「今が旬の映画」アプレンティス ドナルド・トランプの創り方 町谷東光さんの映画レビュー(感想・評価)
今が旬の映画
ついこの間、日米首脳会談があったばかり。トランプは、「ありがたいこと」に日本に無理難題を突き付けてこなかった。
その彼の若き日の姿を再現しているのだが、のし上がるまでに彼もそれなりに泥水をすする生活をしていたのがわかって面白かった。
邦題サブタイトルに、「創り方」とあるとおり、彼がどうやって人格形成されていったのか、その一端もわかるだろう。
日本はアメリカに大敗しながら、戦後はかなり接近、一瞬でも経済的にその上に立つこともあった、と思う。
しかし、今も今後もそんなことはあり得ないだろう。
ますます、米国の属国化する。
その意味では、少なくとも今後4年近くは彼が生きている限り、付き合わねばならない。ドナルド・トランプの精神性を知るためにも、見ておいて損はない映画だ。
ただ、純粋に映画として評価するなら★2つの駄作に近いと思う。
主演の俳優は適役でよいが、妻役の女優はゴージャス感が薄く、セクシーさにも欠けて不適だったと思う。
表題に書いた通り、「旬」であることから★2つ分おまけしておく。
封切りから3週間以上たっているが、上映回数、館数が少ないこともあってか東京都心のシネコンはそこそこ7割近い入りであった。
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