「黒猫(ミスチフ)のおかげですよね?」フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0黒猫(ミスチフ)のおかげですよね?

2024年7月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

2024年公開、アメリカ映画。
「SFコメディ」にラブロマンスを少々。

タイトルは、往年のスタンダード曲と同じ。
様々な歌手がカバーしたが、
私のイチオシは、ジュリー・ロンドンだ。
なんて言いつつ、
タイトルが同じだけで、本作とはなんの関係もない。

監督:グレッグ・バーランティ

主な配役
PRの専門家・ケリー(ウィニー):スカーレット・ヨハンソン
NASAの責任者・コール:チャニング・テイタム
大統領側近・モー:ウディ・ハレルソン

この3人をキャスティングしたことで、
本作のクオリティを確かなものにした。
安心して見られるし、キャラの矛盾や破綻もない。

ケリーはすご腕PRコンサルタントなのだが、
ハッタリと話を膨らませるのが定石。
つまり、「やりすぎ」なキャラだ。
一方で、
時折見せる、翳のある表情もうまい!

コールは、真面目が服を着て歩いている元軍人。
朝鮮戦争で52回出撃の記録を持つエースパイロットだったが、ケリーは「60回」と切り上げてしまう。
真面目なコールは聞き流せず、すぐに訂正する。

キャラが真逆なのだ。
この二人が、予算確保のためタッグを組むから面白くて当然かも。

◆アポロ計画完遂のための予算確保
◆アメリカの国力顕示するための映像製作
◆実際の月面着陸計画と実行
◆真逆キャラの恋物語

「月面着陸映像フェイク疑惑」は昔から根強く残っている。本作は、それに対して一つの仮説を提示した。
まったくの新説ではないが、
従来からの説をアレンジしてみせた。

ラスト、月面着陸映像が流れ始める。
ホンモノ?
ニセモノ?
観る側にハラハラ・ドキドキさせる展開だが、
黒猫が解決する。

ウディ・ハレルソンが、
「用があったら大声で呼んでくれ」
と盗聴をほのめかして去る。
『ノー・カントリー』での演技を思い起こした。
彼は、不遜なキャラを演じさせると右に出るものはない。

132分、長さを感じなくて済んだ。
ごめんなさい、ウソつきました。
ちょっと長く感じました。
でも、☆4.0

Haihai
talismanさんのコメント
2024年7月22日

黒猫、最初からチョロチョロ出てきてそのたびに迷信深いチャニングが追いかけていたけれど、最後にちゃんとお仕事した猫ちゃんの存在、よかった!

talisman
ゆ~きちさんのコメント
2024年7月19日

そういえば昔は黒猫が不吉な時代だったなぁ、めっちゃ可愛いけどなぁとボーっと観てたので、最後にバタバタするシーンで、会場大爆笑でしたねーw

ゆ~きち
琥珀糖さんのコメント
2024年7月19日

こんばんは
私も今朝、観てきました。
黒猫ちゃん、重要なキャストでしたね。
スカーレット・ヨハンソンの洋服が可愛くて、
それだけでも満足でした。

琥珀糖
ゆ~きちさんのコメント
2024年7月19日

共感ありがとうございました。

あの猫ちゃんこそ、すごい役者でしたねーwww

ゆ~きち