フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンのレビュー・感想・評価
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陰謀論の出どころ…
これは…ネタバレにならないようにすると、何も書けませんね。
昔からそういう陰謀論があるのは聞いていたけど、日本人より中にいる国内の人(アメリカ人)の方が疑ってる人が多いらしいですね。
『インターステラー』の中でも学校の教科書で「月には行ってない」って事になってたようだし。
面白かったです!
60年代のファッションや家電・家具小物も楽しんで見てました。
そっか、あの頃はキャスター付きのスーツケースなんて無かったよね〜なんて…
お仕事映画として楽しんだ
アポロ11号の月面着陸の映像は捏造だったという陰謀論?都市伝説?は、日本のテレビ番組で扱うくらいメジャーなもの。当時の映像を元に検証した番組を観ただけでも、もしかしてフェイク映像が作られた可能性はあるのかもと思わせるものだった。実際、このとき以来人類は月面に降り立っていないのだから立証しようがない。
そんな陰謀論をネタにした本作。フェイク動画の撮影を依頼したと噂されたキューブリックのこともネタにする。本作にNASAが協力しているのに。ここらへんアメリカは懐が深い。
アポロ計画、PR活動、資金と賛同者集めを中心としたお仕事映画、フェイク動画撮影物語、そしてケリーとコールのラブストーリー。本作には3つの要素があったが、個人的にはお仕事映画として楽しんだ。PRの手法としてもなかなか面白い。たしかに月に降り立った唯一の腕時計とか言えるもんな。そしてNASAに働く彼らが、アポロ1号の事故を抱えていることも伝わってくる。それは他の映画でも同じだった。そんな過去の失敗や罪を背負いながらも前に進む彼らの姿に胸が熱くなる。
アポロ11号の打ち上げに絡んだシーンはかなりリアルなのに、フェイク動画のシーンは結構フィクションっぽさを匂わせる。コメディ要素はほぼほぼこのフェイク撮影が担っていたと言える。リアルとフェイクを織り交ぜながら、でも月面着陸を成功させた人たちの功績をアピールする。ここらへんにNASAが協力した理由がありそうな…。
でも、どんな物語を作っても、本当は月面着陸していないんじゃないか?って都市伝説はなくならない気がする。それはそれでいい。また新しいアイデアの映画が作られる余地が残るってことだ。
ロケットの迫力と痛快な結末
ケネディーの“月行き”宣言時には生まれていないが、アポロ11号の月面着陸はリアルタイムで見た。人類にとって歴史的瞬間であることは幼いながらも理解し、大事件として深く記憶に刻まれている。その年のクリマスプレゼントか何かで地球儀ならぬ“月球儀”を買ってもらった。
そんな出来事が俺の宇宙への憧れの原点だったのかも知れない。その名残りで今でも宇宙モノSFや宇宙開発モノ映画は大好きで、本作も迷わず飛び付いた。
【物語】
2次大戦後、1950代以降ソ連とアメリカは国の威信を懸けた宇宙開発戦争を繰り広げていた。人工衛星でソ連に先を越されたアメリカは、ケネディー大統領が1961年に「10年以内に月に人を送る」と宣言し、アポロ計画を立ち上げる。
いよいよ人類初の月面着陸に挑むアポロ11号の発射予定が1年以内に迫るが、ケネディーの宣言から8年、ケネディーが亡くなり、アメリカ世論は宇宙開発への熱は冷めかけいた。膨大な予算獲得に苦戦し、声高に計画中止を唱える勢力が有力政治家の中にも現れ始めていた。計画完遂に危機感を抱いた政府はニクソン大統領に仕える政府関係者のモー(ウディ・ハレルソン)を通して、NASAに PRマーケティングのプロであるケリー(スカーレット・ヨハンソン)を雇わせる。
ケリーの強引なやり方は、NASAの発射責任者のコール(チャニング・テイタム)の反発を生む。しかし、着々と民間企業を巻き込んでの予算の獲得や政治家工作に成果を上げて行く。全く価値観の異なる2人だったが、着実に結果を出してNASAに貢献するケリーの優秀さに、コールのミッションに対する真摯な姿勢に、いつの間にか互いに認め合うようになる。
しかし、アポロ11号発射に向けて順調に準備が進む中、ケリーはモーからコールにはとても話せないミッションを指示される。
【感想】
痛快だった。手放しで楽しめた。
事前情報は予告編だけだったが、観るまで若干の不安が有った。どこまでが実話でどこからがフィクションなのかも調べてないので、ケリーが最後にモーから受けた指示に関連して、あの幼き日の感動が覆されるとか、モヤモヤさせられる結末だったら嫌だなと密かに心配していた。が、心配無用だった。とてもホッとした。
とてもスッキリした鑑賞後感を味わえることを最初にお伝えしたが、そのほか良かったところとしては、
主演のスカーレット・ヨハンソンが期待通りにいい。ケリーは有能ではるが、ちょっと癇に障る女性、それを見事に演じている。ちょっと憎たらしい女性が最後には愛らしい女性に見えて来るので完璧だ。
チャニング・テイタムもNASAの若く、実直な発射責任者にピッタリハマっている。日本の感覚からは大国家プロジェクトの現場責任者にしては若すぎるようにも見えるが、そうでもないのだ。 以前にアポロ13号事故のドキュメンタリー作品を観て知ったのだが、当時のNASAの現場各セククションの責任者は皆30代という若さで、あの国家プロジェクトの危機を背負っていた。それぞれに次々と迫る難しい判断局面、逃げ場の無い重大な決断をその若さでプレッシャーに負けることなくやり切ったのだと知って驚愕した。なので、総責任者が40歳前後で全然おかしくないし、ドキュメンタリーで観た若く優秀な責任者達のイメージそのままだった。
あと良かったのは何度なく移される発射シーン。いいなやっぱり。
死ぬまでにやりたいことリストに「種子島で良いからロケット発射を生で見る」を加えることにした(笑)
本作はヒューマンドラマであり、コメディーでもあり、アポロ計画の背景という点ではドキュメンタリー的作品でもある。技術的、歴史的視点ではツッコミどころはあるかも知れないが、軽い気持ちで観れば大いに楽しめると思う。
昭和44年リアルに観てた世代は必見^^!!
auマンデーレイトショー『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
予告から楽しみにしてた作品
月面着陸ニュースは、5歳の誕生日の前日だった事もあり、あの映像は鮮明に覚えてます!
その後、あの映像はフェイクだという噂もあり・・・・
今回、スカーレット・ヨハンソン演じるPR戦略のプロとチャニング・テイタム演じるNASAの発射責任者の”リアルと噂”の駆け引きが絶妙で面白いラブコメ作品
今年観た作品の中ではかなり面白かったですが・・・
公開3日目の月曜レイトショーの観客・・・僕だけでした^^;
まぁNetflixの配信作品風ではありますが、あの噂がどう描かれるか興味ある昭和世代の方は是非〜^w^
気楽に楽しめるちょうど良い娯楽作品
重くなりすぎず、かと言って、おちゃらけだけでもない、ちょうどいい感じの娯楽作品です。物語の中心はアポロ11号の月着陸にまつわる有名な噂、あれはフェイク画像という話。それを核に少しのコミカルとラブロマンスを織り交ぜて上手に映像化しています。最後キスシーンで締めるのは、昔のザ洋画という感じで良かったです。
・愉快だったところ
猫が偽月面を駆け回るシーン。これ放送されてたら台無しじゃん。猫ちゃん、月面映像に映らなくて良かったね。足跡とかあったら大変だもの。放送してるのは本物だって聞いたモーが「あれ本物の映像だったのか。フェイクみたいだったな」というのもちょっと笑えましたね。
・アポロ計画と当時の社会状況--宣伝屋を雇う必然
当時計画自体が結構な逆風下にあったことは知りませんでした。確かに国民視点で見ればベトナム戦争もあったり、金もかかるしで、支持を得るのは難しかっただろうなと想像できます。支持を得るために宣伝下手な技術屋集団に宣伝屋を加えて何とかするというアイデアはあり得そうに感じました。
・レトロなムードが上手く出てる映像
ファッションや小物類、頑張ってます。1970年より前の映像なんて、もはや時代劇と言っても過言じゃないです。ブラウン管テレビなんぞ、今の子供たちが見ても何かわからないでしょう。
・ちょっと感動したところ
1)コールが毎晩通ってる場所。それはアポロ1号で事故死した乗員の記念碑のまえの花壇でした。今さらながら、巨大プロジェクトに命懸けで挑んてくれた先人たちの努力の上に現在があると言うことを思い起こされます。別にアポロ計画でなくても、私たちの暮らしだって多くの人の支えがあってこそ。そのことに感謝し、自分も誰かを支えなければならないという気持ちを持ち続けたいものです。
2)ケリーはスケッチブックに描かれたNASAの面々を見て戻ってくることを決意するシーン。やっぱり人間、こうでなくちゃね。このままじゃいけないという気持ち。かなり前の大河ドラマの綾瀬さんのセリフ「ならぬものはならぬのです」に通ずる感じ。あのシーンでちょっと映画のムードがぴしっと締まりました。
黒猫
タイトルからしてフィクション映画だが、実際「月着陸は特撮だ」って噂はあったようですね。「カプリコン1」って映画は火星だったかな?
アメリカにとってはアメリカこそ世界一優秀な国をアピールしたかったんだろう。
たとえフェイク映像を使ってでも。
もしフェイク映像を全世界に流してて猫が映ったら世界一おバカな国になっただろな。
それにしても日本が自力で宇宙へ行ける日は来るのだろうか?
あ…愛くるしい
ノスタルジーかなぁーーと思いながら観ていた。
なぜ今どきこのテーマ?と感じつつも、なにやら良さげな匂いがしたので速攻で観た。
アクションでもモンスターでも超人ヒーローでもハードSFでもないんだけど(←そんな趣味🤭)…なにこれ?素敵じゃん?
最新映画のビジュアルは追求していない。とはいえ古典的世界観ではないし、絵作りも音楽も、どちらかと言えばアナクロなんだろうけれど、でも古臭くはなく、えらく気持ちいい。
だからノスタルジーを刺激されているのかなーーと思っていたわけなんだけど、いやいや、僕自身の記憶にあるような時代ではないし…🤔
そう、アメリカに住んでいた頃、路上で見知らぬおじさんたちと立ち話したりすると、決まって聞いたセリフがあるーー、
「シクスティーズはそりゃあよかったよ。セブンティーズもよかった」
そんな、目を輝かせたオジさんたちの〝Good Old Days〟の、擬似体験のような感じかもしれない。
オールディーズ映画。
それをCG全盛の現代に成立させうるものはなにかと言えば、〝演技〟しかないのだ、自然な。〝人間〟のスカーレット・ヨハンソン、初めて観たかもしれない。なんてうまいのだ、その表情🥰
『フライミー・トゥザ・ムーン』
私を月に連れて行って
科学技術は人類をどこに導こうとしていたのかーーそんなことを少しは考えさせるも、そんな話ではない。
『オッペンハイマー』のような、鳴り物入りの説得力があるわけでもないこんな企画を思い立ち、実現させたプロデューサーや監督の、才能というか、手腕?感服である。世界にはすごいクリエイターがいるものだ。
なるほど出来上がったものは、〝今の時代になかった〟作品なのだ。それはワイシャツのシワまで、人物をよく語るストーリーテリングなのだよ🤭
ラストのタイトル曲の使い方もクスリとさせるし、つづくエンディング曲を聴きながら、心が軽やかになっていくのを感じた。
あ…愛くるしい…。
外に出ると猛暑ーーであろうとも、口笛を吹きながら、ちょっとステップを踏みつつ歩く、我である🥳🌈
5点満点でハートいつつ!
❤️❤️❤️❤️❤️
ウソのような迫真のドラマを笑いで描く
[60代の男です]
僕が子供の頃からあった都市伝説みたいなものを、こんな形で物語にするとはうまい。
フェイク画像の撮影があったのかどうかなど知らないが、主人公の宣伝マン、スカーレット・ヨハンソンのやるPR活動や起こる出来事などは現実のもの。
月面着陸に情熱を燃やす人々が熱い。
月に最初の一歩をしるした宇宙飛行士の伝記「ファースト・マン」では、アポロ計画で死者が出た悲劇などは一切無視されていたのに、コメディである本作のほうが、そういう影の部分まで主人公たちのドラマの一部としてちゃんと盛り込まれているのも良かった。
気持ちの良いドラマと、娯楽的な楽しさが両立された傑作。
しかし高層ビルのような巨大ロケットの打ち上げって、それだけで凄いスペクタクルだね。
《物語》 故ケネディ大統領が国民に宣言した、60年代のうちに人類を月に送り届けるというギリギリの年、NASAはアポロ11号で、それを成し遂げようとしているところだった。
しかし莫大な予算を食うため、議員など反対する勢力から逆風を受けていた。
大統領の非公式な参謀ウッディ・ハレルソンは、それをなんとかしようと、凄腕の美人宣伝マンの主人公スカーレット・ヨハンソンを大金で雇い、NASAに送り込む。
彼女は、国民の月面着陸への期待と機運を盛り上げるため、大企業とタイアップしたり、デッチ上げのインタビューを報道したり、反対派の議員ひとりひとりを篭絡していったりと、手段を選ばず突っ走って効果を上げていく。
しかしもう一人の主人公、NASAの現場の計画責任者チャニング・テイタムは、真面目一筋な性格で、彼女のやることに否定的なため、いちいち衝突する。
前半はこの二人のラブ・コメディ。
後半になると彼女は、参謀から、月面着陸が失敗した場合にテレビの生中継で流すため、フェイク画像を用意しろという命令を受ける。
誠実な計画責任者に惹かれ始めていた彼女は拒絶し、そんなウソはすぐバレると主張したが、恥ずべき過去の自分の犯罪を消し去ってくれるというのでしぶしぶ承知する。
彼女は極秘で巨大なスタジオに月面のセットを作り、スタッフを集めて撮影の準備を進める。
しかしアポロ11号の発射が成功した段階で、参謀が方針を変える。
絶対に成功させるため、テレビ中継では音声は本物を流すが、映像は最初からフェイク画像にしろと強要してくる。
主人公は苦悩する……。
面白かった!
In other words
月着陸陰謀論。出尽くし感があるネタではあるが、面白かった。往年の名作「カプリコン1」では(架空の火星着陸の設定だったが)政府の陰謀という点で、権力の恐ろしさを全面に出していた。
本作はポップな仕立て。国家権力はウッディ・ハレルソンの演じるモーという代理人に象徴されているが、彼がウィットに富みソフトに描かれていて、権謀術数の巡らされたハラハラ感はあまり無い。このモーが、政府の権力を笠に着たクセ者なのだが、なかなかに憎めない。まあ、今は大統領選もあるし、分断より団結というのが、世相なのでしょう。
生真面目な発射責任者コールのチャニング・テイタムに、口八丁の宣伝マンであるケリーのスカ・ヨハが絡んで、反発しながらも心を通わせ…という内容。アポロ11そのものよりそれを地上で支えるスタッフのドタバタ劇だ。
タイトルの「Fly me to the moon」は、もちろんシナトラで有名な歌だが、もともとこの曲は”In other words”という題名だったらしい。
いろんな方がカバーされているので、これを機会に聴いてみるのも一興かと。ナット・キング・コールや、ドリス・デイ、トニー・ベネットなどなど。日本の歌手では、松田聖子やJUJU、八代亜紀など。中でも宇多田ヒカルの歌と、オスカーピーターソンのピアノはお気に入りです。
劇中でも歌われるのですが、だれがどこで歌うのかは、観てのお楽しみということで。
真実より大切なこと
昔から興味を持っていた題材でした。
その後55年の宇宙事業の進展をみていると、正直、やっぱりあの映像は…と懐疑的になってしまう気持もありました。
そんな裏側を、爽やかに、繊細に、少しユーモラスにみせてくれましたし、このストーリーが真実なら、と思わせてくれました。
昔から、真実を追求するだけでも、詐欺まがいなPRをするだけでも、大きな事業は進めらなかったんでしょうね。その意味で、主人公の二人はまさに補い合う存在でしたし、そんな関係性が人類の偉業を達成させたという展開は素直に受け止められるものでした。
打ち上げが成功した際に、空高く昇るロケットの次に目を向けたのは、お互いでしたね。
彼らにとって大切なことは、最先端技術を確立することでもなく、理解を広めようと走ることでもなく、トップの命令に従うことでもなく、信じられる人に出会えたことと思えたのかなと感じさせてくれた瞬間でした。
そして、終始彩りを添えてくれた音楽が素敵でしたー。
陰謀論にラブ・ロマンスで応える実に凝った脚本 神業的なエンディングの傑作
ウェルメイドでオーソドックスな作風のラブ・ロマンス。
ケリーの’60年代のファッションが美しく、流れる曲もいい雰囲気の中、
偶然の出会いの時のコールのカッコよさ。
抜群のシチュエーションに、口説き文句が実にスマートで自然。
その相手との驚きの再会。
NASAのPR作戦が始まり、二人は最初は反目するも、徐々に相手を理解していく。
二人で協力して、有力議員を説得する抜群のチームワークで、二人の仲も急接近。
小型機に同乗しての夜間飛行、なんてロマンチックなシチュエーション。
並行して、宇宙飛行に携わる多くの人々の夢と情熱も描かれていくという素晴らしい脚本。
そこに、大統領側近モーの悪魔の命令が下される。
秘密でフェイク映像を用意することになり、二人の仲に不穏な空気が流れ始める。
さらに、成功してもフェイク映像を流せと言う。
これに反発したケリーたちは、裏で協力し合い真実の映像の方を流そうと奔走。
そして、ついにアポロ発射の時を迎え、物語はクライマックスに。
生中継の時が来るがアポロでは機材トラブルが発生、フェイク映像の撮影も巧妙過ぎて、どちらが放映さているかわからない。
さて実際流れてるのはどっちか???
爆笑しながら、ドキドキハラハラ。
ここに伏線だった不吉な予感の黒猫が活きてくる、凝ったシナリオ!
単にどっちかになって終わらせない、二転三転するのが実にうまい。
結果、真実の映像を流して大正解でしたという結末が、上手すぎる。
話としても凝っているし、正しいことが報われる、万事ハッピーという神技的決着。
奇跡的な「全方位ハッピーエンド」で気持ち良く見終われるとってもいい作品でした。
昔からあった典型的な陰謀論を、ウェルメイドなロマンチック・ラブコメディに仕立ててしまうというのが何ともユーモラスでスマート。
こんな内容なのに、NASAが全面協力したリアルなセットと映像の迫力満点。
個人的に欲を言えば、発射の瞬間はもっとディテールが観たかったけれど、それだと全体とのバランスが崩れてしまったかもしれない。
唯一、想像と違ったのは、絶対にエンドロールでタイトル曲がフルで流れると思ってたのに、それが無かったのがとっても残念!
何で???それでは本国ではベタすぎるとかあるのだろうか?
(しかも女声バージョンを期待していたのはエヴァの影響か?)
私を月に連れてって
フェイクだらけでもはやあらゆる情報が「ホンマか?」と疑わざるをえない今日この頃、MAGAの輝かしい橋頭堡とも言うべきアポロ計画の疑惑を逆手に取った本作、ラブコメの糖衣に被せたメッセージはなかなかにほろ苦。大衆は不都合な真実よりも信じたい虚像を見たいのだと。
ケネディと犠牲者の遺志に報いたい純情男にチャニング・テイタム、かたや虚像の権化たるやり手PRマンにスカヨハ、終始怪しいガバメンにウディ・ハレルソンというキャスティングが素晴らしい。アポロのVFXも大いに見応えがあり、軽くテンポのいいストーリー展開に重厚感を与えている。いや、これは近年稀に見る名作ではないか。
ところでみんなは『カプリコン1』は観たかな?
やっぱり猫が好き
予告編で面白そうだったのと007にボンドが月面車乗り回すチープで似たようなシーンあったなあと思いつつ鑑賞
捏造放送するしないのヒューマンな駆け引きかと思ったら惚れたはれたのヒューマンなラブコメ
この女いくらきれいでも嫌いだわあと思いながら話は進む
失敗したくて失敗する奴はいないだけに男性主人公が葛藤もありつつ己の役割を全うしたいというクラフトマンシップなピュアさみたいなものにヒロインの気持ちが惹かれていくといういかにもラブコメなストーリー
ベタな展開とUSA!USA!な感じとポリコレクソ喰らえなレトログレートアメリカンなんて全米が好きにならずにいられないわけで
この映画の1番好きなシーンはモーがフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンを歌いながら去っていくところ
それでもやっぱり黒猫が好き
しかし、今年見た映画は猫とか馬とかアニマルムービー多いな
月に唄えば
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」冷戦下の宇宙開発競争の時代が舞台ながら政治的な側面は見事になくて、潔くロマンスとコメディに徹したエンターテイメント映画、楽しかったな。クライマックスはロケット発射ではなく、「お前が歌うんかい!」と全観客がツッコこむあのシーンだった。ウッディ素敵。
ソニー製トランジスタ
「カプリコン1」みたいな話かと思ったら違った。
戦争をしながら、ソ連と火花をちらし月着陸も目指す1969年、
光と影が同時に進行するアメリカ
戦争のために開発された技術が転用され宇宙開発が発展すると言われているが、「宇宙空間に耐えるカメラはない」「いや、あるんだな、これが」そういうことですよね
ベトナム戦争で傷つき疲弊した人々の心に、人類初の月面着陸がもたらした快哉は、強き良きアメリカをふたたび信じさせるような出来事だったと思う
1969年の車やファッション、音楽が楽しい。
スカーレット・ヨハンソンはスタイル抜群、くびれたウエストに大きめのお尻、高いヒールで腰を振りながら歩く、彼女と助手の女性の、色鮮やかなファッションが素敵。
チャニング・テイタムの色違いのニットが、スタートレックのクルーのユニフォームみたい。
アポロ1号の悲劇はたまたま見た動画で知っていた。
宇宙進出に係る話はたくさんあって、その殆どが感動的。
多くの人が関わり、さまざまなエピソードが生まれる。
それぞれ全力を尽くして関わるさまが思いがけないドラマになる。
この映画でもドラマがあって感動的な場面はいくつかあるが、ちょっと弱い。
PRマーケティングのプロフェッショナルケリー(後ろ暗い過去あり)と、アポロ1号で宇宙飛行士を死なせたことで自分を責め続ける堅物のコールのロマンチック・コメディーの部分のほうが強い気がする。
どうしても骨太になる宇宙開発の話と、軽めのロマコメパートがちぐはぐな感じで、どう見たら良いのかわからなかった。
モーって、もしかして宇宙人!?
影の主役は、過酷な宇宙空間でもきっちりいい仕事をして人類の歴史に残る役割を果たした、ソニー製のトランジスタ。
なんといっても、ソニー・ピクチャーズですから。
『カプリコン1』のリメイクではなかった
アポロ計画の月面着陸の話と、その映像製作という事は知っていたので、『カプリコン1』のリメイクだと思っていた。
『カプリコン1』はシリアスな話だったけど、こちらはコメディでした。
まったく違う映画です。
それに実際に月に着陸したかどうかは...
スカーレット・ヨハンソンは良いですね。
なんてったって、ブラック・ウィドウだし。
スカヨハは素晴らしい女優さんです。
チャニング・テイタムはどこかで見た事があるなーと思って調べたら、
『ホワイトハウス・ダウン』でジェイミー・フォックス演じる黒人大統領を助ける警察官でした。
(ジェームス・ウッズが裏切るやつ)
イケメンです。
笑ってしまうシーンが度々あった。
たけど、見た映画館が田舎で観客数が10名ちょっとの上映回だったので、全体の笑いとはならなかったのが残念。。
満員の映画館なら爆笑になってたのになと思ってしまった。
とにかく笑えるシーンがたくさんあります。
シリアスな場面にムードたっぷりなシーンもあり、さすがのハリウッド映画という感じだったかな。
BGMも良かったですね。
聞いた事のある曲がたくさん流れてきた。
1969年のアメリカの話。
今から50年以上前に月に着陸して人が立ったというのは凄い!
まだテレビが白黒だった頃でしょ。
今の科学技術なら簡単に行けるんじゃないですかね。
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