「猫が観測されるまで真偽不明!」フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン フリントさんの映画レビュー(感想・評価)
猫が観測されるまで真偽不明!
嘘つきと正直者が人類を月に立たせる話
面白かったー!
主演がチャニングだし前半結構コメディー風だしで気楽に見てたけれど、後半のドキドキハラハラがたまりませんでしたね。
月面映像フェイク説の面白い解釈だった。
スカーレット・ヨハンソンの芯の強いキャラクターも所々、女の子なのもよかったね。
嘘や隠し事ばかりで全然信用できないし邪魔だし、ムカつくけど憎めない。とっても魅力的でした。
チャニング・テイタムは役柄ピッタリのちょい脳筋(記憶力はいい)だけど頼れるリーダーでピッタリな配役。
こんな真直ぐな男、惚れちゃうわな。
ウディ・ハレスソンは掴みどころのない謎男でこちらもピッタリ、怖いところも抜けてるところも最高でした。
ストーリーも興味深いし配役は素晴らしいし、大満足でございます。
宇宙飛行士は月に近づくにつれて神を強く意識する。
科学は神秘を紐解き解明しようとするけれど、それは奇跡的な現象の再確認であって否定ではないんですな。
広告やらスポンサーやらからお金をもらうまでに至る戦略って凄いんですね。
結構汚いけどwin-winなんよね、納得しずらいけどお金の力は偉大だ。
物事の価値を的確に割り出す力、私も欲しい。
月面着陸までの表のストーリーも月面映像をめぐる裏のストーリーも面白い、1度で2度おいしい映画でございました。
人類の大きな一歩のために努力した方々の偉業に感謝。
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劇中セリフより
「ありのままの自分でも人の心は動かせる」
真直ぐで眩しい言葉ですね。
とても難しい人生のテーマですが志す価値はありそうです。