フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンのレビュー・感想・評価
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SAVE THE CAT の法則
詐欺師の好感度を上げる為に、
シナリオ作業の初期段階からSAVE THE CATの法則を取り込んでいたのかもしれない、
改稿を重ねるうちに、
物語は予想以上に深みを増したのか、
または、
スカーレット・ヨハンソンの演技力に頼る方針にしたのか、
そのあたりはわからないし、
全くちがうのかもしれない。
彼女の芝居の技術の高さには改めて驚かされた。
スカヨハは過去作でも見せてきたように、
600WPM以上?の速射的なセリフ回しでの説得力は言うまでもないが、
本作ではそれだけではない。
彼女は【大ウソ】、【政府相手のウソ】、
【PRのウソ】、【チャニング・テイタムに対するウソ】と、
様々なウソを巧みに使い分ける、
その具体的な仕草、目線のやりどころ落し所、
涙等々が演出と、
テイタムの不器用さで相乗効果を生み出し、
一見わかりづらいウソの状況も上手くストーリーに乗れるような仕掛けになっていた。
そして・・・
大ウソとテイタムの唯一のウソ、そして・・・CATの法則が見事に効いてくる・・・。
宇宙を舞台にした作品では、
いつも立花隆の「宇宙からの帰還」やバズ・ライトイヤーについて触れてしまうが、
今回は省略。
【蛇足】
親がセールスや勧誘をする時に、
子供連れの方が効果的、というのは、
まどマギの杏子の切ないエピソードや、
「ペーパー・ムーン」のテイタム・オニールを想起したひとも多いだろう。
サターンロケット発射!
古き良き時代
時代背景もあるけれど、懐かしいと感じる映画でした。
朴訥な主人公にチャキチャキなヒロイン(キャラ的にもポスターのビジュアルも上沼恵美子さんを感じた)とても好きでした。
キーを握るネコちゃん、あんなに追いかけ回してたのに飼ってるのバレて喧嘩にならずクライマックスいくの?と思ったら、そこで大活躍するのね‼
アポロはこれからも映画のテーマになり続けるだろうけど、やっぱり行ったと信じたい。
月に、宇宙に向かう多くの人の努力と、権力者の思惑と陰謀。結末が見えてたって面白いものは面白い。
実は最後の質問でエージェントが踊り出したから、突然フッと消えたりテレポートするかもなんて思ってしまいました。宇宙人じゃなかったか。
よかったです。
ロマコメ
かなり面白かった。オススメします。
アポロ11号を題材にした月面からの映像が真実なのか偽りなのか? かなり引き込まれる作品。 本年度ベスト!
子供の頃に観た偽りの火星探査を題材にした作品の様なエンタメ性に期待。
だけど恋愛ストーリーが含まれたドラマ性の高い作品だった感じ!
NASAの広報に抜擢された元マーケティング会社の敏腕女性社員のケリー。
アポロ11号の発射責任者のコール。
この二人の恋愛ストーリーを中心に進む展開。
ケリーがかなり有能な広報って感じ。
多くのスポンサーを獲得した上、反対する政治家を味方にする等、有能さを発揮(笑)
ケリーの偽りだらけの過去がそうさせた感じの彼女の姿が印象的。
一方、発射責任者のコール。
宇宙飛行士の夢が叶えられずも自分に正直に生きている姿が良かった。
この相反する二人のラブストーリーに加え、月面探査の映像のドラマが見所だった感じ。
全く異なる人生を歩んで来た二人がお互いを認め、寄り添い計画を進めて行く感じが本作の軸になっていた印象。
宇宙開発が国の威信を掛けた感じでロシアと競う感じが印象に残る。
どれだけお金を使っているのか?
平和の為に使えるお金が無くなる感じに考えさせられた。
スクリーンに度々登場する黒猫。
何かあると思いきや終盤の大事なシーンにも出没!
緊張感があるシーンに更に緊張感が高まる(笑)
ラストも王道なハッピーエンドって感じでストレス無く鑑賞出来た感じ。
実際のアポロ11号。
当時の技術で本当に月面に行けたのか?
気になります( ´∀`)
強く明るく元気なアメリカ
都市伝説は嘘か誠か?
王道ストーリーも含めて面白かった
アポロ11は月に行っていないという陰謀論をベースにしたラブコメ
全体的にテンポのいい映画でした。無駄な要素がほぼなかったのがまず良かった
最初いがみ合っていた2人が、イケメン美人だからではなく、それぞれ相手の仕事っぷりを見て、だんだん惹かれ合っていくところもグッド
その後「カプリコン・1」を思わせる展開になりつつも、フェイクではなくリアルが勝ち、そしてフェイクを推し進めていた人すらリアルに感動していたのも楽しかった
そして最後は、タイトルの歌の歌詞通りキスシーンで終わるという、すばらしい映画でした
是非劇場でご覧ください
少年漫画みたいな爽快感
陰謀渦巻くポリティカルフィクションなのか、宇宙への夢を馳せるアメリカの伝記なのか、それにまつわる都市伝説モノなのか…
と思わせといて、60年代ファッションに身を包むやり手のバリキャリ女と不器用で実直で奥手な男のポップでカラフルなラブロマンスだったり
だけどケリーという魅力溢れる謎の主人公は所謂トリックスターで、ずっと何かを隠しているスカヨハのお芝居が気になるミステリーだったり
宇宙開発と映像制作のお仕事系ストーリーだったり
色んな顔のある映画で、どういう作品なのかチューニングを合わせながら見ていたらいつの間にか終わってました。どれにチューニングを合わせるかは観た人次第で良いのかもしれません
切なかったり笑ったり振り回されたりしましたが、何だかんだでジャンプ漫画を読んだあとみたいな爽快な気持ちになりました。
Lies and Truth
米作品で「あれは偽物でした」なんてやるワケがない。
よって、フェイク映像を巡ってケリーとコールが衝突して、最後は協力して本物を流すのだろう。
その衝突を映えさせるために一度信頼を描くハズ。
…という当たり前の予想をそのまんまやる作品です。笑
序盤はコミカルで楽しく観られる。
コールの吹っ飛び方は完全にコメディだし、偽映像のための役者たちがまた絶妙な似方なんですよね。
しかしそこから、ケリーのやり口が地味で現実的になると共に物語もシリアス寄りになっていく。
口八丁には「詐欺師かよ!」と笑えていたが、本物だったらコメディにならないんですよ。
クライマックスで思い出したようにコミカルさを出されても、バランスの悪さを感じてしまう。
また、最後にチーム戦っぽい流れになるんですが、脇のキャラが全然立ってないんです。
名前覚えてたのはケリーとコール、それにモーくらいで、ルビーですら終盤やっと把握したくらい。
というか、今現在覚えてるのもその4人だけ。
主役ふたりも描ききれてるとはいえず、特にケリーの過去は台詞でサラッと触れただけ。
個人的にはロマンス要素が余計でした。
そうなる香りを漂わせるくらいはいいんだけど、それより仕事や夢に対する情熱、内的葛藤などが見たい。
そして脇キャラをもっと活かしてほしい。
キスしたらハッピーエンド風に見えるのは確かだけど、そこに寄りかかってはダメだと思う。
予定調和と掘り下げの浅さで、気持ちが盛り上がりきれませんでした。
時代的に齟齬は出るが、モーが去り際にムーンウォークでも決めてくれたら面白かったかも。
いよいよ真相が…
前々から言われている「アポロ11号月面着陸映像の捏造」を
とうとうバラすのだろうか…なんて期待して観に行きました。
しかし結果は
イヤ、まあ、そうだよね~という感じでした。
全然事前情報も入れず観に行ったので、
主演の女優さんがスカーレット・ヨハンソンって知ってビックリ。
「ブーリン家の姉妹」「真珠の耳飾りの少女」のときの
大人しくて健気な雰囲気と全然違いましたが、
とっても奇麗でした。
コール役のチャニング・マシュー・テイタムは、
正直私の好みではないので、
残念ながら、恋愛への感情移入ができませんでした。
(ごめんなさい)
でも、映画全体としては、
人が消されることもなく、笑いもあるし、
ラブコメディとして観ると
楽しい映画かもしれません。
月面着陸は陰謀論
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