教皇選挙のレビュー・感想・評価
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タイミング良すぎ。
賞も取っちゃうし、本当に教皇亡くなるしで正にオンタイムな映画になってコンクラーベって何だろ?というお客様で土日映画館満員ですわ。
まあバチカン広いけど一種の密室劇です。地位と名声と策略、嘘と信仰心、自分自身との心理戦です。
どんな悪でも皆んな聖職者なんで引き際は潔く、どっかの国の政治家も見習って欲しい。
宗教が拡大していく過程で人種の問題、その地の風習なんかを巧みに飲み込んで解釈し巨大な組織になるんだけど、いずれジェンダーの問題も飲み込まれていくので有ろうという壮大な宗教の成長期のムズムズがテーマになってるんですかね。
レイフファインズはこういう役やらせると右に出る物ないと思うし、イザベラロッセリーニも変わらずお美しい。個人的にはバチカンの外で起きたテロ事件がフィクション感、ドラマチック感が強く、本当はこれ無しで転換点を作れればもっと良かったかなとは思うけどそこは映画だしなぁ。
コンクラーベの最後はveでヴ、eはほとんど発音しないようです。
人は悲しい悲しいものですね
人間は、所詮どこまで行っても人間にすぎない、そんな言葉が聞こえてきそうな作品です。それでも前へ進まなければならない、決まらない教皇に監督の出した答えは、一つの方向性を示したのでは。
聖書の教えを説くはずなんですが。
難しいですね、世界で一番キリスト教徒の信者の多い団体なんですが。
その頂点の教皇を決める選挙。
だれが、舵取りするか。
映画は、実話ではないですから、これは違うと抗議がありそうなもんですか。
見てる方としては、多分こうなんだろうなと。
想像の域は、出ないにしても。
説得力のある作品です。
聖書の教えは正しくても。
その教えを説くものが、一つの組織となると。
それも、13億の信者を抱える団体ですから。
その権力の座となると。
候補者のあらが、出るは出るは。
まとまるものもまとまらない。
果てしない話し合いに、決着はつくのか。
なぜ、地域によって言語が違うのか。
聖書によると。
人間は、かつては一つの言語だったのですが、神様が、いくつかの言語を話す集団に分けたと。
つまり、皆同じ言語にすると、人間の悪が増大するから。
だとすると、映画のように一つの教派のもとで、一つになろうとするのが、どだい無理な話と思えるわけで。
じゃあプロテスタントが、いいのかというと。
彼らも、常に分派分派の歴史。
じゃあなんで、この映画のように、無意味とも思える選挙をするのか。
聖書では、皆のうちから一人を教師として立てて、という下りからすると。
導くリーダーを一人選びなさいという話なのですが。
巨大な組織となると、リーダー達の中から、さらに一人のリーダーという考えになるわけで。
そうなると、聖書の教えとはちょっと話が。
そして、組織となると政治力みたいなものが台頭してきて。
今回の映画のお話となるわけです。
信者の最後の拠り所は?
再臨を待つ信仰ということで、なんとか一つになれるわけで。
つまり信者にとって、キリストの再臨をもって救いの完成となり。
それまでは、いくら洗礼を受けた信者でも、人間の悪からは、逃れられない。
と見れば、この映画の聖職者のドロドロもさもありなんと。
なんか、ため息の出る話なんですが。
映画として、ラストまで、引っ張られてしまう。
りあるっぽい
宗教批判めいた何か。まとまり良い
鑑賞後に、たまたまですがローマ法王がお亡くなりになられたので、そう言った意味でなかなかに趣深い映画になりました。世界史で習ったコンクラーベの手続きがよく分かる。
中身はナマグサ坊主らのナマグサ珍エピソード暴露大会、政治闘争、文明間の闘争、性的多様性の是非などなど、キリスト教をめぐる様々な論点がこれでもかと織り込まれていて、なんというストーリーテリングかと関心すること間違いなし。次から次へと話が展開されるためドタバタ感あるので、もう少しテーマを絞って、個々の法王候補者の葛藤に踏み込んだ方が引き込まれたかなー。
バーグマンの面影
シスター・アグネス、歳はとっていますが、どことなく気品があって美しい。そう思っていたら、バーグマンの娘、イザベラ・ロッセリーニでした。数少ない台詞の1つ「神は目と耳を与えてくださった」は、男が支配する世界で女は発言権がないの意ですが、そのことが思わぬ伏線にもなっていて、唸ってしまいました。そういった仕掛けがあちこちにあって、ミステリアスな展開に固唾を呑んで魅入ってしまいました。世界に14億人以上いるというカトリック教会の頂点に立つローマ教皇を選ぶコンクラーベは秘密のベールに包まれていますが、その実態が虚実交えて描かれていて、とっても見応えがありました。原作者のロバート・ハリスは「ゴーストライター」を書いた人と知って納得でした。緻密で重厚な趣きが楽しめます。教皇、あるいは各国を代表する枢機卿も神ではなく、生身の人間という視点から浮き彫りになる壮絶な駆け引き!クライマックスに訪れる崇高な演説、そして、さらなる意外な事実に首席枢機卿トマス・ローレンス(レイフ・ファインズ)とともに驚きの結末を迎える。いい映画を観たなあとしみじみ思いながら帰宅すると、ローマ教皇フランシスコ死去のニュースをやっていて二度びっくりしました。ご冥福をお祈りいたします。
絶賛できるから賢い、というわけではないと信じたい。
ようやく見れたのでそこは素直に嬉しい。
話の流れは思い返せばシンプル。
内容はとても難しいというわけではないけど、完全に理解するのにはすごい知識を要する。主にカトリックと聖書ネタもちょいちょい。ここは苦しかった、勉強不足を痛感。
(勉強しとけって言っといてよ、と思ったのは内緒で)
そもそもこういうテイストの映画、少ないような気がする。
コンクラーベの水面下で行われる情報戦がメインの映画。
地味なんだよ。
たしかに展開に熱さはあった。
「ほう、なるほど!」みたいなの。
「うおおおお!!!」では、ないわけよ。
全体通してその地味な印象は拭われず、といった印象だった。
正直、中盤は眠たかった……。
観終わった後、なんとなく悔しかった。
「思ってたより面白くなかった」というのが素直な感想になる。
先述した通り内容自体は割とシンプルだから、面白ポイントも理解はできる。
だけど絶賛になる理由がわからない。
本当にわからなかった。
でも、確かに絶賛してるやつがいるし前評判もとんでもないわけで。
僕が子供なんだろうか。
これを心から面白いと思えるやつは大人なんだろうし、格好いいと思う。
僕はどれだけ西洋宗教観を勉強して、おそらく何度この映画を観ても面白さを理解できない。
自分の能力の低さが原因とは思いたくないので、映画の合う・合わないが顕著に出た、と結論付けておくのがいいのだろうが、あえて言おう。
過大評価だと。
緊張感のある展開が続き面白かった
教皇って法王と同じ人を指す言葉なのね。
最近呼び名が変わったみたいです。
最後に大どんでんがあるとは聞いてたけど。。
フランシスコ教皇が亡くなったニュースもあり、見にいってみる事に。
コンクラーベの内幕が、映像をスリリングに感じさせる音楽とともに描かれる。
緊張を高める音楽の使い方だった。
全体を通して緊迫感のある映画でした。
いろんな権謀術数をめぐらす登場者達。
でも信念に基づき行動する主人公。
候補者が脱落していき、どうなるんだろうと予想しながら見ていた。
てっきり、主人公のローレンス(レイフ・ファインズ)が教皇になるのかと思っていたけど。。
でも、このラストは流石に予想が付きませんでしたね。
宗教の世界も結局、上層部の人間達は他の世界と同じように権力争いをしている。
神を信じる宗教の世界ですらそうなのかと、人間の愚かさを強く感じた。
これだから信じる宗教があっても人間の業はなくならないと思う。
(最近信仰を捨てた二世信者の友人を思い出しながら。。)
開祖や教祖、教典を持たない日本の神道、どんな形が良いんでしょうかね。
いろいろと宗教について考えさせられた。
緊張感のある展開が続き面白かったですね。
レイフ・ファインズの苦悩がスクリーンから伝わってきた。
政治的な駆け引き、人種問題、性問題、ライバルを蹴落とすための策略、汚いバチカンの裏側が絡み合って面白かった。
どこまでが真実の裏側に近い話なんてじょうね。
彼が最後に教皇に選ばれた事は問題はいろいろあるでしょうけど、
キリスト教は腐りきっていないという事を示したかったのかな。
ラストよかった
息苦しくなった
タイムリーな題材だったせいか、結構、映画館は混んでいた。でも、途中まで集中していない人が多かったな。かく言う私も途中で数分寝落ちしてしまったが…。
教皇とは、世界で最も権威と権力を持つ地位にいる人物という認識で合っているだろうか。
この映画で私は、男女差別や人種差別等、自分とは異なる属性をもつ人を貶める考えを、神に仕え愛と平和を説く人が堂々と口にするということに怖さを感じた。
本当にこういうやり方で選挙しているのかな。立候補とか推薦人を集めるという方式ではないのね、知らなかった。ローレンス枢機卿が自身の信仰が揺らいでいると語っていたけど、決定的なことは明かされてないような。(理解力不足?)
新教皇が、自身の運命に神の意志を感じ、使命を全うしようとするところは素直に感動した。そして、自分自身の信仰とは何だろうと改めて考えてみた。
おじさんたちの根比べ
神の存在を感じさせるシーン
序盤、寝不足気味のため意識が遠のいたところもあったが、不穏な出来事から、俄然惹きつけられていった。
聖人と思っていた人々の生々しい感情がこれでもかと表現される。
ローレンスの尋常ではない悲しみように、亡くなった教皇への尊敬以上の愛を感じた。
また、自分はならないと宣言していたローレンスが自分の名前を書いて投票した瞬間、窓が破壊された。驚きのあまり声が出た。そして、神の存在を感じた。
ベニテスの心に響く発言の後、投票用紙が窓からの風でヒラヒラ動く所では、枢機卿達も神の存在を感じたはずだ。
これで、決まったとみんなが納得したあと、まさかの事実が明るみになり、想像もしてないラストに呆然。
全てが説明されてないので、見終わった後語りたくなります。再度見たくなります。
重厚なサスペンス劇
ローマ教皇?
ローマ法王?
昔は、ローマ法王と呼んでいましたよね?
いつからか、ローマ教皇になりましたね!
今、旬なので観に行きました。教皇選挙とは何か?
を事前に勉強するべきでした。
なかなか決着がつきにくい選挙システムですね!
スキャンダル、買収、陰謀ありの静かなサスペンス劇と思っていたら、サプライズ!スクリーンに目が釘付け、耳をそばだてた120分でした。実際のコンクラーベが終わったら、もう一度観たい映画です。
あの帽子は取れない
タイムリー
かつ荘厳で深みがある。
こういうことが起きなくても観るつもりだったが、より一層エモーショナルだった。
今まさに聖人然とした方々の間でこういう争いが繰り広げられているのだろう。
一応お寺に墓はあるが仏教を信じているわけではない。
基本的に宗教なんて歴史があるから罪に問われない壮大な詐欺でしかないと思っている。
だから、この映画のようなドロドロもさもありなんと思うし、ある意味痛快だった。
初めは無欲でも権力が見えてくると変貌する様が見事に描かれていた。
二転三転する中でのオチも見事で完全に斜め上を行かれてしまった。
ある意味時宜を得ていて善し悪しはともかく感服した。
結局のところ前教皇がすべての糸を引いていて、まんまと嵌まったというところだろうか。
申し分のないできではあったが、特に心に残る大きな感慨はなかった分だけマイナスに。
ジジィとババァと亀しか出ない
それでも、コンクラーベ会場である礼拝堂の荘厳な内装、天井画(ミケランジェロ?)、枢機卿たちの法衣が美しく、目を楽しませてくれます。
コンクラーベを取り仕切ることになった主席枢機卿ローレンスは、スキャンダルを防ぎ教会の権威を守るために不本意ながら、教皇候補者たちの行状を処断することになります。
教皇候補者たちの過去の過ち、謀略、相互不信の中で、候補者たちは絞られ、ローレンス卿自身が有力な候補者になっていきます。
現代社会の問題である移民流入、人種の軋轢、宗教の衝突、戦争、テロ、性の問題などを背景にして、教皇選挙の流れが変わり、展開が飽きません。
枢機卿たちは投票の際に主に誓い、天上画を仰ぎ見ますが、彼ら自身の心には何が見えていたのでしょうかね。
亡き法王フランシスと同じ思想である。。。。。
字幕だけを追って、機内(United )で見たので、何語の映画かもわからなかった。ただラテン語が使われるときは、ラテン語(スペイン語もそうだった)と字幕に出た。カーディナル、ローレンスや他のカーディナルの怒りは字幕を追ったので、ただの会話のように見えた。
有力候補は、リベラル派の米国人ベリーニや、ナイジェリア人アデイエ、など。人種や派閥だけでなく、ローレンスはカーディナル達のスキャンダルを暴き出す。スキャンダルが本当にあり得るかどうかは私にはわからないが、過去に問題がなく、潔白なカーディナルを法王に選ばなければ、カトリックの信者や、他のカーディナルの信用を失ってしまい、世界のカトリック教会より多くの教会に影響を与える。それは、アルゼンチン生まれの最近他界した法王フランシスを見ればわかる。彼はカソリック以外の教会、例えばプロテスタント教会での人望も厚く、世界の使者として、誰よりも信頼されている。そんな存在の人を法王に選ぶわけだ。
メキシコからでアフガニスタンでも経験があり、ローレンスを推薦していたベニテスはここやヨーロッパで多発していた爆発に対して暴力に暴力で対抗することに反対した。無名であったがここで注目を浴びる。彼自信、イスラム国での経験があり、宗教的使命を第一に考えている。その思想を支持するものが多く、彼が法王に選ばれるように見えた(法王名まで決まる)が、そこに、医者の予約をキャンセルしたことが発覚した。
この予約とは?ローレンスが問い詰め、自白するベニテス。ベニテスは生まれつき、子宮と卵巣を持っている男だと(仮性半陰陽)わかった。盲腸の手術をするまでこれに気が付かなかったと。医者の予約をキャンセルした理由は『自分のままで生きる』ことを決心したからだと。神が彼をこのように作ったのだから、神から頂いた体のまま生きると。この意味はLGBTの人々も、神が作ったのだから、そのままでいることができるという意味で、カトリック教でリベラルであると言うことだと思う。全く、亡き法王フランシスと同じ思想だ。ローレンスはこれ以上ベニテスを突き詰めず、映画はベニテス(新しい法王の名前は?)が法王になった歓喜で、幕を閉じるようにして終えてる。
法王フランシスでカトリックの世界は変わっていった。その影響力のあるベニテス、法王をこの映画で再現している。
出演者は、ほぼおじさん。でも想像以上に楽しめた。
「リアル教皇選挙が行われる」とのニュースで”コンクラーベ”を知り、ローマ法王とローマ教皇って同じ人?違う人?(呼び方が違うだけでした)ってなくらいに無知な私ですが、時事的にちょっと興味が湧いたので観に行ってみました。
重厚で静謐なムードの映像が多く、出てくるのはほぼおじさんとおじいさんで、みんな大体制服(と言っていいのか?)を着ているので、絵面は大体地味なんだけど、私みたいに宗教や社会科的な知識がなくても状況が理解できると思います。でも、シスターたちの待遇は私のイメージと大きく違っていて驚きでした。
最初はちょっと退屈しちゃったところもあったけど、中盤以降は次々に現代的なエピソードが繰り出され、とても楽しめる作品でした。
ローレンスの苦悩や孤独に共感し、ベニテスの演説には心揺さぶられました。
驚愕のラストをキリスト教文化圏の人々はどう思うのだろうか
可能な限り、事前情報抜きで観る事を勧める。
日本人と、キリスト教文化圏・欧米の人では、きっと受け止め方は違うのだろう。
今回鑑賞予定は無かったが、まさかのフランシスコローマ教皇の崩御で足を運んだ。
平日ながら結構お客さんも入っていて、現実の「教皇選挙」のニュースに触発された方は多いのだろう。
世界最大23億人あまりが信仰する宗教の最高指導者を選ぶ選挙とミステリー。
想像もしてなかった衝撃のラストは是非劇場で。
リアルコンクラーベが始まる。
ヨハネ
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