「主人公に野心はあったのか」教皇選挙 jaxさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公に野心はあったのか
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食事を摂るときに各国の司祭が自身の言語で分かれる点や、組織票やスキャンダルを駆使して対立候補を脱落させようと画策する点など、カトリック教会の最高機関であっても人間の行動はさほど変わらないことを描いている。
慎み深いものの自身の意見を曲げず、ろうそくを吹き消して会話を終わらせるヒスパニック系司教、規律を過剰気味に守りつつも良心が抑えきれないシスター長など、登場人物の表現手法が凝っている。
カトリック教のルールやコンクラーベのシステムなどの予備知識はほとんどなかったが、それでも充分に楽しめる作品だった。
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