恋を知らない僕たちはのレビュー・感想・評価
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この手の映画を避ける方も本作品はぜひ。
今年299本目(合計1,391本目/今月(2024年8月度)24本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
このタイトル、また予告などから、「ちぎら君みたいなタイプかな」と思われる方も多いのではないのかなと思います。確かに女子男子高校生の恋愛を描いているので多少はそういう部分はありますが、「誰が誰を好きになるのに他人は関係がない、自分と相手だけの関係だ」ということを強く押し出しているのは良かったな、といったところです。
どうしてもいわゆる「胸キュンシーン」はありますが(ないとどうしてもウケないんでしょうね)、ちぎら君などのタイプと比べると明確に少なめで、この年くらいの高校生(男子女子問わず)の恋愛に対する考え方等が結構多く出ます。このため(ちぎら君みたいな映画ではないため)誰が見てもまぁ満足度はあるかな、といったところです。たまたま高校を舞台にしてはいますが、「誰が誰を好きになるのに無関係の第三者が勝手に邪魔してはいけない」という理は同じだからですね。ここが重要で、小学生ならともかく高校生なのですから、誰が誰を好きになるうんぬんといった恋愛に他人、もちろん親も…が勝手に介入するとおかしくなるし、この映画は当事者が色々考えて解決していこうという姿が良かったです。
こういった事情なので、この手の映画(ちぎら君みたいな映画)は嫌いだから見ないという方も本作品はそうした部分がほとんどないので(むしろ問題提起型の映画に近い)、おすすめといったところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.2/身分行為と心裡留保)
心裡留保(93)は身分行為に適用がありません(適用がないので、善意の第三者が保護されるとかされないとかという話にはならない)。
(減点0.2/事務管理に関する考察が雑)
落とし物などを拾って、この映画の場合は落とした人にすぐにわたす、あるいは学校の「落とし物ルーム」等にもっていくことを事務管理といいますが(697)、事務管理の管理者は本人の意思がわかるか推知できる場合、それに従う必要があり、ややまずい部分があります。ただ、あくまでも条文にぴったり当てはめたらそうなるというだけの話で、この点は他と絡まない限り(事務管理の管理者が対外的に第三者と契約をするなど。無権代理になってしまう)一応指摘はしますが固定幅0.2の扱いです。
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なんだこの絶望的な好きの矢印の方向は!
思えばあの時から全てが変わり始めていた
人気少女コミックを実写映画化した青春ラブストーリー。6人の男女が繰り広げる恋の行方が予想外の方向に向かう展開が非常に面白くてグイグイ引き込まれました。
爽やかな純愛は真に青春恋愛映画といった印象で6人それぞれの想いに共感し応援していました。
特に、藤村小春を演じた齊藤なぎさはずっと観ていたい魅力があり今後の飛躍に期待しています。
2024-141
個人的には図書委員
中学2年生の相原英二(大西流星)と親友・別所直彦(窪塚愛流)の学校に、英二の幼なじみである汐崎泉(莉子)が転校してきた。英二は幼い頃から泉が好きだったが、告白できずにいるうちに直彦が彼女に告白し、2人は付き合うことになった。その後泉はまたよそへ転校して行ったが、直彦との遠距離恋愛を続けていた。やがて英二と直彦の2人が進学した高校に再び泉が転校してきた。元彼に振られ泣いてた藤村小春(斉藤なぎさ)はその時ティッシュをくれた直彦を好きになり、直彦に近づくため泉と友達になった。それを知って、直彦と泉に小春が介入するのを阻止しようとする英二、英二を好きになった図書委員の池澤瑞穂(志田彩良)、瑞穂を好きなバンドのギタリスト兼ボーカリストの瀬波太一(猪狩蒼弥)たちが絡むややこしいラブコメ話。
個人的には瑞穂役の志田彩良がタイプだが、中学生にも見えた泉役の莉子も可愛かった、
直彦は陸上、太一はギターと歌、瑞穂は図書委員、泉は中2からの初恋を遠距離でも続けてて、この4人は芯が有るように思ったが、英二と小春は何も熱中してる感じがなく、振られた者同士、という感じで冴えなかった。
思春期は好きという想いを告げるのは勇気がいるもので、一歩前に進むためにも自分に正直になろう、というエールなのかな。
そこそこ面白かった。
青春…
【”男女高校生6人恋物語。”友達想いの心優しくも恋に疎い、男女高校生6人のモジモジ恋物語。既婚の中年男女で同じ展開だとタイヘンな事になるのだが、高校生だと爽やかなんです。】
ー ファンの方々には大変申し訳ないが、出演された若き俳優さん達の名前はお二人しか知らなかった。けれども、皆さん頑張ってました。特にキスシーンはちょこっとしかないのだが、それが良いのであった。-
◆感想
・登場する6人の男女高校生が、皆友達想いで、恋に疎い為に色々と気を回したり、モジモジしたり、暴走してしまったり、何だかオジサンはヤキモキしながら観賞する。
■汚れてしまったNOBU脳内の幾つかのシーンを見た際の、独り言幾つか。
(多分、何のことやら分からない方が多いと思うが、劇場でこの映画を観た方であれば、直ぐに分かります。)
・そこは、ガバット行くんだよ!!何で行かないんだよ!!
・今が、チャーンス!良し!!
・そこで、自分の想いをグッと堪えて、譲っちゃうんだ。友達想いだなあ。優しいなあ。
・お、この子はグイグイ行くんだね。と思ったらヤッパリ優しいなあ。
<今作のように爽やかな複数高校生恋愛映画って、あんまりなかった気がするなあ。青春だなあ。
今作は、汚れてしまったオジサンにはとても眩しい、節度の或る複数高校生達の複雑な恋の関係を描いた作品です。>
リップ、
バキバキ。良かった・・海での戯れ高校生前で。お祭りでかざ車は必ず回り出す。泉ちゃん「恋じゃなかった」それは無いよ。やはり駆け回るのかーい!
良かった所、最初に人物紹介が有った、呪いのキスの下り、後日談が無かった事、ミニスカ萌え〜。
青春キラキラムービーだけど、3人とも彼女にしたら大変な相手だと思った
2024.8.23 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(111分、G)
原作は水野美波の同名漫画(集英社)
四角関係+@を描く青春ラブコメ映画
監督は酒井麻衣
脚本は大北はるか
物語の舞台は、日本のどこかの海沿いの街(ロケ地は福岡県福岡市)
中学生の英二(大西流星)は幼馴染の泉(莉子)に恋心を抱いていたが、親友の直彦(窪塚愛流)に先を越されてしまっていた
泉は転勤族で、中学卒業を前にして、どこかに転校してしまう
それから2年後、高校に進学した英二と直彦は、変わらぬ日常を過ごしていたが、ある日、同級生の小春(齊藤なぎさ)が先輩のタカヒロ(小宮璃央)にフラれてしまう現場を目撃してしまう
直彦は彼女に優しさを投げかけ、それが小春のハートを射抜いてしまう
また、そこに泉が転校してきて、事態はさらにややこしくなってしまう
小春は泉がいるのにも関わらずアプローチをし始め、英二はそれを阻止するために、小春に付き合おうと言い出し始める
小春はその状況をも利用して直彦にアプローチを続けてしまい、さらにややこしい日常が続くことになってしまった
英二は図書委員だったがサボりがちで、同じ委員の瑞穂(志田彩良)から小言を言われてしまう
ある日、本の整理をしていた瑞穂が脚立から落ちそうになり、それを英二が助けたことによって、瑞穂の中で何かが始まってしまう
だが、英二の親友・太一(猪狩蒼弥)は瑞穂のことが大好きで、さらに関係はややこしくなってしまうのである
映画は、少女漫画原作で、六角関係のような複雑な恋模様が描かれていく
かなりキラキラ青春ムービーに寄せているので、中年目線だと眩しくて辛い
基本的にキャストのファンの若い女の子向けの映画なのだが、女優陣もみんな可愛いので男性客を惹きつける要素はあると思う
エンディングは主演のグループの楽曲だが、劇中歌の方が印象が強く、こちらの作詞は監督自身が行なっているのは驚きだった
区切りをつけることの難しさがあるのだが、劇中のキャラは恋愛依存症の如く、一つの恋愛が終わると、次の瞬間には次の恋愛が始まっていく
このあたりの節操のなさはアレだが、現代的な若者の恋愛事情なのか、願望込みなのかはわからない
ここまで身近すぎる中で恋模様が展開すると、現実だと大変だと思うものの、どのキャラも良い人なので関係性が崩れることはない
最もキラキラしているのは英二が木っ端微塵に泉にフラれるシーンなのだが、友情が先に芽生えてしまった者の末路のように思えた
翻訳するとかなりきつい内容になっているので、泉は見かけによらず残酷な女子だと思う
あざとさと天然の境目にいる存在だったが、彼女にしたら後々大変なのは、3人とも変わらないのかな、と感じた
いずれにせよ、若い人たちがキャッキャしているのを眺める映画なので、かなり居心地の悪い映画だった
初日でもあったので、周りはキャストのファンで埋め尽くされ、今時なギャルたちもたくさんいた
学園映画のセオリー通りにイベントで距離が縮まり、無きものが得ると言うわかりやすい内容になっていた
太一の想いが通じたのかはわからないが、瑞穂の満更でもない感じの顔を見れば可能性はゼロではないのかもしれない
特別扱いされることに慣れていない女子がどんな反応になるのかは未知数だが、英二に告ると言う段階でフラれることを許容しているので、太一に向き合うために区切りをつけたのかな、と感じた
完成披露試写会招待して頂き鑑賞させて頂きました! とてもキュンキュ...
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