「「守ってなんかいない!」」動物界 ロックウッドさんの映画レビュー(感想・評価)
「守ってなんかいない!」
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ポスターのビジュアルに惹かれて観に行った。
奇病による"新生物"というテーマだけど、
根底にあるのは「愛とは?」みたいな話かもと感じた。
緊迫感が常に漂う中で端々から感じる温かさは、
きっとそれが理由なのかもしれない。
歪であり素敵とも感じる父子の関係が印象的だった。
小言のなかに矛盾が多いのは親あるあるかも笑
お父さんは「守りたい」「一緒に暮らしたい」、
エミールは「真の理解」を求めてたと思う。
父に"ケダモノ"と呼ばれたフィクスを助けることで自分でも変異していく自分を受け入れられたのかもしれない。
最後は、お父さんも「本人の幸せ」を最優先して、お互い幸せそうな顔だったなぁ
でもこれって割と親子であるかも。
安全な道を歩ませたい親と、それによってありのままの自分を出せない子ども。
本人を信じて解き放つ勇気って大変だろうけど、きっと必要なことなんだろうな。
はたから見たら獣だし、
身内にとっては家族だし、
被害が出ればケダモノだし。
自分がなったら?とか色々考えた。
終わってから、
・新生物同士捕食関係になったりするのかな?
・日本だとニホンザルとかその地域特有の変異があるのかな?(もし北国で南国の動物に変異したら大変…)
・体が完全に動物寄りになったらオリジナルの同種と共存できるのかな?
とか、その後の世界がどうなっていくのかシンプルに気になった。
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