「美しくて静謐でドロドロしてて」教皇選挙 ニックさんの映画レビュー(感想・評価)
美しくて静謐でドロドロしてて
フランシスコ教皇が亡くなったタイムリーさで満席の中での視聴。
見た直後に思ったのはセリフや言葉の一つひとつが伏線になっていて最終一気の回収の素晴らしさ。
そして衣装や十字架などの小物の造形、システィーナ礼拝堂のミケランジェロの最後の審判見えるものが荘厳で美しい。
信仰という理想の追求をする集団でありながら揃わぬベクトルとそこで生まれる対立的な軋轢、差別的感情などなどを思うと信仰に疑問を思うというのも頷ける。
それと、もっと尺を伸ばしてもいいから登場する枢機卿の人となりをもっと紹介されていたらさらに感情移入できていたと思う。
もっと人物相関みたいなのがあってもよかったかなと。
枢機卿の数の108は煩悩の数だけにこれも伏線だったのかしら
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