「期待していたモノとは違った(面白かったけど)」教皇選挙 南野コミチさんの映画レビュー(感想・評価)
期待していたモノとは違った(面白かったけど)
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コンクラーベを舞台にした陰謀渦巻く政治劇や、もしくはミステリーを期待していたのですが、そういうのではなかったです。
いわゆるキリスト教的な価値観をあまり持たない大多数の日本人にとっては、おそらく(物語上の)敵対者となるテデスコ枢機卿の言い分や立ち位置の方が『リベラル』とされている主人公たちの立場よりは共感できるのではないかと思います。
結末に関して、これはキリスト教文化圏の方達がどのように受け止めるのか正直、私にはわかりませんでした。
もし、たとえばこれと同じようなことがたとえば日本の皇室で起きたとしたら、それこそ歴史的大問題に発展することは確実なので、
この結末が『善き事』なのか『悪い事』なのか、どちらとして描かれているのか、教養のない私には一度では読み取れませんでした。
順当にいけば主人公が時期教皇に選出されていたのを『異教徒』の自爆によって邪魔され、覆された、と考えればバッドエンドのようにも思えますし、
「これでいいんだ」的なハッピーエンドのようにも捉えられなくはないなと思います。
とりあえず(皆、同じ服を着ていて顔と名前が一致しないということもあって)一度見るだけでは理解しきれない映画でした。
二回目観たら感想も変わるかもしれません。
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