「少女漫画実写化だけどいい意味で裏切られました。」恋を知らない僕たちは あさんの映画レビュー(感想・評価)
少女漫画実写化だけどいい意味で裏切られました。
少女漫画実写化ということで、ひたすら胸きゅんシーンが沢山あるものをイメージしていたのですが、本作は胸きゅんシーンもあるものの、メインキャラクター6人にきちんと焦点を当て、複雑な気持ちを丁寧に描いていました。
どのキャラクターも素敵でいいところが沢山あって、高校生ならではの複雑な感情が苦しくて、でもそれが心地よくて。
どの世代の方も青春の甘酸っぱい想い出が蘇ると思うので、ぜひ様々な世代の方々に観ていただきたいです。
キャストでいうと、主演の大西流星さんは難しい役柄ではありますが見事に演じていました。
普段のキラキラアイドルは封印して、等身大の男の子として様々な感情を演じていました。
特に目の演技が印象的で、目だけで様々な感情が読み取れました。
正直、ここまで演技が上手いと思っていなかったのでとても驚きでしたが、これからも彼の出演する色々な作品を見ていきたいなと思います。
齊藤なぎささんも、元アイドルのとても可愛い子という印象でしたが、演技がうますぎて驚きでした。小春ちゃんの役がぴったりで、最初は「こんな子いるか、?」と思いましたが、どんどん人間味溢れる等身大の女の子になって、最後はとても好きなキャラクターになりました。
他の方々も皆さん素晴らしく、近年の少女漫画実写化作品の中でもかなり良い作品だと思います。
たくさんの人に見てもらいたい、大切にしたい作品です。
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