「重くならずにポップな感動作だけど「大事なところでは、人として親として映画としてちゃんとしてほしい」」SCRAPPER スクラッパー ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
重くならずにポップな感動作だけど「大事なところでは、人として親として映画としてちゃんとしてほしい」
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母親を病気で失ない一人で生活していた12歳の少女ジョージ―の前に、突然父親ジェイソンが現れる。
ジェイソンはジョージ―が生まれたとき、父親になることから逃げて二人をしてていたのだった。
しっかりと自立、空想力創造力逞しいジョージ―の演技が素晴らしい。
それに引き換え、逃げた上に養育費も払っておらず、「自分は必要ないと思った。」というジェイソンは許せない。
こんな勝手な父親なのに、会って少しですぐ仲良くなってしまう展開は、男から見たら理想、でありファンタジーかもしれない。
重くなく、ポップな映像もはさまれて、軽く観れるのがイイのですが、少し短い。
もうちょっと感動できるエピソードが欲しい。
そして、友だちを殴って大怪我させたのに、理由を聞かない、理由を言わないのはなぜ?
最初は親子で逃げるし、ここで逃げないで、不器用に必死に子供の味方するのが親なのに。
ちゃんと謝ってない。
一緒にちゃんと謝りに行くとかするのが親の良いところの見せ場なのに。
親はすぐ金払おうとするし。
娘はドア前にケーキを置いといただけ(まさかジェイソンにもらったバースディケーキ???)。
さらに終盤、殴られた子、本人の口から「学校休めたからオッケー」と言わせるなんて、
親も子も監督も良くない!
この件で携帯の動画のことを知ってからの、ジェイソンの残したメッセージにつながるんじゃないの?
カットしたのか?
子供に寂しい思いをさせて、心配させたあげく、
近所で呑気にサッカーしてんじゃないよ。
確かに、母も。父も。友達親子でしたけども。
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