「見どころは狼狽するレイフ・ファインズ」教皇選挙 ターコイズさんの映画レビュー(感想・評価)
見どころは狼狽するレイフ・ファインズ
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狼狽するレイフ・ファインズと、コンクラーベの混乱を楽しむ作品。
世界最古の家父長制と言われるように、甲斐甲斐しく働くシスターアグネスなどシスターたちはカトリック教会のヒエラルキーから除外されているようにみえる。宗教×慣習という二つの重しを取り払うことは難しいのだろうがそれにしても外野からみれば歪な構図にしかみえない。
コンクラーベは遅々として決着がつかず困惑するローレンス枢機卿を嘲笑うかのように次々とトラブルが彼を襲う。結末というかローレンスが最後に知ることになる事実はなかなかの衝撃だったけど、全て教皇の狙い通りとするには、あの胸を打つスピーチは自然な流れだからこそ心を掴んだような気もする。それも含めて、材料は与えたからどうなるかと一番楽しんでいたのは前教皇なのかもしれない。
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ノーキッキングさんのコメント
2025年4月13日
亡き教皇の部屋に忍び込んで嗚咽したのは愛だろうか。途中、色気(欲)を出して、天上のガレキを浴びせられてしまい、やはり前教皇のお気に入りはベニテスと亀だったと得心したローレンスでした。
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