「争論点は回避する次第」教皇選挙 ナイロン卿さんの映画レビュー(感想・評価)
争論点は回避する次第
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観客は年輩者多い。
舞台は法王庁であの枢機卿の赤い帽子が可愛らしい。法衣、衛兵、天地創造の天井と豪華で見応えある。しかし法王をはじめ住居空間はアパート並に陳腐で対照的。
鑑賞後に思った事は逝った法皇の器の大きさ、感銘を受けた。誰も信じず、野心家を排除、管理官を手放さず、秘密裏に枢機卿を置き、死期に備え手を尽くす。
信仰心と知性と政治性の同居した法皇は偉大だっただろうな、と。
何度も投票する中で候補者の資質が顕になっていく。そんな閉鎖空間を破るように、まるで天啓の様なタイミングで爆弾が弾け、次期法皇が形を表す見事さ。
管理官レナードは前法皇の「爆弾」を胸に収めながら亀を抱き、修道女は軽やかに歩く。
man propose god dispose.天の配剤と落着
性に纏わる論点は論争の中でも回避、最後まで修道女の存在は添物的で。興行的には之が限界だからね。。。
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