけ笑っとけ٩( ᐛ )و
私は読書も趣味なので、辻村先生の作品も何冊も読んでおりまして、こちらも既読なのですが。。
んーーーー。。何でしょ??
(つか、男性って皆んな、奈緒ちゃんと
あいみょんと波瑠ちゃん好きですよね)
小説と映画は別モノとして楽しみたいし、比べても仕方ない。
わかっちゃいるけど、だって読んじゃってるからねムズカシイ。。
ちょっと厳しくなってしまったかも。、、
まず架。
藤ヶ谷さんのアレでは架の心の機微みたいなもの、未読の方に伝わったのでしょうか??
真実においても。。
奈緒ちゃんの演技力で補えてはいましたが、あれではただの"逃げ"では??
真実(奈緒ちゃん)と母親(宮崎さん)との関係性も、単純な"毒親と子"としては充分に描かれてはいましたが、真実がなぜ、こんな性格になったのか?
彼女の人格を形成する上で良くも悪くも介入してきた母親の存在感を、もっと強調して欲しかった。
いや、宮崎さんはとても良かったのですが、いかんせん前田美波里先生が良い所持っていってしまい過ぎww
すごいインパクト。さすが蔵人の母!
あと、女のイヤ〜な部分を見られたあのシーンは良かったです。
良い胸糞!頂きました♪
ただね。ちょっとフォローしますけど、架と美奈子は友達なので。
架に対しての真実の態度や嘘(裏切り)が許せなかったのだと思うのです。
だからあの発言も、美奈子にとってみれば
"善良"だったのでは?
自分に自信があって、自分の意思で発言できる彼女のようなタイプの女性からしたら、真実のような、あの手の女にイラつく気持ちも。。
ちょっとわかりますw
と、まとまりもない文章を連ねるだけになりそうなので、個人的な意見を。。
"結婚"って、究極の個人意思によるものだと思ってます。
してもしなくても個人が自分の意思で選択すれば良い。尊重されるべき。
うるさい外野は黙ってろと思う。
したいならマッチングアプリでも合コンでも何でもやって出会いを求めたら良い。肯定派です。
婚活なんて言葉すら生み出して定着している。
で、個人意思と書きましたが、結婚てやっぱり厄介で、家と家の繋がりが出来てしまう確率が高い。
好きだから結婚しましょ〜なんて簡単な事ではない。日本では特に。
周りが結婚して行き取り残される不安、親孝行としての一面、将来のある意味保険、社会的に安心したい。。
(あと、子、か。。)
単純ではない様々な事情も含むのが結婚だと思うが、やはり、個人として1人の大人として、自立していない人は、誰かと一緒になっても上手く行かないんじゃないかなぁ〜?と思うのです。
依存できる相手を探すのは違うんじゃないかなぁ〜?と思うのです。
覚悟がない半人前の人が婚活なんてしていいのかなぁ〜?と思うのです。
とかちょっと偉そうに書いてしまいましたが。。
すいません。自分の事は棚です(°▽°)
まぁ、そんなに出来た人間ばかりではないし、誰しも傲慢な部分も善良な部分も持っていますからね。
上手く折り合いを付けて生きている人が大半だと思います。
けれど、
結婚(だけじゃないけど)は
相手ありきなので、相手には真摯で誠実でありたいものです。。
そして、
自分の幸せ。自分の人生。
自分で考える事を放棄してはいけません。
真実ちゃん、もっと自分を出して生きていいんやで!
「自己評価は低いくせに自己愛が高い」
ヒィィ! _(:3 」∠)_
原作はとにかくイタイイタイ作品でして、、
痛い所ツイテくるなぁ〜!!なのです。
自分が持っているネガティブな感情を引きずり出された感覚になったし"まひちさ"にザクザク刺されたような痛みまで感じたのですが。。
本作はあれみたい。
刺すと引っ込むおもちゃのナイフ。
シャカ。シャカ。って感じ。
痛くなかったなぁ〜。。
あ!!!倉君!!
原作と全然違ったけど、良い奴だった〜!男前やった〜!君には違う人がいいよ絶対!
倉君もヤギも可愛かったです♡
(それだけか〜いw)
鑑賞後の気分も悪くはなかったが、もっと彼らの成長を感じたかった。
2人を信用したかった。
未来を想像させて欲しかった。
あ〜なったけど、別れるんじゃね?って思ってしまいました。大丈夫かなぁ?
私もそんな風に感じてしまって大丈夫かなぁ??
イヤな奴でごめんなさいm(__)m
みなさんには、映画の印象が薄れた頃に原作を読んで欲しいです!
原作はもちろん素晴らしいですが、朝井リョウ先生の解説がとても良いです!!
良いセリフ回しが多い!
最近は女の人がどっか消えるのが多い
これだけは言っておきたかった。またそれかと。
アニメの異世界転生くらいテンプレだと個人的に思っている。
ただ原作は良いと思う。別に辻村深月さんのファンというわけでもないが
小説が好きな人なら誰もが一度は読んでいると思う。たぶん。知らんけど。
奈緒さんは抜群だったと思う。
普通に考えると、きちんと与えられた役を演じ
伝えるべきことを伝えたと思う。
悪い女友達もきっちり性格悪さが自然だった。
腹立たしくて席を立ちたくなるくらい。
なぜ奈緒さんが抜群と思ったかは、主演の男の人があまりしっくり来ていなかったから。
悪く言いたいわけじゃなく、はまっていないというか
伝わってこない。大事な言葉が、そこに込められた気持ちが。
小説も派手に売れた期待された映画だったと思う。
それなりの人選だったはず。
無名の人でもいいんだ。伝わってくれば。
奈緒さんは奈緒さんとずっとわからなかった。
エンドロールで気づいたくらいのレベル。
奈緒さんは真実さんだった。
原作ファンの評価は割れそうだなと思った。
原作を読んでない人で大人のラブストーリーが見たいならどうぞという感じ。
好みの問題です
丁寧に作られた作品であることは分かりましたし、全体の構成も好きですし、女性の打算や汚さが描かれていたり女性同士のヒリヒリするやりとりは面白かったですし、(本筋には関係ないけどヤギが可愛かったし、)最後10分までは星4〜5くらいの感じで観ていました。
が、終わり方が好みではなく、星3に落ち着きました。すみません。
どこが好みではなかったかというと、ふたりがやり直すと決意するほどの互いへの好意を、観客としては感じられなかったこと。上っ面だけ見て打算的に付き合っていた関係から、それを脱却して互いの内面をちゃんと知る段階にまだ達していない(少なくとも私にはそう感じられた)のだから、ここからちゃんと内面を知り合っていこう、それから未来を考えよう…という終わり方なら好評価でした。よりを戻すのは早計だろうということです。
とはいえラストはもう好みの問題なので、(恋愛ものはリアリティ重視で苦い方が好みな私には合いませんでしたが、)気持ちのいいハッピーエンドが好きな方には好ましい終わり方だと思います。
原作の答え合わせが出来た!
この本に「衝撃を受けた」とキスマイブサイクで本の紹介を藤ヶ谷くんが言っていたのを見てました。そしたら、彼がキャスティングされていました。「うん、ピッタリ!」と思いましたが、実際にはちょっと演技がむつかしかったかも。奈緒さんはさすがでした!
原作を読んだ時から思っていたけれど、このお話が難しいと思うのは私だけかなぁ。今のリアルざっくりと婚活のお話なんですが、女の子のまみが追い詰められていく気持ちはすごくよくわかる。私も婚活では苦労したから(-_-;)でもそれをひっくるめても、これぐらいの傲慢さや善良さは誰だって交差しているものではないかしらね?駆け引きと言うか、自分の方が好きとか、マッチングアプリやお見合いで出会っても、元カレ元カノの存在はいろいろとあるでしょうし。どうも感情移入ができるような、できないようなお話なんです。これを映画にしたら、どこをどういう風に見どころにするんだろう?と思っていたのですが…いちばんモヤモヤしていたラストが原作の答え合わせみたいになっていて、かなりスッキリしました。原作では、このまま上手く行くんですか?とずっと疑問でしたから。あぁ見て良かった!と思いました。
とはいえ、原作未読の人が映画だけ見たら衝撃が足りないだろうし(衝撃やミステリー感は原作の方があった)原作だけだと私のような尻切れトンボ感がある人もいるかもしれない。これ二つ見て、やっと完成って感想です。
原作の時も同じく、皆さんも思っているでしょうが、ああいう友達がいる時点で、かなりの減点。何度見てもムカつきますな(# ゚Д゚)嫉妬とか、やっかみ、みたいなものって人間をろくに表現しないけど…ほんとうに嫌な役です。藤ヶ谷くんは、まだまだカッコ悪く羽目を外すことが出来ない演技なように見えました。まぁつかみどころがあるようでない役なので、難しかったと思います。色々と書いてしまいましたが、婚活真っ最中の人にはぜひ見てもらいたいのでおススメです♪
傲慢なのは自分自身でした
「傲慢と…」
漢字テストではまず書けない熟語のタイトルに惹かれ、恋愛ミステリーとの釣書にいざ鑑賞。
婚活で知り合った彼女の嘘や生い立ちって誰にでもあるんじゃないの?それをミステリーって…。
お付き合いで距離を置き冷静に考える時間を作るのもよくあること。
単純などこにでもあるラブストーリーでした。
最後まさかのどんでん返しを、と期待してただけにかなりの拍子抜けでしたねー。
まぁ個人的な思い込みで鑑賞しちゃったもんだから見当違い!
奈緒ちゃんは大好きなんですが・・・‼️
原作は未読です‼️結婚を申し込んだ途端、相手の女性が失踪。男は女性を捜し続けるが、女性の友人や家族から聞かされたのは意外な女性の正体だった・・・‼️なんか予告を見た時はそんな感じで、清楚でおとなしい女性が実はとんでもない悪女だったとか、恐ろしい過去があったとか、そういう映画を期待してたんですが‼️男は優柔不断で、なかなか結婚に踏み切れない男‼️しかも付き合ってる女性に70点という点数をつけるような男‼️女は周りに引っ張ってもらわないと自分では何も出来ないのに恋愛に関しては譲れないところがある‼️なかなか男がプロポーズしてくれないので、ストーカー被害にあってると嘘をつく‼️それが嘘だとバレると突然失踪し、姿をくらます‼️お互いダメな人間だったと反省しながら日々を過ごし、女性の滞在先である田舎で偶然再会し、「もっとあなたのことが知りたい」「これからあなたと生きていきたい」‼️メデタシ、メデタシ‼️もう勝手にしてください‼️女性の姉や両親、男の女友達も含め、まったく魅力ナシのキャラクターたちが繰り広げるママごとみたいな、薄っぺらく、まったく胸に響かない映画‼️原作通りの映画化らしいのですが、原作が悪いのか、脚本が悪いのか、演出が悪いのか、演者が悪いのか、この作品の良さが解らない私の感性が悪いのか、ひょっとしてすべて悪いのか⁉️ウーン、解らん‼️
原作の方が好きだった
率直に原作の方が好きだったなと思った。映画だから仕方ないのはわかるが「そこ削っちゃうんだ…」と思った部分や「あれ、そんなキャラの人だっけ…?」と思う部分が複数あったのでこうゆう仕上がりになってしまうならば映画ではなくドラマの方が良かったんじゃないかと思った。奈緒さんの演技がとても引き込まれる感覚がしてとても好きなので藤ヶ谷さんの演技が少し霞んで見えてしまった。映画と原作は別として考えた方が満足感が出るのかもしれない
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